勝地(かつち)ブログ

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NO.840 更新の文化

2011年03月05日 21時45分00秒 | Weblog
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全国鉱山シンポジウム~日本を代表する鉱山/佐渡・石見・生野~ に出かけてきました。生野・マインホールです。少し早く着いて、銀谷のひな祭りをのぞきました。まちなかはカメラをもった見物客でたいそう賑わってます。100軒ぐらいが家のひなさんを飾り付けして開放しているのです。趣の或る古民家なのでひときわの華やかさがあります。しかし、あたらしくきれいなおひなさんが多く見受けられてその分個性がないように感じました。古い家に奇麗なおひなさんの対比はギャップがあるほど際立ちます。古いおひなさん飾りたくない心境は分からんでもないけど・・・古いのはダメか? それで、まちづくり工房井筒屋に飾られていたウサギひなさんをカメラに・・・これはすこし古そに見えた。


シンポジウムの席はほぼ満席。「日本の鉱山文化~その特徴と意義」と題して家屋率科学博物館理工学部科学技術史グループ長の鈴木一義氏の基調講演、パネルディスカッションは同氏をコーディネーターに、株式会社ゴールデン佐渡相談役・永松武彦氏、石見銀山資料館館長・仲野義文氏、神戸大学院教授・足立裕司氏のパネラーのみなさんです。


石見銀山は世界遺産。その登録証です。


佐渡銀山は世界遺産暫定リスト物件です。
世界遺産・・・世界にどんな影響を与えたが問われます。日本や県や市における遺産指定はそれはそれでやってくださって結構といわれてるようで、それだけ世界遺産となるとハードルは高いのでしょう。

シンポジウムで心に残った示唆は、
①近代化産業遺産は活用しないと残らない 
②ホンモノをしっかり残すこと 
③町並みなど生活の場をどう残していくのか。廃家でも壊すと影響は大きい。「東京に住んでる人間が自分のまちの古家を壊してしまった」と怒ってるおばあさんがいるが立派だ 
④近代化産業遺産に観光を期待してはいけない。学生ほか生涯学習としての歴史を学ぶ遺産として捉えること。地域の誇りだ。

日本人は「更新の文化」を持ってるのかな。古いものに引け目を感じる、古いものを蔑視する。綺麗なものといえばそれは新しいもの、新しいものが綺麗なもの、という価値観を少なからず自分も持ってます。歴史に誇りを持つということは古いものも受け入れることだと。


和田山・パオパオに寄りました。「遊月亭 黒豆茶」コーナーが目当てです。「熱湯ヒーロー黒豆茶」の曲がかかってました。作詞:ハチマキごんぞー 作曲演奏歌:かつちてっぺい。 

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