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↑ 「おとうと」の一場面、岸恵子さんと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a3/07073ae4dc72c6e0bf38ac4c2fbbb975.jpg)
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川口 浩。この名前も大映の俳優として忘れられない一人です。
私は撮影所で会ったほか、このブログにも書きましたが、福岡大映のオープン
イベントで来福してくれ、意外?に上手い歌を披露してくれたりしました。
このイベントは、市川雷蔵・山本富士子の踊りをメインに構成したのですが、嫌
な顔一つもせず、前座を務めてくれたのに感心した思い出があります。
正直、デビュー当時は、世間知らずのお坊ちゃん育ちで、やんちゃな若者と想
像していたのですが、とても真面目で真摯な青年・・・という認識に変わったのは
間もなくでした。
彼のお父さんは作家で大映の専務でもあった川口松太郎、お母さんは三益愛子、
奥さんは好きで好きで一緒になった女優・野添ひとみ。弟は俳優だった川口恒、
川口厚、妹は一時女優をやっていた川口晶(現・陶芸家の国重晶)という芸能一
家でした。
高校を中退して俳優座研究所を経て大映に入ったのが昭和31年(1956)で、「裁
かれる十代」がデビュー作品です。そして「処刑の部屋」で初主演、「永すぎた春」
「くちづけ」「巨人と玩具」「妻は告白する」「おとうと」など数々の佳作・話題作に出
演、大映での出演本数は60本を越します。
昭和37年には実業家に転身したいとして大映を退社、不動産業などで活躍をみ
せましたが、昭和42年(1967)に芸能界に復帰、テレビを中心に「川口浩探検隊」
などで活躍したのを覚えておられる方も多いと思います。
昭和57年(1982)にお母さんの三益愛子を癌で、昭和58年に娘の一人を亡くし、
昭和60年(1985)にはお父さんの松太郎も癌で亡くなり、本人も癌で昭和62年11
月に51歳で死去したものです。更に最愛の奥さんだった野添ひとみも平成7年に
癌で死去、弟・厚も平成20年に亡くなという川口家では不幸が相次ぎました。
川口浩、生きていたら78歳です。
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↑ 愛妻・野添ひとみさんと
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↑ 福岡大映でのイベント時、壁側一番左が川口
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↑ 豊島区雑ケ谷霊園です。墓名に元とあるのが野添ひとみの本名
今日も蒸し暑い日でしたね。
川口浩さんは、先日「女経」を観て初めて知りました。
女経は三話のオムニバスで、第一話の若尾文子さんと共演されてました。
田宮さんはちょろっとしか出てなかったですが(笑)若尾さんがびっくりするくらい美しかったです。
川口さんは役柄でも、おぼっちゃまでしたが、実際もおぼっちゃんだったんですか。
川口さんは、親類が次々と亡くなられた不運な方だったようですが、
大映でもたくさん活躍されたんですね。
女優さんは、今でもお元気な方はたくさんおられますが、男優さんは少ないですね。
やはりタバコとお酒かな、と思ってしまいました。
この時代の映画を観てまず驚いたのが、みなさん本当によくタバコを吸うシーンがあると思ったことです。
現在ほど、禁煙ブームではなかったでしょうし、やはりタバコを吸うしぐさは格好いいですもんね。
それと、ロビーカード?に「総天然色」といつも書かれてるので、
「総天然色ってなあに?」と思って調べたら、カラーのことだったんですね。
色んな発見があって楽しいですよ(*´∇`*)
いつも有難うございます。
元気なのは女優さんばかり・・・と思うほど、男優さんが逝きます。
寂しい限りですが、若尾ちゃんはじめ女性群が元気なので、
それは喜ばしいことだと思い直しています。
昔は白黒が主で、カラー作品のことを総天然色と言っていたのですよ。
でもあまりにも古臭い表現なので、各映画会社が相談してカラー作品に
統一したものです。
太陽族的な不良のイメージがあったんですが、
川口松太郎さん、三益愛子さんの息子だけあって、
真面目な青年だったんですね。
前座にも、快く務めてくれるという話も、
川口さんの育ちの良さを感じます。
けんさんから、俳優さん、女優さんの人柄を聞いて、
それを思い浮かべながら映画を観ると、
楽しみがひとつ増えます。
この前、聞いた万里昌代さんの人柄と
『婦系図』のお蔦役で、
すっかり万里さんになってしまいました。(笑)
× すっかり万里さんになってしまいました
○ すっかり万里さんファンになってしまいました
すみません。
人は見かけによらず・・・と言いますが、俳優さんにも当てはまると思います。
逆の人もいますけどね。(笑)
万里さん、私もファンの一人です。宜しくです。