「ラスト サムライ」を撮り、「恋に落ちたシェイクスピア」ではアカデミー作品賞を獲っ
たエドワード・ズウィック監督の作品です。
実在した伝説の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの半生を映画化した伝
記ドラマで、お話の舞台はアメリカとソ連が冷戦下にあった1972年であることが、大
きな問題点になることにも注目したいと思います。主演は「スパイダーマン」シリーズ
のトビー・マグワイアを迎え、共演に「17歳の肖像」のピーター・サースガード、「ウル
ヴァリン:X-MEN ZERO」のリーブ・シュレイバーなどの名演技者が顔を揃えています。
私はチェスのルールをはじめ詳しいことは一切判らないで見ました。チェスが判る人
間だともっと面白いとは思うものの、ルールを知らずともその展開は結構面白かった
しハラハラしました。
主人公に扮したトビー・マグワイアの狂気の演技、対する相手のリーブ・シュレイバー
との演技合戦も見ものの一つです。ラストには主人公を突き放している演出は、もう少
し考えて軟着陸した方が良かったと思います。何か一つ物足らない感じなのです。
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