勝地(かつち)ブログ

ご意見は下記に
✉ tsunehisa605@gmail.com

NO.2232 定数の決断

2015年02月18日 23時30分56秒 | Weblog
今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。


わがまちは、北海道・留寿都村と交流が続いています。私は場谷村長さんとは面識がありますが、議員さんとは未だありません。
今日、留寿都村・議会だよりを送っていただき、その中に「留寿都村議会は議員定数を削減しない決断をしました」という決意の表明がありました。
私も2年前から議長諮問で報酬のあり方検討を議運に委ねてきましたが、時間切れで結論に至らず、現在は議会改革調査特別委員会に検討が委ねられています。来年の10月末が議員任期ですから、定数も含めて検討を進め、1年前となる今年の秋にはその結果を議会決定とし、未だ見えぬ新人立候補者の皆さんに広く知っておいてもらわねばいかんと考えています。

ネットで調べると留寿都村議会議員定数は10人、議員報酬は160.000円/月。

以下、留寿都村議会のソレを原文転載します。

議員定数の問題については、これまで多くの村民からもご意見が寄せられており、また、留寿都村議会としても議会改革の一環として取り上げてきたテーマの一つです。
人口減少が加速する一方で、地方分権が進んでいます。住民に最も身近な市町村の重要度は増しています。主体性と責任が一層求められる時代に、地域住民と密接に関わる地方議会の弱体化は避けなければなりません。
議会の使命と職責は、住民要望を行政に反映させることと行政の執行状況の監視です。具体的な施策の最終決定、政策提案、そして議会が決定した施策を中心に行う執行機関の行財政の運営や事務処理ないし事業の実施がすべて適法、適正に、しかも公平、公正、効率的に、民主的になされているかをチェックすることです。その意味において、議員定数の削減は民意をつなぐパイプを減らすことになり、議会機能そのものを損ねることになってしまう場合があります。
また、議会と行政は自治体運営の両輪です。議会縮小でバランスが崩れれば、監視や政策修正という機能が失われ、緊張感を欠いた行政執行を招く恐れがあります。そのような事態は避けなければならないと考えた結果、留寿都村議会は、議員定数については、多くの議論の結果、現状を維持し削減はしないこととしました。
定数を削減すべきとする考えは、機能していない議会への苛立ちが元になっていると考えられます。議会の使命と職責に相応しい働きをする人がいれば、議員数は少なくても良いとの意見もあります。しかし、議会運営上、議論の参加者は多いほうが良いのです。そして様々な考えの方がいることが望ましいことです。
議会が機能し活性化するかどうかは、本質的に人数に関係なく、議員各々の日頃の活動と姿勢が問われているものであって、議員それぞれが考え行動し、個人として情報を発信し、一層の研鑽に努めることができれば自ずと議会は活性化します。
留寿都村議会は、様々な批判やご意見をしっかり受け止め、定数を削減する前に住民の信頼を得られる議会にする努力が必要であるとあらためて決意を新たにしたところです。議場は、住民生活の向上や安寧のために議論するところ、住民の声を届けるところです。議席は住民を代表して行政を監視し、様々な問題に真摯に向き合う者のものです。
そして住民は誰もが思いを託す人材を擁立することも支援することもできます。また、自ら立候補者さる権利を持っています。議会議員を選ぶのも機能する議会をつくるのもこの村に暮らす有権者の皆さんです。村は皆さんの思いで変えることが出来ます。
留寿都村議会は、独任制の首長と合議制の議会が緊張感を持って対峙し、よりよい決定を導き出すという議会の役割を果たすために責任を持って決断をしました。
留寿都村の振興発展のために新たに活動を希望する多くの方々とともに行動することを願っています。引き続き、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
町村議員は国会議員や大都市の議会議員と違い、多くの町村では政務活動費の支給もなく、議員報酬の水準も非常に低い中で活動を行っています。
このような状況では、たとえ意慾があっても若い層や勤労者は議員となることは難しく、他に時間の自由のある職があるか、年金を受給している高齢者しか議員となることができず、議会に活力が生まれないという声があります。
このことについてもあらためて考えていかなければならない大切な課題です。
地方公共団体は、「最小の経費で最大の効果を上げること」、「常にその組織及び運営の合理化に努めること」されており、議員定数を定めるにあたっても、このような観点を踏まえることが必要であると考えられます。一方、議会は住民自治の根幹をなす重要な機能を果たすものでありますから、その議員の定数が単に経費削減等の行政改革の観点から決定されることは適当ではないし、他の議会との比較のみによってその方向を決定すべきではありません。
議員定数については、今後も議会のあり方を巡る本質的な議論を十分行い、検討を続けていく必要があると考えています。


以上、長かったですね。
私は議会の権能は、監視機能と政策提案、そして住民との協働だと理解しています。そのうえで、所管事項の調査や議案を付託審査する常任委員会が幾つ必要なのか、その委員会で多少の欠席があっても委員長を除いて議論が成り立つ委員数は何人か、この掛け算の答えが条例定数であるべきとの考えを持っています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NO.2231 ネット選挙

2015年02月18日 14時44分03秒 | Weblog
今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。


議員公務災害補償組合議会の総会でした。神戸・県民会館。

補正予算、新年度当初予算を決め、4月から事務局運営効率化から公務員である一部事務組合職員を任意団体の総合事務局に派遣することを議決し会議は終了。次回は5月21日に開催。

選挙権が18歳から与えられそうな国の動きになってきました。ネット選挙となり、これまでとは様変わりになるかも。アナログ選挙ではもう票が読めないし、思わぬ事態になるかも。評判が拡散し評価を作りあげます。養父市議員の改選期は来年秋、もう始まってます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする