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65歳になったシルベスター・スタローンですが、近作の「エクスペンダブルズ」
などのヒットで息を吹き返し、ウォルター・ヒル監督とタッグを組んだアクション
映画です。
このコンビだったらと少しは期待したし、面白かったら拾い物と思って見ました。
ニューオリンズの裏社会で、その名を轟かせるジミー(シルヴェスター・スタロ
ーン)はもと海兵隊員で、逮捕歴26回、有罪2回と、修羅場をくぐり抜けてきた
殺し屋です。
彼は殺された相棒の復讐をしようと奔走していたが、やむを得ない状況から刑
事テイラー(サン・カン)と手を組むことになります。
言葉よりも弾丸で全てを解決しようとするジミーと法と刑事の職務を順守するテ
イラーは、衝突を繰り返しながらも奇妙な絆が生まれて行きます。
やがて、そんな彼らの前には警察・マフィアと、冷酷非道な殺し屋キーガン(ジェ
イソン・モモア)が立ちはだかり・・・。
スタローンの身体はとても65歳には見えませんが、それでもやはり歳を取った
なーと思いながら見始めました。それこそ、昔の名前で出ていますの感じは否
めません。
物語に特に新味はありませんが、アクション物としてそれなりに纏まっているし
ラストの対決は結構見せてくれます。
刑事役が韓国人という設定ですが、特に韓国人でなければならないと思うもの
の、それは面白い組合わせではあります。脚本を練りこめば、もっと面白くなっ
たとも思いますよ。
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「リアル~完全なる首長竜の日~」の原作は、第9回「このミステリーがすご
い!」大賞を受賞した乾緑郎の小説を映画化したもので、原作の面白さがどこ
まで出せるのかを期待して見ました。
幼なじみで恋人同士の浩市(佐藤健)と淳美(綾瀬はるか)でしたが、漫画家だっ
た淳美は1年前に自殺未遂で昏睡状態に陥っています。
浩市は淳美を目覚めさせるため、「センシング」という最新医療技術を利用し、
彼女の脳内に入り込み、彼女がどうして自殺を図ったのかを探り意識回復を図
ります。
センシング中に出会った淳美は、浩市に「首長竜の絵を探してきてほしい」と答
えるばかり。浩市はその絵を探しながら淳美との対話を続けますが、センシング
を繰り返すうちに、浩市は見覚えのない少年の幻覚が現われるようになります。
そして15年前に、浩市と淳美が封印したある事件が浮かび上がってくるのでした。
原作は活字の世界を想像して読みますから面白いのであって、映像化は結果的
に失敗ですし、特に映像は立派でも首長竜のくだりは失敗だったと思います。
他人の意識の中に潜り込むという設定は面白いのですが、上手く表現出来てい
ません。
結論から先に言いますが、失敗作であり、稚拙な脚色と一人よがりの監督がその
原因です。
更にこの監督は俳優の使い方があまり上手くないようで、主演の二人もそうです
が、中谷美紀や小泉今日子も生かされているとは思えません。残念です。
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