映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「モールス」

2011年08月07日 | 日記

   

     試写を見逃したので映画館で見ました。
     最初のシーンは、降り積もる雪の中を走ってくる警察車と救急車の遠景か
     ら始まりますが、このシーンからして見る気が溢れる作品です。
     そして雪が血に染まり・・・。
     80年代の静かな郊外の町で起こる恐怖の惨劇。恐ろしい物語なのですが、
     別の一面は美しいおとぎ話でもあります。

     この作品は去年公開され、世界中で60以上の映画賞に輝いたスウェーデン
     映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイク・ハリウッド版です。
     脚本・監督はマッド・リーヴスで、スウェーデン作品が好評なため、彼らと同
     レベルの子役を出演させないといけない・・・と、少女役には「キック・アス」
     のクロエ・グレース・モレッツ、少年役のオーディションを米・英・豪・ニュージ
     ランドで行ない、オーストラリア人のコディ・スミット=マクフィーが選ばれた
     もので、この配役は大成功だったと思います。
     (この男の子は、その後「ザ・ロード」にも出ています)

     私は去年見た「ぼくのエリ・・・」の印象があまりにも強烈で、しどうしても
     比較したくなるのですが、あれはあれ、これはこれで扱いたいと思うの
     です。
     製作関係の多くはこの手の比較だとか、過去の作品のシーンやショットが
     同じとか、パクリだとか言われるのを嫌います。
     だから私もこれはこれで感想を述べます。

     12歳の少女が吸血鬼というのに少しこだわりがあるのですが、細かいアラ
     探しは止めます。
     物語がリリカルでよく出来ていて二人をつい応援したくなるし、音響効果
     やCGもいいし、なんと言っても主役二人の配役が成功しているので結構
     面白く見ました。

コメント (2)
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