かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

シルクロード'88 公式ガイドブック

2021年04月15日 | Books
今日は、好天。
大阪に出張予定だったのだが、まん延防止措置のためリモートになった。
やむなし。



本書も”「敦煌」と日本人”で知った1冊。
こちらは、ネットで安く買えた(昨日のは、それなりの値段はした)。
1988年にとんでもない展覧会というかエクスモェ開催されていた。
会場地図を見ると、奈良全体を巻き込んだとんでもない規模で開催されたようだ。
奈良国立博物館と興福寺の間辺りが、メインステージだったようだ。
前掲書によると、最終赤字になったそうだが、これだけ大きくやったら、赤字も出るだろう。
当時、神戸博や横浜博もあった時代で、そのノリだったかもしれない。
当時で、入場料2,500円というから、かなりの値段だった。

本図録を見ると、やや作り物感が目立つ。
著名人が名を連ねるが、展示は、博覧会的なものを目指しすぎて、やり過ぎ感が大きい。
今の私だったら、一応行くが、当時の私だったら、知ってても行かなかったかもしれない。
本図録でも、展示紹介より、資料コーナーの方が読み応えがある。

今となっては、どんな展示だったか知る由もないが、蜃気楼のようなふわふわした印象。
企画者の頭と、世の中のニーズがあっていたのか。
それともお祭り騒ぎだったら、何でもいい時代だったのか。

広告ページも多く、若かりしさんまさんや、山崎努さんなど、笑ってはいけない。

どの層をターゲットにした博覧会か、いまいちわからない。
最初に、やや風呂敷を広げ過ぎたか。
歴史として面白いが、当時行っていたら、後悔したかもしれない。
コメント
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