この作品は「60セカンズ」から11年ぶりにドミニク・セナ監督と
ニコラス・ケイジがタッグを組んだ最新作です。
14世紀、十字軍の騎士ベイメン(ニコラス・ケイジ)とフェルソン
(ロン・パールマン)は、キリストの名のもとに激しい戦闘を繰り返
していたのですが、遠征と殺戮の日々に疑問を持った二人は、掟
を破り十字軍を抜け出します。
巷には伝染病が蔓延し、大変な状態の中で二人はある町で脱走
者として捕らえられ、枢機卿から二人を釈放する条件に「捕らえて
いる女を人里離れた修道院へ運び、魔女裁判にかけよ」と命じられ
ます。
魔女は世を荒廃させる疫病の根源だと考えられていたのです。
女を護送する旅は二人に、神父・腕利きの騎士・若き侍者が加わり、
険しい道を知っている詐欺師が案内人となるのですが、行く手を阻む
かのように不可思議な事が連続して起こります。
それは魔女の仕業か?女は果たして魔女なのか?危険にさらされて
行くなかで、彼らの前に巨大な"悪"が姿を現します・・・。
VFXを使って上手く中世を再現した風景は中々のものですが、肝心な
物語に新味や意外性が無く、所詮はBクラスのアクション・アドベン
チャーとしか言えません。
更に一番の問題はニコラス・ケイジです。
彼の年齢的なものに加えて、作品的にも一種の壁にぶち当たっている
ように見受けられ、心配なのですが・・・。
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