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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

住田裕子さん

2006年10月27日 | Topics

受信ボックスを開けたら、いつもよりたくさんメールがある。どうもシンガポール駐在時代、日経シンガポールのアンケートに答えた時の私の個人情報が流出しているらしい。忠告のメールなどもいただいた。当方のPC自体は、ウイルスバスターさんのおかげで無事のようだ(ブロックされたファイル名は、doc.log.exe)。クワバラクワバラ。頼むよ日経さん。送信した個人情報は、漏洩するリスクに常にさらされていると覚悟しなければいけないようだ。

住田裕子さんの講演を聞いた。行列のできる法律相談所でお馴染みの弁護士さんだ。
番組では、橋本、丸山、北村、住田の4弁護士が活躍するが、それぞれ、遊び人、酔っ払い、笑わない人、太ったおばさんというキャラになったそうだ。この手の番組は、キャラ設定が大事とのこと。クイズダービーを思い出した。
隔週の日曜に、2本撮りをするそうだが(細かい台本はなし)、一本撮るのに2-3時間かかるので(シンスケさんの下ネタでカットシーン多数)たいへんとのこと。本人関西育ちの吉本大好き人間で、楽しまれているとのこと。

何せ、当時(1970年代後半?)珍しいT大H学部卒。同期の女性は、18人だったそうだが、当時ほとんど普通の就職は難しく、司法試験合格後、やはり当時もっとも人気のなかった検事になり、どさ回り(本人弁)。ところが、国連が女性の活躍の場を広げましょうという運動を始めて、女性初の法務省民事局付検事、やはり女性初の法務大臣秘書官などに登用され、スーパーウーマンになられた。常に、やるべきことを一生懸命やっていたのがよかったというのも、本人弁。

ひじょうに庶民的な雰囲気ながら(風貌も)、ひじょうに高いレベルの話をわかりやすく説明なさる。印象に残ったパーツを少々。


労働人口の減少は1998年から始まっており、逆ボーナス状態(人口が減少することによるマイナス効果が前提の社会)となっている。
二極化が進んでいる。2時間以上勉強する中学生は、2割に過ぎず、それが、社会人で上位2割になっている。しかし、日本の人口では、その2割で、国は支えられない。全く勉強しない層が3割もおり、生活保護予備軍になっている。
男は仕事、女は、家事という考え方は、着実に変化しているが、性別、年齢に差があり、誤解の元になっている。
新聞からインターネットに情報源がシフト(時間的には、17年に逆転)。インターネットの子供への弊害(有害サイト、攻撃性)対策が必要。
少年犯罪増加の原因は、教育というよりは、社会構造の変化(人間関係が希薄な社会)による面が多い。子供の凶悪犯罪は、発達傷害という病気であるケースが多い。地域こぞって子育てをする仕組み作りが必要。

これだけでは、わかりにくいかもしれないが、お忙しいだろうに、大きな視野で、社会を見つめていらっしゃる姿に感服した次第。教育や少子化対策の大臣には、ぴったりの人材と思ったが、安倍さんいかが? まだ、今の内閣、始まったばかりか。

コメント
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