

1986年から一年間「別冊マーガレット」に連載され、単行本は全4巻で累計700万
部を突破した紡木たくの伝説的少女コミックを実写映画化した作品です。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレイクした能年玲奈の映画初主演です。
幼い頃に父親を亡くした14歳の和希(能年玲奈)は、母親が嫌々結婚した相手との
子供であることに胸を痛めています。
ある日和希は、親友のえりに誘われて行った夜の湘南で、不良暴走チームNights
の春山(登坂広臣)と出会い、彼の世界に居場所を求めるようになるのでした。
次第に春山への思いを募らせていく和希でしたが、Nightsのリーダーとなった春山
は、敵対するチームとの抗争に二人とも巻き込まれて行きます・・・。
監督は「ソニン」「僕等がいた」の三木孝浩、脚本は「僕等がいた」「カノジョは嘘を愛
しすぎてる」の吉田智子。和希がひかれる不良少年・春山洋志役は、映画初出演と
なる「三代目J Soul Brothers」の登坂広臣が抜擢され、主題歌には、尾崎豊の名曲
「OH MY LITTLE GIRL」が使用されています。
まず能年玲奈の出来ですが、さすが期待の大型新人だけあって、映画の出来と切
り離して言いますが、益々将来が楽しみな女優であることを確認します。
問題は作品の中身であって、如何に原作が往年の名作コミックであろうと、発表時
から30年近く経っている訳ですから、どうしても色々な面で食い違うのは当たり前
で、脚本はもっと思い切って現代にアレンジするべきだったと思います。
加えて演出も行き当たりバッタリな場面が多くあります。テレビドラマのようにアップ
が異常に多かったり、ナレーションにも頼り過ぎでスムースさに欠けます。それでも
前述のように能年玲奈がいいので、彼女の次回作に期待します。
雨の多いむし暑い日が続いてますが、お元気でしょうか。この映画、暴走族が完全な悪となってしまった現代では、描きにくいところありますね。昔の不良、暴走族に憧れる思春期の設定が現代社会では成り立たなくなってしまってます。能年さん、可愛い!一途で、透明感あって、この映画の中では成功してました。あまちゃんの天然もいいけれど、繊細なこんな少女役によかったです。
ミクシィいつも拝見しています。お元気そうで何よりです。
「ホットロード」について、貴女と私の感想は一致しているようで、
私も能年の将来性を大いに買っています。
全国的に不順な天候が続きますが、どうか健康に留意されます
ように・・・。