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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

The Beatles BUDOKAN TOKYO 1966

2012年12月10日 | The Beatles



John Lennon Super Live 2012に行ったからじゃないんだけど、The Beatlesの唯一の日本公演のDVDを入手した。もちろん、場所は、武道館。

The Beatles は、1966年に来日し、5回コンサートを行ったが、その内、2回のコンサートが映像に残されている。
彼らの数少ない海外公演で、日本に訪れたことが奇跡だし、その内2回の映像がカラーで残されたことは、もっと奇跡だ。
その証拠に、アンソロジープロジェクトでも、この日本公演の映像が多く使われている。

本来、録画は、1回のはずだったが、最初の演奏があまりにもひどく、2回目の録画も行われ、こちらが、当時、放送され、記録的な視聴率となった。

失敗演奏の方は、何故かその後日本で公式にビデオが発売され、私も持っているが、改めて見ても、Day Tripper では、ほとんど破綻しかけてるし、Baby's in Blackでは、歌詞間違えるし、マイクはぐらぐらで、しょっちゅう演奏そっちのけで、向きを直しているし。
このDVDは、そのビデオの質とほとんど同じレベルと思われる(詳しく比較していないが)。

2回目のオンエアバージョンの演奏はずっとまし。本演奏の様子は、公式に発売されたことがなく、私は、昔、原宿のGET BACKさんで、GETしたブートレグビデオを所有しているが、流石に、それよりは、こちらのDVDの方が、ややいい。でも、やはりビデオからダビングされたものらしく、決していい状態とは言えない。

ただ、ビートルズがアイドルだった最後の瞬間を収めた歴史的ドキュメントと考えれば、その価値は図りしれない。PLがYesterdayを歌っているバックで、JLが、ギターで伴奏している!今となっては、最初で、最後の瞬間である。

おまけは、来日時の諸映像。あのMATSUSHIMA号から降りてきて、彼らの乗ったリムジンがパトカーに護衛されて首都高を突っ走り、TOKYO HILTON の駐車場に滑り込むところ。興奮する右翼と、赤尾敏の演説。クラシックなサングラスをかけた若者たち。時代を感じる。

有名な記者会見の様子も断片的に収められている。こちらは、音だけであれば、聴いたことがあったが、映像と音を同時に見るのは、初めて。彼らの白けた感じがひしひしと伝わってくる。あまりの退屈さに、煙草をすぱすぱ吸っている。
その中で、”何を求めているか?”という質問に、JLが、独り言のように、”PEACE”とつぶやいたのを発見したのは、収穫だった。

アンソロジープロジェクトの映像は、もっときれいになっているので、東京公演の映像全体をクリーンアップして、音もリマスターしてくれないかな?
カラーのライブ演奏の記録では、一番ましだと思うから。
B/Wだったら、A Hard Days Night も、エドサリバンショーの映像もあって、もちろんライブとしては、こちらの方が、全然いいのだけど。

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