↑上はヴェローナの街の中心を流れるアディジェ川です。
ミラノから車で走ること約2時間半、ヴェローナに到着です。
ヴェローナは、イタリア共和国の西部にあるヴェローナ県の県都市で、その周
辺地域を含む人口約25万人です。
ベローナは古くから交通の要衝として繁栄していますが、12世紀あたりから都
市国家として商業と手工業が発達、13~14世紀はスカラ家の支配のもと黄金
時代を築いてきました。
その後はヴェネツイアの支配下に入り、ナポレオンの支配も受けてイタリア共和
国に統合された経過があります。
街の中心部には街の象徴になっている古代ローマ時代の円形競技場跡(アレ
ーナディ・ヴェローナ)があります。街中に中世の町並みがよく残っており、2000
年には「ヴェローナ市街」として世界遺産に登録されましたた。
ここで一番有名なのはシェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」の舞台とな
った街だということです。
1302年に、モンテッキ家とカプレーティ家の政治的対立の中で起きた若い男女
の悲劇は、実話に基づいてシェイクスピアが戯曲にしたとされています。
ロミオの家、ジュリエットの家は共に残っていて観光客が押寄せていますが、
ジュリエットの家の庭にあるジュリエットの銅像は、その右胸に触ると幸せにな
るという言い伝えがあり、銅像の右胸はピカピカに光っていました。勿論私もお
触りしましたよ。
街の中心を流れるアディジェ川を渡ると、古代ローマの劇場跡やサン・ピエトロ
城などに行けるのですが、どちらを向いても古色蒼然の街々で有名スポットの
山でした。
↑ ロミオの家(ジュリエットの家から歩いて約5分)
↑ ジュリエットの家、あのバルコニーも。
↑ 彼女の像前はいつも人だかり。
↑ 映画「ロミオとジュリエット」から