今日も「勝地ブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。
文化会館等建設基本構想素案に絡んで、図書館もつくるのか、要るのか、の話題が盛り上がっています。
今日も問われましたが、これからの図書館が備える機能というのは、蔵書を貸し出すだけという一昔前の機能とは大きく違って、様々な利用者利ニーズに応じてレファレンス機能を発揮するものでなければならない、つくるのなら当然そこを目指さなければいけないとの持論を話しました。
そこで、一昨年、私が政務活動費で先進地視察をしてきたときの報告書を以下にコピペします。理解のほんの一助になればと思います。
(※同時に新武雄病院も視察しましたが、このブログでは割愛しています)
(別紙)
平成27年8月11日
養父市議会議長 様
議員氏名 勝 地 恒 久㊞
研 修 成 果 報 告 書
養父市議会議員研修要項第7条の規定により、下記のとおり成果を報告します。
記
1 研修日時 平成27年8月4日(火)~8月5日(水)
2 研修場所 佐賀県伊万里市立花町4110-1
伊万里市民図書館
3 研修目的 伊万里市民図書館
目指している図書館の目標と現在の姿
4 研修成果
図書館が知識の涵養のみならず市民生活になくてはならない存在としてあることを学ぶことができ、地方創生拠点として在り続ける意義が確認できた。
以下に概略・写真を記す。
①伊万里市民図書館 館長 古瀬義孝氏
(66歳館長の前職は市職員。図書館建設準備室に職員として係り司書資格も取得。退職後、請われて館長に就任)
1)図書館の概要
開館 平成7年7月
敷地面積 7692㎢
延床面積 4374㎢
構造 鉄筋コンクリート平屋建(一部4階)
総事業費 23億6500万円
財源 地方債16億6200万円(まちづくり交付金70%補填)
積立金 6億5000万円
一般財源 5300万円
職員体制 18名 職員6(司書4)、嘱託司書8、臨時4 (他パート2)
蔵書収容能力(現在蔵書点数:39万点)
47万冊(1階開架:大人12万冊、YA8千冊、子ども3万9千冊)
(2階開架書庫10万冊、3階開架書庫:20万冊)
図書館システム 書誌情報=TRCマーク システム=富士通アイリス・フイエラ
予算関係 25年度当初予算:1億1200万円 資料費:1800万円
(図書館一年間の経費1億1482万円は、市民一人当たり2029円の税金を差し引いて、なお市民一人当たり17610円の利益を還元していると分析)
2)ライフテージごとの目標がとても素晴らしいと感じた図書館の姿です
・幼い子らには、いのちをはぐくむ絵本を
・成長期の子どもには、心の糧となる本を
・学ぶ若者には、知識欲を満足させる本を
・社会人には、生活や仕事に役に立つ本を
・お年寄りには、豊かな人生を振り返る本を
3)私が注目したレファレンスサービスの成果の一端です
○陶製万華鏡や万年筆の開発で起業の成功
→平成20年度「図書館で夢を実現しました大賞」を受賞
○家庭用小型風力・水力発電の開発や特許取得、起業化へ
→東日本大震災で問い合わせ殺到、県内で水力・風力事業化
4)情報は力、お金となる時代。だれもが平等に情報を入手でき地域間格差を失くす姿勢はいよいよ大事です
(情報化時代にあったデータベースの利用、電子出版に対応)
○ジャパンナレッジ・・・大百科事典、国史大辞典、東洋文庫、名所図解
○日経テレコム・・・過去30年分の新聞・雑誌記事、国内企業情報
○日本法令・・・全部の法規、判例などの検索
○ルーラル・・・農業関係情報
○国立国会図書館の歴史的音源・デジタル化資料送信サービスも利用可
5)図書館のミッション(使命)
すべての人の成長と成熟、自己実現を支える教育施設こそが図書館であり、図書館は人づくり・まちづくりを支えて成長する施設であると言い切っています。
養父市にあてはめたとき、地方創生の戦略事業として、周辺圏域10万人程度がこぞって集まる図書館を目指して、今、準備に取りかかることは意義のあることだと教えられました。 10年後、20年後にも生き残っているまちであるための未来への投資です。
(以上)
パブリックコメントも一つの手法ですが、時機を見計らって「図書館新設の是非を考える」のテーマで顔の見えるタウンミーティングすることも必要かと感じます。
※誤変換及び文章の瑕疵は後ほど推敲します。
文化会館等建設基本構想素案に絡んで、図書館もつくるのか、要るのか、の話題が盛り上がっています。
今日も問われましたが、これからの図書館が備える機能というのは、蔵書を貸し出すだけという一昔前の機能とは大きく違って、様々な利用者利ニーズに応じてレファレンス機能を発揮するものでなければならない、つくるのなら当然そこを目指さなければいけないとの持論を話しました。
そこで、一昨年、私が政務活動費で先進地視察をしてきたときの報告書を以下にコピペします。理解のほんの一助になればと思います。
(※同時に新武雄病院も視察しましたが、このブログでは割愛しています)
(別紙)
平成27年8月11日
養父市議会議長 様
議員氏名 勝 地 恒 久㊞
研 修 成 果 報 告 書
養父市議会議員研修要項第7条の規定により、下記のとおり成果を報告します。
記
1 研修日時 平成27年8月4日(火)~8月5日(水)
2 研修場所 佐賀県伊万里市立花町4110-1
伊万里市民図書館
3 研修目的 伊万里市民図書館
目指している図書館の目標と現在の姿
4 研修成果
図書館が知識の涵養のみならず市民生活になくてはならない存在としてあることを学ぶことができ、地方創生拠点として在り続ける意義が確認できた。
以下に概略・写真を記す。
①伊万里市民図書館 館長 古瀬義孝氏
(66歳館長の前職は市職員。図書館建設準備室に職員として係り司書資格も取得。退職後、請われて館長に就任)
1)図書館の概要
開館 平成7年7月
敷地面積 7692㎢
延床面積 4374㎢
構造 鉄筋コンクリート平屋建(一部4階)
総事業費 23億6500万円
財源 地方債16億6200万円(まちづくり交付金70%補填)
積立金 6億5000万円
一般財源 5300万円
職員体制 18名 職員6(司書4)、嘱託司書8、臨時4 (他パート2)
蔵書収容能力(現在蔵書点数:39万点)
47万冊(1階開架:大人12万冊、YA8千冊、子ども3万9千冊)
(2階開架書庫10万冊、3階開架書庫:20万冊)
図書館システム 書誌情報=TRCマーク システム=富士通アイリス・フイエラ
予算関係 25年度当初予算:1億1200万円 資料費:1800万円
(図書館一年間の経費1億1482万円は、市民一人当たり2029円の税金を差し引いて、なお市民一人当たり17610円の利益を還元していると分析)
2)ライフテージごとの目標がとても素晴らしいと感じた図書館の姿です
・幼い子らには、いのちをはぐくむ絵本を
・成長期の子どもには、心の糧となる本を
・学ぶ若者には、知識欲を満足させる本を
・社会人には、生活や仕事に役に立つ本を
・お年寄りには、豊かな人生を振り返る本を
3)私が注目したレファレンスサービスの成果の一端です
○陶製万華鏡や万年筆の開発で起業の成功
→平成20年度「図書館で夢を実現しました大賞」を受賞
○家庭用小型風力・水力発電の開発や特許取得、起業化へ
→東日本大震災で問い合わせ殺到、県内で水力・風力事業化
4)情報は力、お金となる時代。だれもが平等に情報を入手でき地域間格差を失くす姿勢はいよいよ大事です
(情報化時代にあったデータベースの利用、電子出版に対応)
○ジャパンナレッジ・・・大百科事典、国史大辞典、東洋文庫、名所図解
○日経テレコム・・・過去30年分の新聞・雑誌記事、国内企業情報
○日本法令・・・全部の法規、判例などの検索
○ルーラル・・・農業関係情報
○国立国会図書館の歴史的音源・デジタル化資料送信サービスも利用可
5)図書館のミッション(使命)
すべての人の成長と成熟、自己実現を支える教育施設こそが図書館であり、図書館は人づくり・まちづくりを支えて成長する施設であると言い切っています。
養父市にあてはめたとき、地方創生の戦略事業として、周辺圏域10万人程度がこぞって集まる図書館を目指して、今、準備に取りかかることは意義のあることだと教えられました。 10年後、20年後にも生き残っているまちであるための未来への投資です。
(以上)
パブリックコメントも一つの手法ですが、時機を見計らって「図書館新設の是非を考える」のテーマで顔の見えるタウンミーティングすることも必要かと感じます。
※誤変換及び文章の瑕疵は後ほど推敲します。