本書は、本屋で見つけた。
カラーで、読みやすそうで、行ったところも多く、わかりやすそうだっからゲットしたのだが、なかなか面白かった。
挿絵は、日経BPの編集部の方だそうで、上手いし、妄想も含めたコメントも面白い。
ただ、元ほ、もっと大きな本の挿絵だったのか、新書にしてしまうとやや小さ過ぎ感はある。
東日本の名建築を30ピックアップして、面白おかしく解説してくれているが、行ったことがある建築でも、知らないことがたくさんあり、勉強不足を痛感。
また、行けそうな場所にあるにもかかわらず、行けてない場所も多く、コンパクトな本書片手に、訪れてみたい。
北海道が意外と多く取り上げられており、特に小樽には、名建築が多い。
まだ、行ったことがないので、マイルも溜まってるし、是非早い時期に行きたい。
先般、偶然訪れた安楽寺八角三重塔も取り上げられているが、非常に珍しい建築だったそうで、国宝に指定されている。
斜陽館も一昨年訪れたが、単なる立派な古い家と思っていたら、建てたのは、弘前でたくさん訪れた洋館を設計した堀江さんの作品だという。
一見和風だが、洋風建築のノウハウも活かされている建物だそうだ。
こんな感じで、それぞれの建物の興味深い話が満載。
取り上げている建築の時代が、縄文から近代という点でも、ユニーク。
建築好きには、ちょっとバラエティーに富み過ぎているかもしれないから、旅行好きな人にお薦めかな?