映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「勝手にふるえてろ」

2018年01月25日 | 日記

   

    芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を映画化したもので、恋愛経験のない主人公のOL
    が二っの恋に悩み暴走する様を、松岡茉優の映画初主演で描くコメディです。
    OLのヨシカは会社で同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテ
    ンションがあがりますがいまいち乗り切れず、中学時代から好きだった同級生の「一」
    への思いもいまだに引きずり続けていたのです。
    一方的な脳内の片思いとリアルな恋愛の同時進行に、恋愛ド素人のヨシカは「私には
    彼氏が2人いる」と彼女なりに頭を悩ませます。そんな中で「一目でいいから、今のイチ
    に会って前のめりに死んでいこう」という奇妙な動機から、かってない行動力を見せま
    すが……。監督は「でーれーガールズ」の大九明子。「一」役にDISHの北村匠海、「二」
    役は黒猫チェルシーの渡辺大地でエンディングに流れる主題歌は彼が歌っています。
    2017年・第30回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されて観客賞を受賞した
    作品です。
   
    原作、脚本、監督、プデュサー、撮影がオール女性というのが話題の一つですが、女性
    監督が少々風変りな演出を見せます。それが新鮮味ありと言われる根源かも知れませ
    んが、女性スタッフだという特徴は全体として見出せませんし、ストーリーも特に新鮮味
    を感じません。それでも引き立つのは松岡茉優の熱演でしょうし、初主演の合格点を進
    呈です。男2人が物語上で重要なのですが、こんな男に女性が惹かれる筈がないくらい
    印象がよくありません。巷間ではベストテン入りの声も高いのですが、多すぎるセリフ、ア
    ップの多用など辟易する点も多く、私的にはあまり好きな作品ではないので辛口になった
    のかも知れませんね、ご免なさい。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本舞踊泉流の「花泉会初舞会」 | トップ | 楽しい仲間の会 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事