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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ダークナイト ライジング」

2012年07月30日 | 日記

    

     クリストファー・ノーラン監督による「バットマン ビギンズ」(2005年)続く第
     2作「ダークナイト」(2008年)から3年振りのシリーズ完結編です。
     ノーラン監督は今作と前作の間に「インセブション」を撮っています。
     特に前作「ダークナイト」は記録的な興行収入を上げた事、更に鬼気迫る
     悪役ジョーカーを演じたヒース・レジャーの死去で、もはや伝説となった映
     画と言っても構わないでしょう。
     もう描き尽くした内容だけに、ジョーカー以上のどんな悪党が出現するの
     か、そしてどのような展開をさせるのか、どんな終止符が打たれるのか、
     を期待して見ました。

     「ダークナイト」から8年が経ち、ゴッサム・シティに新たなる恐怖が出現、
     不気味なマスクをつけた残虐な殺し屋べイン(トム・ハーディー)が率いる一
     団です。
     悪に対抗するためバットマン=ダークナイトと呼ばれるブルース・ウェイン
     (クリスチャン・ベール)が再び立ち上がります。
     加えて謎に包まれた女怪盗キャットウーマンことセリーナ(アン・ハサウェイ)
     や、女性富豪ミランダ(マリオン・コティヤール)などがからんで来ますが、
     ブルースは脱出不能の地下牢獄に入れられてしまいます。
     果たしてバットマンはそこから脱出し、悪と対決出来るのか・・・。

     第1作は悪を滅ぼすダークナイトの誕生を、第2作は大悪党ジョーカーと大
     スケールまアクションが話題を呼びました。
     だから第3作目はどんな悪党が現われ、どんな壮絶な攻防戦が展開するの
     かがポイントです。

     ジョーカーには及びませんが、今回の悪党も中々なもので、アン・ハサウェイ
     の女怪盗が意外に面白い存在になります。
     ラストの展開も興味を引きましたが、やはり2作が出来過ぎるくらい面白かっ
     たので2作目で完結にしておけば良かったと私は思っています。
     アクション場面は今回も見せてくれますが、悪の展開が今まで同様になって
     しまい、もう少し新味が欲しかったところです。
     1~2部を見ていなくても判らせる工夫が足りないことと、私的には165分は、
     いくらなんでも長過ぎると思うので、もうチョイの残念作という判定です。
                     (7/28 TOHOシネマズ天神 初日 13:20の回 112人)


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