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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ゲーテの恋~君に捧ぐ『若きウェテルの悩み』~」

2011年08月22日 | 日記

 

     ヨハン・ヴォルフンガング・フォン・ゲーテは、ドイツが世界に誇る文豪で
     あり、小説家・劇作家・自然科学者・哲学者・政治家・法律家・・・と、いく
     つもの顔を持った天才と呼ばれた人物です。
     この映画はゲーテが18世紀の青春小説「若きウェテルの悩み」を書くキ
     ッカケとなった実体験を忠実に映画化したと言われています。

     若き日の彼が、共に生きられないなら死んでしまいたいと思いつめた恋人
     シャルロッテ。しかし彼女には婚約者がいたのです。
     恋に破れたゲーテはその痛みをペンにぶっつけて書き、それがヨーロッパ
     中で社会現象を起こした本こそ恋愛小説の金字塔として全世界で読み継
     がれる「若きウェテルの悩み」なのです。

     ゲーテと彼女の間に一体何があったのか?絶望のゲーテに再び生きる希
     望を与え、才能を開花させた恋の本当の結末とは?・・・、こんな内容です。

     監督は「アイガー北壁」のフィリップ・シュテルツェル。ゲーテ役はドイツ
     の若手俳優アレクサンダー・フェリングが悲劇的なシーンもコミカルなシーン
     もこなして熱演です。
     シャルロッテ役には長編劇映画発出演の新人ミリアム・シュタインが抜擢さ
     れています。
     もっと著名な女優を出演させるべきだったの声もありますが、この新人女優
     には画面から匂いが(いい意味)発散されるような雰囲気があって私は成功
     だったと思っています。

     私はもともとこの時代の西洋カツラ物はあまり好きではないのですが、真面
     目な作品で結構面白く見れるドイツ映画でした。 (10月29日公開)

コメント
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