映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (136) 橋本 力さん

2016年11月14日 | 日記
     

    

    今月東京で開かれた「大映OB会」で久しぶりに橋本力さんに会いました。正直、白髪の
    好々爺になったなーがオフ会での印象です。
    私はプロ野球時代にも俳優転身後も会っていますが、今回のオフ会では立ち話をしたの
    に、うっかりツーショットを撮り損ないました。

    日本の戦国時代に民衆が虐げられると、普段は穏やかな表情の村の守護神が、怒って
    巨大化し悪を倒すという京都撮影所作品「大魔神」(監督・安田公義)「大魔神怒る」(監督
    ・三隅研次)「大魔神逆襲」(監督・森一生)の3作が昭和41年(1966)に製作されました。
    この映画を見た観客が大魔神のギョロギョロした目は誰なのか?を話題にしましたが、そ
    の鋭い目と大魔神のアクションを演じたのは橋本力さんで、彼の眼力は語り草になってい
    ます。

    北海道出身の彼は、もともとプロ野球・毎日オリオンズから大毎オリオンズに1959年まで
    在籍した外野手で、不運の怪我もあって引退します。選手を可愛がっていたオーナーの
    永田社長の肝煎りで1960年に大映京都専属の俳優に転身し、その風貌をうまく生かして
    「一刀斎は背番6」など多くの作品に出演しています。
    大映後は勝プロに所属、香港映画では敵役として出演するなど活躍しました。昭和60年
    (1985)に永田雅一氏の死去を彼なりの区切りとし俳優業を引退しています。
    昭和8年(1933)生れの橋本力さんは現在83歳、まだまた元気とお見受けしました。

    

     






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南美川洋子さんを囲んでのオフ会

2016年11月12日 | 日記
  

     

    今月初めの上京では、大映OB会をはじめ、貴重な会に参加することが出来て、とても
    有意義だったと一人で頷いています。
    西新宿の中華料理店で行われた「南美川洋子を囲む懇親会」には、はるばる新潟や
    福島から駆けつけてくださった方を含め、とても懐かしくも実に楽しいオフ会になりま
    した。改めてご出席の皆様に厚くお礼申し上げます。
    皆さんは私が舌を巻くほど大映の旧作についてご存知であり、大映末期に突如姿を
    消した南美川洋子さんを囲んでの会話が弾みました。
    皆さんの熱心さも私にとっては一種の驚きですが、南美川さんが出席者の一人一人
    に事前に書いたメッセージとクッキーを用意していたことで、資質があるのに惜しまれ
    て引退した彼女の人となりに接しました。このオフ会について寄せられた、南美川洋子
    さんのメッセージを改めてご紹介します。

    (↓ 南美川洋子さんからのメッセージ)
     皆様、本当に温かく迎えてくださいまして嬉しかったです。
     そして、お一人お一人がものすご〜く優しくてピュアで私は本当に幸せです。
     遠くから、お忙しい中、オシャレをして、駆けつけてくださって嬉しいです。
     中島さんも完全でないお身体なのに、長い時間を全部一緒に動いて下さり、すごく
     お疲れになったと思います。有難うございました。今後とも、皆様からの励ましや応
     援をいただけたなら、私、頑張れます!!! よろしくお願いいたします。

   






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楽しかった旅の一コマ (115) ドン・キホーテに会いたくて

2016年11月11日 | 日記
 

     

    マドリッドはスペインの首都で人口約326万人の都市です。9世紀頃の首都だったトレド
    を守るための砦があった場所こそマドリッドです。その後にフェリペ2世がマドリッドを首
    都とし、それから改めて繁栄の時代が始まりました。

    マドリッドはバルセロナに比べて一見、地味で平凡な感じがしますが、私が特に見たい
    と思っていたのが「王宮」「スペイン広場」「プラド美術館」「エル・エスコリアル」で、勿論
    全部見学しました。
    「スペイン広場」はマドリッドを東西に貫く大通りグラン・ビアの始点にあたる西の端に位
    置する公園です。この公園は「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスの没後300年を記念
    して建てられたもので、公園の中央に建っている記念碑と足元には「ドン・キホーテとサ
    ンチョ・パンサ」の銅像があります。
    歳をとっても希望と夢を持ち続けたドン・キホーテ大好き人間の私は銅像の前で大はし
    ゃぎでした。

    

    


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大映会その他いろいろ。

2016年11月10日 | 日記
 

     

    今回の上京は、2年ぶりに開かれた「大映OB会」の出席目的でしたが、もと大映テレビ
    安倍社長(現・最高顧問)と特に時間を割いて懇談したこと、日刊ゲンダイさんによる南美
    川洋子さんの取材に立ち合い、引き続き南美川洋子さんのオフ会に同席し、その足で帰
    福しました。

    昨年来お会いしていない池島ゆたか監督ニ、と何とか時間を割いていただきお会いしたか
    ったのですが、その時間さえ無かったくらいでした。(池島監督ごめんなさい)
    実は安倍社長と私はお互い管理職前に大映労働組合の委員をやった仲。私たちに加え
    て紺野ユカ・南美川洋子の二人も加わり、貴重な食事会でした。
    大映倒産時前後の話、大映テレビがどうして生き残れたのか、「ガードマン」や「赤シリー
    ズ」などヒットを飛ばすことが出来たのか、私が知らなかった事実も結構あって、懐かしい
    ばかりでなく貴重なひと時でもありました。この続きは来年に私が住んでいる福岡でやる
    ことにしています。

    日刊ゲンダイさんによる南美川洋子さんの取材は、その資質と将来性を期待されながら
    突然消えた彼女が、その後いままでどうしていたのか、これから何をしようと考えているの
    かが取材の柱だったようで、いい雰囲気の取材現場でした。掲載日が楽しみです。
    オフ会の模様はまた改めてお伝えします。

      

    





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映画 「湯を沸かすほどの熱い愛」

2016年11月09日 | 日記
   

    自主映画「チチを撮りに」でひろしま映像展グランプリなど七つ賞を獲り話題になった
    中野量太監督の商業映画デビュー作です。
    持ち前の明るさと強さで娘を育てている主人公の双葉は、突然の余命宣告を受けてし
    まいますが、そんな残酷な現実を受け入れ、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行
    して行きます。
    そんな全てを包みこむ優しさと強さを持つ双葉役を宮沢りえ、娘役を杉咲花が演じるほ
    か、夫役のオダギリジョー、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎らが脇を固めています。

    宮沢りえの「紙の月」以来となる映画主演作ですが、この作品の見どころの一つは彼女
    と杉咲花の強烈な演技です。オダギリジョーも中々いいです。

    本来は悲劇なのですが、逆に笑いを誘う場面なども多く、中野監督は商業作品の初監
    督とは思えない力量を見せてくれます。キメの細かい演出のもと、俳優の使い方が上
    手いとも言えます。
    辛口を添えますと、前半は特に上手いと思いますが、後半は無駄な挿話やシーンが一
    寸ばかり気になりましたし、いくら綺麗でも主人公の死に顔は不要と思いましたが、皆さ
    んはどう思われるでしょうか。
    新人が本を書いてこれだけの作品を撮る、これに強い競争心を燃やす若手監督の出現
    を心待ちします。





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