原作の「グレート・ギャッビー」はアメリカの作家F・スコット・フィッツジェラルド
が1925年に出版され、現在はアメリカ文学を代表する作品の一つと評価され
ているものです。
私はこの原作が好きですし、今回はギャッビー役のレオナルド・ディカプリォが、
俳優として一番油の乗り切った時期の彼なので、とても期待して見ました。
物語の舞台は1920年代のニューヨークのロングアイランドです。
まるで宮殿のような豪邸に暮らし、素性も仕事も謎めいた大富豪のジェイ・ギャ
ツビー(レオナルド・ディカプリオ)は、毎夜のように豪華絢爛なパーティを開いて
います。
そんなある日、ギャツビーは、隣に引越して来た青年ニック(トビー・マグワイア)
に自らの生い立ちを語り始めますが、ニックはギャツビーが何か隠していると直
感するのでした。
やがてギャツビーは再会した上流階級夫人のデイジー(キャリー・マリガン)に何
故かどんどん近づいて行きます・・・。
監督は「ロミオ+ジュリエット」でディカプリオと組んだバズ・ラーマン監督のコン
ビです。
今回の映画化は5度目で、何れも原題の“The Great Gatsby”で公開されてい
ますが、日本では下記の題名です。
「或る男の一生」 (1926年、主演:ワーナー・バクスター)
「暗黒街の巨頭」 (1949年、主演:アラン・ラッド)
「華麗なるギャツビー」(1974年、主演:ロバート・レッドフォード)
「華麗なるギャツビー」(2000年、主演:トビー・スティーヴンス)
「華麗なるギャツビー」(2013年、主演:レオナルド・ディカプリオ)
私は3作目からしか見ていませんが、原作に一番近いのは2000年の作品だと
思います。
今回は原作に新たな解釈を加え、豪華で煌びやかな世界観を映像化していて、
セットや衣装・装飾も豪華絢爛だし、とにかく色彩設計が素晴らしいです。
それに予想通りディカプリオが実にいいし、今この役は彼しか出来ないのではと
思う程の出来ではあります。
絢爛豪華な生活やパーティは、彼女に自分の存在を見つけてもらうための道具
立てなのですが、その相手の女性が一体誰だろうと誰しも気になるくらい重要な
役です。
その相手がキャリー・マリガンなので、何かピッタリしないのが残念なのです。
彼女は上手い女優さんだし、私も好感を持つ人ですが、これだけのことをさせる
張本人役には柄として向かなかったということです。
禁酒時代のアメリカで、酒の密輸に手を染め、若くして莫大な富を得ているあた
りが、はっきりしないし、バカ騒ぎをする男の狙いとか考え方も描き足りず、ゴー
ジャスな部分を楽しめばそれでいいではないかの声もありますが、プラス・マイ
ナスで差し引き普通の出来になってしまったと思う作品です。それでも好きな1
本に加えたい気持ちの私です。
ディカプリオは多分非常に演技がうまいのだと思います。自閉症の役の「ギルバート・グレープ」をみて、甥っ子と寸分違わぬ演技に舌をまきました。
あまり音は大きくないですか?万全の準備をして行きたいと思っています。
原作とは少し離れていますが、お薦めしますので是非ご覧ください。
ガンガン音を出すのはT・J、次がキャナル。天神TOHOと大洋は音量に気を使っていますよ。
どういたしまして・・・。
感想お待ちしています。
キャリー・マリガンは大好きな女優さんですが、なるほど、ご指摘の通り、少し役不足だったかも。というか、童顔なので、どうしても庶民的になってしまうのですね。上流社会の婦人に見えにくい・・・ですね。まして、髪がショートではと。ただ、デカプリオの名演で無常感は出ており、何よりニックとの友情は心あたたまりました。出自を問う作品は多いけれど、やはり、この作品、深くいいです。そして、映像化はいろいろと欠点ありましたが、わたしも好きな作品でした。
パーティーの映像、豪華で楽しめましたねぇ~!
原作も以前の作品も見てないので、何も予習無しでした。
結構切ない物語なのですね。
でも、ラストは良いほうにも悲しいほうとれますよね…
デカプリオ、歳を重ねるごとにステキになりますね!けんさんの言う通り アブラののりきった頃なのでしょうね。
身長のスラッと高いブラックのドレスの女優さんの方が (名前が分からないんですが…) 作品にはピッタリで、キャリー マリガンよりもステキに見えました…(キャリーマリガン ファンのけんさん ゴメンなさい…)
やっぱり映画館では、こういう華やかで気持ちがワクワクする映像を見れると嬉しいです!
この作品は、好みと評価が貴女とマッチしたようです。(笑)
原作の素晴らしさに助けられているところが多いのですが、
第一に脚本、第二に監督、第三が役者でなければならないのに、
これば役者が第1になっていますね。
何回も来てください、嬉しいし大歓迎です。
脚本が良ければ、もっと素敵な作品になっているのでしょうが、少々残念です。
最近は洋画も邦画も薄っぺらな作品が多いので悲しんでる私ですが、
この程度の作品が続けば、私も息を吹き返す気持ちです。
長男がディカプリオに似ているといわれて、彼の作品は観に行きたくなるのです。
素晴らしい役者さんになられましたが、けんさんのおっしゃる通りで作品が、、、残念ですが、感動とは程遠くて
けんさんのブログ、毎日楽しみです。
若尾さんの可愛らしさ、船越さんの花輪が、中島源太郎さんの大臣就任パーティーで飾られてあり、どうしてかしらと思いましたが、納得です。
素敵なお父様をお持ちの船越さん、息子の行く居酒屋さんに時々来られるとか、、
原作がいいので、中々その味を出すのは大変ですが、ディカプリォの熱演もあって、
まあまあの出来だと思います。
雷蔵さんの7/20日の会は撮影所で開かれますが、当初は叶順子の出席で進められていたようです。
結果は他の人に替わりましたが、叶が出てくれば彼女の転機になると期待していました。残念です。