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この映画のあまりにも大胆な物語設定が製作前から話題となったり、世界
各国の映画ファンやSFマニアから出資を募ったら約1億円のカンパが集ま
ったとかの話題も重なったフィンランド・ドイツ・オーストラリアの合作です。
ベルリン国際映画祭でプレミア上映もされたというSFアクションで、私も期
待していた1本でした。
2018年にアメリカの探査船が46年ぶりに月面着陸をするところからこの映
画は始まります。
飛行士たちが船外活動をしていて月の裏側に巨大都市を発見、これこそ70
年前の第2次世界大戦後、完全敗北したと思われたナチス第三帝国の一部
のエリートが連合軍の追跡を逃れ、密かに月へと逃亡。月の裏側に秘密基
地を作り、復讐の機会をうかがっていたのです。
そして遂にナチスはUFOの大群を率いて地球侵略を始めます・・・。
監督は「スターレック 皇帝の侵略」のティモ・ヴオレンソラで、ユリア・ディー
ツェ、ゲッツ・オットーなどの出演です。
つい先ごろ公開された「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」のように、
またしてもオバカ映画かと思う人も多いでしょうが、こちらは荒唐無稽なお話
ではあるものの、とても風刺が効いていて面白い出来です。
いつものようにこの作品の評価も賛否両論が真っ二つに分れていますが、私
は好きな作品です。
特撮部分はまあ普通の出来ですが、着想の面白さと過去の映画へのオマー
ジュ部分が微笑ましく、楽しく見終わりました。
( 9/28 TOHOシネマズソラリア 初日 9:45の回 13人)
古今東西の名画や話題作、SF映画やアニメをゴッタ煮状態で予備知識として観てから、この作品を鑑賞した方が後でニヤリと出来て更に満足度が高まる事でしょうね。(^。+;
日本版予告編のナレーションに永井一郎氏を起用しているのも日本の配給会社スタッフの心憎い演出ですね。
ご無沙汰しています。お変わりありませんか?
こんなに奇想天外な展開だと文句のつけようもなく、楽しい限りでした。
それにしても映画の企画困窮は邦・洋画ともに清国模様になってきましたね。