勝地(かつち)ブログ

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vol.1476 求められているもの

2021年03月16日 18時52分00秒 | Weblog
今日も「勝地ブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。


昨日のこと。
「人が死なない防災を目指す」と題した日本防災情報学会長・片田敏孝氏の論稿コピーを会議に同席した知人からいただき、今日、読んだ。
昔の日本では、災害が起こったら八百万の神に手を合わせ、みんなで助け合った。災害は、人知の及ばないものだと。
しかし災害対策基本法ができた今は、災害は抗い(あらがい)きれるものだとして、行政対策をやっていけばリスクゼロになるが如くの発想がある。
だから、自分自身の考えで逃げるという発想が薄く、全て避難勧告の指示まちになっている。
また、逃げろと言われても、人として逃げられない無理からぬことに、どう対処していくのか。目の前の子どもや親族を助けにいって自分の命を落とすいたたまれない事例も。
人は人であるが故に危険と分かっていても心の気持ちに逆らえない、逃げられない。行政は自分の命を守れというが、当事者は自分でなく大切な人のことを思う。
この側面に着目した方策を考えなければならない。そこまでして初めて防災の実効性が上がる。
いい論稿を読ませてもらいました。


話変わって
コロナ感染症で学んだことは、どれほど気をつけていても感染する、2週間後には逝ってしまっているかもしれない、感染症とはそういうものだということ。
生老病死、命に限りがある中で、何に価値を求めて生きるのか。で、自分にとって価値のあるものは何なのか、が自分自身から問われている。
これは自分に求められているもの。

リーダーに求められているのは
アレするなコレするなというよりも、先ずはどこへ連れて行こうとしているのか、そのためには何が必要で、国民のことをこれだけ全力で守っていくというメッセージ。

経済成長は下げ止まり、超のつく高齢化と少子化、なのに、縮小モデルのまちづくり計画は垣間見えずどこ吹く風。そこにコロナ禍が被さる。

耳を澄ましても真っ当なビジョンは聞こえてこない。聞こえてくるのは忖度と保身。
自分の言葉で、どこへ向かって行こうとしているのか話すことによって、自分の考えがまとまったりより鍛えられるのに。

コロナ禍で学んだことは、危機管理下で学んだことは、中央地方問わずリーダー不在。
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