

ある1通の手紙をきっかけに、70年前の記憶と手紙を頼りに家族を殺したナチスへの
復讐の旅に出る男の姿を描くサスペンス・ミステリーです。
その主人公は最愛の妻の死も覚えていられないほど、もの忘れがひどくなった90歳の
ゼブ。監督は「白い沈黙」に続くアトム・エゴヤンです。
主人公ゼブには「人生はビギナーズ」で史上最高齢のアカデミー助演男優賞に輝いた
クリストファー・プラマーが演じ、マーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツらベテラン俳優陣
が顔を揃えた演技は渋く中々見ものではあります。
今なお続くアウシュビッツ強制収容所の糾弾・解明と、90歳の認知症問題を組み合わ
せたことに私は少しばかり違和感というか疑問を持っています。最近は体調を崩してい
るせいもあり、始まってすぐ眠たくて眠たくて、ついうとうとして意識がはっきりしたのはラ
スト近くで、その辺りから俄然面白くなっていて、寝落ちしたことを少々悔やみました。
どんでん返しがあって終わるのですが、もっと前半の脚本を練り込んで、興味深く展開
していく方策があったような気がします。
「ご連絡」
東京で開催される大映OB会に出席のため上京します。誠に申し訳ありませんが、
明2日~5日まで、ブログをお休みさせていただきます。楽しい話題を持ち帰って
アップしますので、宜しくお願いいたします。(中島けん)
こちらは、かなり冷えて参りました。
ご体調に留意されますようお願いします。
クリストファー プラマーというと
むかし観た「サウンド オブ ミュージック」を思い出します。
ほんとに急に寒くなりました。お互い健康に留意しましょうね。
この作品のクリストファー プラマー渋いですよ。周辺は撮影中に
倒れたりすると大変だと、かなり気を使ったようです。
最後はかなりのサプライズでした。クリストファー・プラマーが「I remember」と言い残しますが、タイトルの「Remember」は映画のテーマを覚えていて欲しい、語り継いで欲しい、忘れないで欲しいと言っているのかなとも思いました。
レビューはいつも楽しみにしています。
時節柄、お体にはお気を付けください。
暫くお休みをいただき、申し訳ありません。
来週からまた頑張ってアップして行きますので、宜しくお付き合いください。
それにしても作品の質が、極端にひらいてきた昨今ですね。