
本CDは、ネットで見つけた。

CD3枚組。
Get Back session で、取り上げられたというか、出てきた音の原曲を集めた。
よくもここまでという感じ。
50年以上前の曲ばかりだから、著作権は関係ないのかもしれないが、相当の知識と、根性がなければ、ここまでできないだろう。
音は、モノとステレオと混在しているが、質は、悪くなく、楽しく、ノスタルジーにひたりながら、聞くことができる。
聴いたことがあるような、フレーズや、リフがそこここに現れるのも面白い。
様々なミュージシャンによりカバーされている名曲も多く、カバーの方の音源が収録されているケースも多い。
その選び方が、秀逸というか、ユニークというか。
ディランなど、オリジナルは流石に、遠慮したケースのあるものと思われる。

解説書も、凝りに凝りまくっており、この解説書だけでも、価値がある。
曲の解説だけではなく、そこに絡むマニアックなエピソードも満載。
知らなかったことも、たくさん載っている。
Maggie Mayを他のミュージシャンが歌っているのを、初めて聞いた。
GET BACK SESSIONSで取り上げられた日も、全て記録されており、海賊版のGET BACK SESSIONSを、丁寧に聞きこんだ上で選曲したものと思われる。

OLDAYS RECORDSさんは、他にも、CD化されてない音源を、多数CD化し、出されているようで、廃盤になっているものも多いのかもしれないが、入手困難音源を聴こうと思ったら、まず当たってみてもいいかもしれない。
The Beatlesの歌の源流に興味のある方に強くお勧めできる。
Get Back sessionsの2021年版を見た方には、なおさら。