「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村(11) 隣町の富士見(長野県諏訪郡富士見町)をさまよう

2024-08-31 09:00:14 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
アシュケーナージ先生の演奏するラフマニノフ♪


どうぞ♪

Rachmaninoff: Six Pieces, Op. 11 - 6. Slava (Glory)

永井荷風著、あめりか物語を再読。

いまどきこんなの読む人はどれだけいるのかね?

文学史では必ず出て来るが、実際に読む人はごく少数。


以前にもご紹介したとおり、私は外国為替専門銀行であった東京銀行(のち合併して東京三菱銀行、現在の三菱UFJ銀行)に就職したが、その前身は横浜正金銀行って名前の国策銀行で、日本の貿易を促進するべく作られた銀行だった。

で、永井荷風はその横浜正金銀行の行員だった。彼は横浜正金銀行の米国やフランスの出先に勤務したので、その結果あめりか物語やふらんす物語という文学作品が生まれたのだった。

この小説の中に、元日からニューヨーク現地法人の頭取宅に現地駐在の行員たちが呼び集められてみんなで宴会をする場面が登場する。いかにも日本企業的な状況だ。


そしてそういう宴会に参加しない変わり者の日本人行員のことを皆が噂する場面が出て来る。


こういうの、嫌だよねぇ。

まず元日から頭取が他の職員を自宅に呼びつけるなと言いたい。米国なんて翌2日から仕事があるだろうに。

そしてそれに参加しない人をあれこれ言うなと言いたい。

日本的な社宅や独身寮、運動会、宴会、ゴルフ、部店単位の旅行・・・・勘弁願いたいね。個人的に近づきたいと思う人はそれぞれ勝手に個別に近づく。それを無理やり全員で一致団結、仲良くしているふりをするような機会をあちこちに設けるのは勘弁してほしいと思うのだ。

でもそれは永井荷風の時代から盛んだったらしい。そして世紀の変わり目あたりまでずっと続いたのだった。今も一部では続いているのかもしれない。

永井荷風はそんなこと御免被りたいという性質だったらしい。私は永井荷風とお友達になれそうな気がする。


そして盛り上がる(あるいはみんなで盛り上がるふりをしているだけかもしれない)頭取邸での宴会の横で、そのお世話をしている頭取夫人がそっと溜息をついたと、この小説の最後の部分に書いてある。

頭取夫人も大変だねぇ。最初から何もしなければ、全員が楽できるのに。

お金がらみでもうひとつ。

初めて新札を手にした。最近はさっぱり現金を使わないものだから、なかなか新札を見る機会もなかった。


渋沢栄一さんは埼玉県深谷市の出身だ。

深谷市あたりから始まって、県境を越えて群馬県に入ると、渋沢さんって人だらけだね。


数字のデザインがずいぶんとあっさりしているように思うが、これが世界の趨勢か。読み間違いを避ける意味ではいいことかもしれないね。

さて、出かけましょう、隣の富士見町へ。


目的は洗濯と買い物だ。

外気温は17度。涼しいのですよ。


涼しいを通り越して寒いので、エアコンは25度設定。


まだ薄暗い森を抜ける。


ズームラインを西へ。


深山交差点を通過。


八ヶ岳山麓の下の方は霧に隠れて見えない。


南原山交差点。


ここは諏訪郡富士見町だ。我が山荘の住所は諏訪郡原村原山っていうんだが、境界を南側に越えて富士見町に入ると南原山なんて呼び名が出て来る。原村と富士見町にまたがり、広く原山ってところなんですねえ。しかし原村側には北原山って地名はないけど。

無事、駐車した。



ここはいつもコインランドリー。


我が家の洗濯物は一番左で回転中。


隣で別の洗濯機を使っている女性と会話した。

「いきなり洗濯機が壊れちゃったのよぉ。でもさ、すぐには洗濯機も来ないじゃない。だからここんところ毎日コインランドリーに来ているわけよ。高くついちゃうわぁ~・・・」などとその女性はおっしゃる。

だから私も「我が家もちょっと前に洗濯機がいきなり壊れましたよ。するとコインランドリーに行くしかないですもんね。めんどくさいったらありゃしないわ。高くつくわよねぇ・・・」なんて返事した。

すぐ近くに西友(向こうに見えている↓)があるから、そこで買い物をする予定。


しかし洗濯と乾燥の作業は90分かかる予定だ。

その間にゆっくり富士見町を観察しましょう。

富士見町はすずらんを誇っている。JRすずらんの里駅なんてのがあるくらいだ。


田舎に来ると一人1台軽自動車なんてお宅は多い。軽トラや軽のボックス車は大人気だ。


最近は軽自動車も高い。

こちらの中古車はみんな100万円を超える。

諏訪信用金庫の富士見東支店。


長野県内には、長野信用金庫、松本信用金庫、諏訪信用金庫、飯田信用金庫、上田信用金庫、アルプス中央信用金庫・・・なんてのはあるけれど、信濃信用金庫ってのはない。

信濃信用金庫は愛称が「シンシン」となりパンダみたいでいいと思うがな。県内に現存する信用金庫のどれかがその名前をとったら、他の信用金庫が怒るんだろうねえ。

地元では大人気のテンホウ。私も好きです。


西友富士見店はとりあえず素通り。


交差点「baue」へ。つづりがドイツ語っぽいと以前話題に。


ただ役場上ってことに過ぎないんだが。



富士見町役場のすぐ上にあるからね。


役場から下がると役場下って交差点もある。



富士見町には採石場もあるが、そんな立派な石が取れるところでもなさそう。

この石は赤い。おそらく中国産、稀にインド産。インド産だともっと赤いのがあるね。建材としてもよく使われている。


役場にはありがち。電気自動車の充電スポット。



以前はラーメン店さんだったところ。今はマツキヨ。


Drugのgの位置を下げてもらいたい。rやuと下部をそろえるのではなく、上部が同じ高さにないと困る。

県内最大の地銀、八十二銀行の新支店。


ピカピカな店舗だよ。富士見支店だ。


地銀の中では、何事にもかなり積極的なタイプの経営。

この正方形を4つ並べただけのマークが好きだ。よくできてるねえ。


仕事でいろいろと関わりがあった銀行だ。

よく長野市の本店へ出かけたもんだ。


つくづく羨ましいと思うのが、この資源ごみステーション。

何時でも開いていて、クルマで来てポイ!

クルマ社会であり、広々とした土地もあるからこういうことができる。鎌倉市では無理だね。


歩道がここで切れる(↓)。


さらに歩く。

かなり変わった木造の建物がある。全体が3つに分かれているように見える建物だが、屋根が全部湾曲している。


富士見町のJAはここにある。


ただしJAの建物はありふれた建物だ(↓)。


木造の建物はそれとは別。ねぇ、なんだか変わってますよね。


こういうのって、きっと行政が絡んでいるんだろうね。

あるいは民間企業だとしたら、社長が変わり者とか(笑)。

近寄ってみる。


やはり富士見町の施設だった。

グリーンカルチャーセンターと呼ぶらしい。


地元材を使った建築のようだよ。

柱や梁は構造用カラマツ集成材。



この柱がそうだ。


床は何を使っているのだろう? 節がないね。全体的に表情がない。


柱が集成材というのは本当だった。13枚の薄い板を合わせた柱になっている。


集成材にせず、カラマツの丸太をそのまま使ったらどうなのだろう?

狂いも出るが、接着剤だらけの集成材よりはいいと思うがなあ。

接着剤は水に弱い。溶け始めると、板と板が剥離する。


ハウスメーカーも工務店も集成材が大好きだ。

余計なお世話か。

商工会議所前を通過。


もともと賃貸住宅として建てられたものを「コンドミニアム」と呼ぶことはあるのか? そしてハイランド。今となっては高原のムードもないこのあたりだが、もともとは高原だったのだろうねえ。


いっそのこと、「富士見高原アパート」とでも呼んだ方がすっきりしそうだけどねえ。

結核だった堀辰雄の作品「風立ちぬ」で有名な療養所は富士見高原療養所だが、それを受け継いだ病院は今も富士見高原病院と呼ばれ、このすぐ近くにある。


西友富士見店へ戻って来た。



かつてエディオン(電化製品販売店)があったところ。


その横にはCan☆Do(100円ショップ)もあった。しかし、すでにどちらも閉店。

西友富士見店にはセリア(100円ショップ)が入っていて、にぎわっている。


さらに富士見町には最近ダイソーも出来た。

日本中同じような店が増えているね。

最近お高いことで有名なシャインマスカット。驚異の3,092円。



とても買えないわ。

それだったら安い米国産オレンジでも食べておく。

その横のナガノパープル。これも1,980円。


無理無理。

これすら買えない。

巨峰なら、なんとか買えそう。980円だ。


これを買って帰りましょう。


お米の不足が全国的に深刻だ。


今年の新米が出て来ないと、厳しいらしい。

コインランドリーの駐車場に戻って来た。洗濯物を回収して帰ろう。



このクルマ、昨年末にお伝えしたとおりとても安く購入出来たが、その後は快調だ。パワフルだし燃費もいい。高速道路の安定性は抜群。シートの座り心地も快適で、操作性も問題なし。最低地上高も21cmと十分あって、その割に全体の高さは抑えられている。

敢えて指摘すると、ナビがちょっとおバカちゃんだ(笑)。

原村に戻る。



ズームラインを登る。


三井の森に戻った。


荷物を山荘に運び込む。洗濯物と食料品だ。


やっと朝ごはんだよ。


起床してから4時間近く経っているなあ(笑)。

お腹がペコペコだ。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(10) ベルグのチーズ・フランス、豚&茄子のつけうどん

2024-08-30 08:21:49 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
朝ごはんを食べて、しばらくしたら外出。


最低地上高が21cmあるクルマは田舎生活に適している。


21cmというと、ランクルに近いものがある。

しかし全高はそのわりにたいしたことなく、取り回しが楽だ。普通のワゴン車の車体を持ち上げただけなのでね。

轍の深い道、雪や岩が多い道。どこでもスイスイ。

下り道。長いんだなぁ。



原村の農場にはいまやイタリアのアウトドア製品のアウトレットがある。


アウトレットと言っても、すごーーーく高い製品が半額程度になるので、それでもまだ結構高いのだが(笑)。

さらに下りましょう。


ここは一番塚交差点だ。


一番塚(↓)があるから、一番塚交差点という。


そこを右折する。

そしてエコーラインに入る。


するとやがて茅野市に入る。

すぐにあるのがパン屋さんのベルグ。


ベルグは以前は原村にあったが、茅野市に移転してしまったのだ。

原村の準村民としては、とても悲しい。

かつては我が家もベルグでばかりパンを購入していた。

ここはかなり庶民的価格ですよ。


チーズ・フランスを購入した。


原村から茅野市へ移転する途中の時期には、この小屋(↓)でパンを販売されていたこともあった。



皆さん、ベルグをよろしくお願いします。



とうもろこし畑。


一本松広場。


ベルグの近くって、こんなところだ。

視界が開けていて、エコーライン沿いなので、いつもお客さんがいっぱい。

また原村に戻る。

再び一番塚交差点だ。


そして原村の中心部、払沢交差点のJA信州諏訪原村支所やAコープ原村店へ移動。


本日や翌朝に必要な食材を購入する。


ENEOSもここにあるが、まだ給油はいいだろう。



マイルド・ハイブリッドの新しいクルマになってから、給油の頻度がかなり低下した。楽だな。

さて「分杭」で何と読むでしょうか?


わかりますか?

私はこれを長らく「ブンコウ」だと思っていた。

だって一般的には音読みか訓読みを統一することが多く、音読みだとしたらブンコウが普通だと思うわ~。

でも正しくは(横を見たらわかるが(笑))、「ブングイ」なのでした。


でもブンは音読みで、グイ(クイ)は訓読みだもんねぇ。

地名ってそれがたまにあるが、よそ者にはわかりにくい。

大阪の船場(せんば)と同じだ。それは変なのだ。

船場と書くなら、音読みの「せんじょう」か訓読みの「ふなば」かの、どちらかにしていただきたい。


田んぼを見ながら村内を巡回。



諏訪方面の市街地や諏訪湖が見える。

さ、農道を帰りましょう。


別荘地に入った。


Aコープのうどんを茹でる。


いつもの豚と茄子のつけうどんをつくるよ。


ネギにミョウガにごま油。


茄子は適当に切りましょう。


これはおいしいに決まっているのです。

ヤマサの昆布つゆ。


用意は整った。


舞姫を飲んじゃう。


おいしいわぁ。

ごま油をたっぷり使って豚肉やナスを炒める。


あとで薬味といっしょに七味も使おうね。


そろそろ出来上がるよ。


熱々のつゆ。薬味も全部入れる。ごま油が香る。


Aコープのうどんはヒヤヒヤ。


冷水で締めているからね。

そのヒヤヒヤなうどんを、熱々のつゆにつけて食べるのだ。


これでランチは終わり。

夜ごはんはこちら(↓)。買って来たものを並べて終了だ(笑)。


こちらはいつもAコープからもらってくる無料のレシピ集。


中には面白いものもありますよ。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(9) 雨が降ったあとに、ドガティ様の散歩とボール遊び

2024-08-29 08:37:23 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
夜はずっと雨が降っていた。

明け方にはそれが止んだ。

すると、山荘の前の道はこんな状態になる。


森はしっとりとしてね。

すごく香りがいいのですよ。

気温も低いから、適度に湿度があるのが心地よい。


今回の連続投稿で初回に書いたとおり、滞在中はずっとスマホの受信が悪かった。


困るよねぇ、こんなの。

電話するには問題はないが、携帯での受信でインターネットを扱うことに問題があった。


こちら(↓)が原村の舗装道路の終わり。一番高いところだ。


ここより先に舗装道路はないよ。

ナラの葉がしっかり濡れている。


こちらはアザミ。


アザミはこのあたり、いっぱいありますよ。

今は鮮やかな緑色のカエデの葉。


でも、もう少ししたらこれも赤みを帯びてくる。

こんな具合にね(↓)。



これは2016年に撮影した画像だ。記録によると9月らしい。

楽しみだねぇ。

紅葉の時期に私はまたここへ来れるのだろうか。


雨天のあとの山荘の周りの散歩は退屈だ。


出来ることなら、ドガティ君は農場の広場とか、尖石縄文遺跡公園とか、弓振公園とか、七里ヶ浜とか、そんなところへ行きたいらしい。

「ボクは退屈です」とドガティ君が言う。


それでもなんとか近所を歩いてもらう。


すでによく知っている道を、のろのろと歩くだけでは退屈なドガティ君だ。


そしてジワジワと彼は自分が行きたいところに我々を誘導する。


ここ(↓)だ。ドガティ君のプライベート運動場。


ドガティ君はここで遊びたいのだ。

「おとーさん、その長いリードを付けてください」


「今度はそのボールを投げてください」


投げると走って取って来る。


しかしそのボールは気に入らなかったらしい。

バッグの中に勝手に返却している(笑)。


ではその代わりにトリポッポを使いましょう。


これは気に入ったみたい。

そのまま遊んでいる。


やがてまたボールを交換。

ボールをおかーさんが隠して、その後彼が走って取りに行く遊びだ。


おかーさんがボールを岩の上に置いた。


しかしボールが岩の下のやぶの中に落ちてしまう。

それとは知らないドガティ君は岩の上でボールを探している。


「ボールがないない、ボールがないない」


「いったいボールはどこにあるのでしょう??」


どこにあるんだろうねぇ(笑)。

どんなに探してもみつからないわ。


あちらの遠くの場所(↓)でも、同じようなことをしているおかーさんとドガティ君。


楽しそうでしょ。



プライベート運動場はいいところなんです。

ワンコ連れのみなさんは、ここで遊んでください。ぜひお越しくださいね。


舗装道路の中では、原村で最も高い場所にある交差点。


ここからなら阿弥陀岳もすぐにたどり着くらしい。


そう書いてある。

私は行ったことがないが。

ひとりさっさと勝手に階段を上るドガティ君。


「ボクはもう疲れました」

そうですか。

ニンゲンもおなかが減りました。


このオリーブオイルは最高だわ。

すくって飲めるよ。


【つづく】
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南信州遠山郷の肉店スズキヤさんのさくらジンギスみそ味でまぜそば@鎌倉七里ガ浜

2024-08-28 05:07:39 | 食べ物・飲み物
八ヶ岳山麓のお話は一旦お休み。

スズキヤさんのさくらジンギスみそ味を解凍した。

さくらっちゅうくらいだから馬肉であり、それを焼き肉として食べられるように味付けした商品だ。


ベースはみそ味なので、とくに何も加えなくてもおいしく食べられるが、今回はまぜそばにするので、味付けとしてあとでコチュジャンを加える。


ネギを細かく切る。


本当はパクチーを付けたかったが、パクチーが手に入らなかったんだなー。

さくらジンギスみそ味はこちら。


あまりに魅力的な香りにドガティ君が寄って来た。


私はそれを細かく刻んだ。

あらびきよりもうちょっと大きいくらいに。


ドガティ君が睨んでいる。


麺をからませるタレはこれだけで作る。


中華鶏ガラダシを入れて、そこに熱湯を注ぐ。



さらに辣油を加える。


あとは食べる直前に花椒を使うだけ。

白ごま。


細かく擦る。


ごま油でさくらジンギスを炒める。


全体的に火が通ったらすりごまを加えてさらに炒める。


コチュジャンも少し加える。


出来上がってきたよ。


味見してみる。

・・・これはうまい。


茹で上がった麺をタレが入ったボウルに入れる。


そこに炒めたさくらジンギスの半分ほどを入れてよく和える。



再び味見してみる。

これはおいしい。


そして丼へ移動だ。


残ったあら引肉状のさくらジンギスを上からかけてよく和える。


最後に花椒だ。


ネギをかけたら出来上がり。


なかなかいい眺めだ。

食べ物を角度を変えて眺める(笑)。


まぜまぜまぁ~ぜで、よく混ぜる。


ごちそうさまでした。

スズキヤさんの製品は通販可能だ。


ちょっと前のことだが、この日は私の誕生日だった。

稲村ヶ崎洋菓子店から、かぼちゃのプリンを妻が買って来てくれていた。


ありがとうございます。

おいしいねえ。かぼちゃが甘くて、ほくほく・とろとろ。

底からはカラメルが出て来る。私も65歳。いい年になりました。
コメント (18)
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八ヶ岳西麓原村(8) 茅野市の岳麓公園で遊び、諏訪郡富士見町で買い物

2024-08-27 06:51:24 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
ギタリスト、トミー・エマニュエルの演奏だ。


TOMMY EMMANUEL c.g.p. - Only *Special Edition* (2009) [FULL ALBUM]

心地いいでしょう?

モンベルの店舗内でかかっていそうな音楽でもある。

ドガティ君と出かけましょう。


山荘を出て最初は北上し、やがて西へ下る。

茅野市側に入る。

太陽光パネルが結構多い。


チェルトの森は鹿島が作った別荘地。


晩年の両親が住んでいたので、何かとここへは行く機会が多かった。

以前ご紹介したとおり、両親が住んでいた家の敷地はその転出後数年間で荒れ果てたが、今はとてもシッカリした方が住んでおられ、美しく管理され、鹿島リゾートのホームページの中の1ページを飾っていて、土地選びや設計に関わった私としては大変うれしい。



そこを通り過ぎたら次は蓼科高原三井の森だ。

そこを抜ける。


やがて到着。


こちらは岳麓公園。


途中ナビがうまくゆかずGoogleにナビさせたら、岳麓(がくろく)公園を「ダケフモトコウエン」と読んでナビしてくれた。

Googleもこの無料サービスでそこまで細かく正確には対応していられないらしい。

そういえばこの時こんなニュースがあった。米国司法省は独占禁止法的発想から、今や巨大すぎるGoogleを分割したいと考えている。Googleも大変だ。日本と違って、米国って市場主義社会を守ると言う意味では徹底しているね。



以前一度だけここへ来たことがあるドガティ君。


張り切って歩いている。

楽しいですか?


赤とんぼ。


早いねえ。この時点でまだ8月半ば。

さすが岳麓公園(笑)。

ドガティ君はうれしくて仕方ないみたい。


公園の脇には流れがある。


これはやがて流路になって・・・


この溜池へ。


そしてもまたもっと低い所へ農業用水となって流れて行く。

どこで遊ぼうかなぁ~~っと妻とドガティ君が歩いて行く。


ではこのボールでどうですか?


「はいはい、それでお願いします」と嬉しそう。


私が投げると取って来る。

そしてかみかみ。


「また投げてくださいな」とお願い。


そして取って来て、またかみかみ。


かみかみが酷いもんだから、ボールがみな短命に終わる。

今度はおかーさんがボールを投げた。

慌てて取りに走るドガティ君。


ボールを捕まえた。


そしてウロウロ。


こういうことがなぜか楽しいらしいですよ。


「おかーさん、かまって、かまって」とかまってちゃんになる。



もういいおっさんなんですが、こうやってさすってもらう。


そしてまたボールを追う。


しっぽを振って喜んで見せる。


またボールを追う。


おかーさんがドガティ君を教育中。


この日の授業内容は「正しい犬になるにはいかに振る舞うべきか」

真剣に授業を聴くドガティ君。

授業が終わると川へ。クールダウンする時間。


カツラだ。背が高いね。


まっすぐ伸びる。

そして葉っぱが丸い。


最後のボール遊びを少し。



向こうでは家族連れが野球に興じていた。


岳麓公園さん、ありがとうございました。


「ボクもよく遊びました」


さて、移動しましょう。


エコーラインを走って最初は北へ向かってみたが、気が変わったのでくるっと旋回する。


そして今度は南へ。


茅野市から原村に戻る。



原村を過ぎて富士見町へ。


富士町のAコープ・ファーマーズだ。


ツバメちゃんたち。


ツバメちゃんたちのお母さんが餌を咥えて飛んで帰って来る。

そしたら、ツバメちゃんたちがキャーキャー言って喜ぶ。


私が近寄ると「あなた違うでしょ。ツバメじゃないでしょ」と言って、私をにらむ。


この巣は商店の人が補強してあげたみたいだね。優しいなあ。

私が好きだった書店がなくなり、ダイソーが出来た。


ワンコのおもちゃコーナー。


妙にリアルな魚のおもちゃもある。



この恐竜たちもワンコのおもちゃなの??


いろいろと購入。



すぐ近くには、かわいいエリーちゃん☆なんておもちゃもある。


買おうかしら?(買ってどうする?)

Aコープでは、まぐろ。


鯉の旨煮。


それらは買わずに生ハムや野菜やコロッケを買う。

そして帰る。


もうすぐ夕暮れですよ~。


苔むした巨岩たち。


あとは夕飯食べて、お風呂入って、寝るだけ。


例の日清オイリオ社販のおいしいエクストラバージン・オリーブオイルで生ハムのサラダを食べる。


このオイル、いいわぁ~。


買って来たコロッケや、残りものの野菜とベーコンの煮物も。


「ボクもなにかほしい」


そうですねえ。そろそろ君も晩御飯を食べましょうかねえ。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(7) 薪の移動、ベーコンと野菜の煮込み

2024-08-26 00:00:10 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
薪を移動させないといけない。秋の準備だ。



憂鬱だなぁ。

重労働なのだ。

まずは朝ごはん。



ここ(↓)にあるのは昨年秋に焚きものもりやさんから購入した薪だ。


でもここに今年秋に購入する予定の薪を置かないといけない。

ということは、ここは空にしないといけない。

この中途半端に残った薪(↓)も、玄関脇に移動させないといけない。


玄関脇に積み上げるのだ。


それが一番便利だからね。

寒い時に玄関からあまり遠いところに薪があると面倒だから。


わっせわっせと運んでいるうちに、こちら(↓)が空になった。


渋いカメムシだねぇ。


カメムシっていろんな色があるね。

こちらはエルク・スキンの手袋。頑丈だ。


薪の作業をするにはちょうどいいよ。


そして作業終了。

①の薪を②へ。
③の薪の多くを空っぽになった①へ。
③の残りの薪を④へ。

最後に③が空っぽになる。



玄関脇の右側へ積みあがった薪(↓)。


これ(↓)は左側だ。



これ(↓)は昨年購入した薪。


そしてここ(↓)が空っぽになった。


ここに今年秋に焚きものもりやさんが持って来てくれる予定の薪が入る。

この画像(↓)は昨年秋に撮影されたもので、こちらが焚きものもりやさん。



今年も秋になったら再会することになる。

焚きものもりやさんは、春からゆっくり乾燥させた薪を、秋になってから山荘まで配達してくださっている。

その薪は春には予約しておくことが必要で、秋になって注文しても入手できない。

野菜の残り物。


ホールトマト缶。


ベーコン。


適度に切る。


ストウブを出して来る。


ニンニクとオリーブオイル。


玉ねぎ。


ストウブが得意な弱火の蒸し煮で玉ねぎを加熱。

刻んだ夏野菜を加えて炒める。


ホールトマトを手で崩して加える。


水の諏訪の酒「舞姫本醸造芳醇静」とマギーブイヨンを加える。


茄子、かぼちゃ、パセリ。


クツクツ煮る。


かぼちゃが崩れそうになったら、終わりだ。


新たなパセリをちょっとのせておく。

ブラックペパーをガリガリ。


これを食べれば十分幸せ。

粗食ですなあ。

パンをかじる。


しかしおいしいなあ。

なんて単純な。でもおいしいなあ。


お茶を飲んだら昼寝しよっと。


薪運びで疲れました。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(6) ハーバルノート・シンプルズ、尖石縄文遺跡公園

2024-08-24 18:35:39 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
名盤で名曲をどうぞ♪


Grieg: Piano Concerto in A Minor, Op. 16: I. Allegro molto moderato

 

ドガティ君とお出かけだ。


原村を北上し、茅野市へ入る。


蓼科高原三井の森だ。

ここ(↓)は三井の森が運営するゴルフ場。


ゴルフボール除けの鉄柵。


やがて蓼科高原三井の森のメインストリートに出るので、そこを下る。


広見交差点という文字通り見通しの良い交差点を左折したらすぐに到着。

ハーバルノート・シンプルズというハーブ屋さんだ。


このブログには頻繁に登場しているね。


何も変わったことが起こらないのがこのブログの特徴。

毎回同じような記事ばかり(笑)。

珍しいねえ。フサフジウツギだ。


すぐ近くに別荘が見える。



ここは三井の森のしらかば平に隣接している。


でもあまりしらかばは見かけないが(笑)。

こちらがお店だ。


ハーバルノート・シンプルズという。


ハーブ界では有名な萩尾先生のお店だ。

これ(↓)を買って帰るつもりでやって来た。


窓は開けっぱなし。


網戸もないよ。


店内は様々なハーブでいっぱいだ。

香りがすごい。



虫が店内にまったく入って来ない。

ハーブの力ってすごいね。

奥様は店内を見学中。


いつ来ても楽しいお店だ。


店員さんもお客さんもほとんどがオンナで、オトコが皆無に近いのが、このお店のひとつの特徴である。

ハーブを学ぼうとすると、日本語の情報だけでは追いきれないかもね。


このあたりは料理でもよく見かけるハーブ。


セージやタイムなんて、サイモンとガーファンクルの歌みたいだ。

カルダモン、キャラウェイ、クミン、クローブ・・・、カレーの世界だね。


隣の部屋(↓)にレジがあって、その周りもハーブだらけだ。


こちらはアロマオイルだね。


香りに酔った頃にお勘定を済ませて、外へ。

梅雨の時期はここを川が流れる。


でも今はカラッカラ。


そんな庭を撮影していると、奥様が「いつまで撮影してんだ?」という顔して立っている(↓の画像の右端)ことに気づいたので、戻る。


これ(↓)はヘリアンサスレモンクイーンという花らしい。


すぐ近くにあるのは、似ているがオオハンゴンソウ。


八ヶ岳西麓の高原地帯にはあちこちでこれが見られる。

特定外来生物に指定されていて、勝手に移植などしてはいけない。

日本固有の在来植物に悪い影響がある可能性が高く、抜いて焼却処分でもした方がいいらしい。


ブラックバスみたいね。

妻がこれ(↓)を見て、田村智子さんの顔が左右の画像でかなり異なって見えると言って笑っていたので、記録のため撮影。たしかにそうだね。


そこからクルマで数分の移動。

だれもいない駐車場に駐車。


いつもの尖石縄文遺跡公園だ。


あ、栗が落ちた。

私の見ている目の前で木から落ちたばかりのが、画像中央の緑の栗。


長いリードを引きずってドガティ君が登場。


その赤いボールで遊んでみましょう。


ボールを追って疾走中のドガティ君。


しかしどうも気に入らないらしい。

毎日気分が変わって、好みのボールも変わるのね。

ではトリポッポちゃん(このボールのあだ名)で遊びましょう。


これは気に入ったみたい(笑)。


「おかーさん、投げてみて~」と頼むドガティ君。


「おとーさんも投げてみて~」


上機嫌で走るドガティ君。


いつもの縄文住居址33号へ。

竹箒が珍しいドガティ君。


これが33号住居跡です。


この周囲には無数の縄文住居跡があり、全部地下に埋め戻されている。

その上で、ドガティ君が教育を受けているところ。



教育が終わったら(笑)、移動。

いつもの秘密の小径へ。



ここはいいところ。

めったに人が来ないし、水路があって、整備されて歩きやすい。



木陰の道を行く。

静かだねぇ。


やがて竜神池へ。


毎回同じことしかしないこのブログ。

退屈している皆さん、ごめんなさい。

いつも同じなんですー。


あ、いつもと違うことがあった!

レストラン竜神亭にお客さんがいっぱい!!


さすが盆休みだね。ここいつもディナー時間はガラガラなのよ。

康燿堂美術館横を通る。


はい、ドガティ君の夕方の散歩は終了だ。


そこからさらに10分ほど移動。

Aコープ ファーマーズ ピア(茅野市)へ。

駐車場に上手に駐車(自慢?)。


ここで夕食を仕入れる。ちょっとだけね。


山荘に戻った。鯛の刺身にサラダを合わせて、例の日清オイリオ社内販売専門のエクストラバージン・オリーブオイルと塩をかける。


このオリーブオイル、いいわぁ。


めちゃくちゃ旨い。

加えて、買って来たばかりのタコのから揚げ。


ハーバルノートで購入したのはこちら。


たっぷりとハーブティを楽しめるよ。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(5) 夏の森

2024-08-23 08:10:28 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
退屈な話ばかりのこのブログ。

いつも同じような話題ばかり。

その中でも特に退屈そうな話題が今回の話題で、夏の森だ。



キリ・テ・カナワの名唱をどうぞ。


Danny Boy (arr. Gamley)♪


アイルランド民謡だね。

動画開始38秒くらいから出て来るFrom glen to glen♪という言葉が印象的だ。

ゲール語でglenは谷。谷が続いていたのだろうね。それも大きな渓谷が。鎌倉も谷だらけで「ナントカガ谷(ヤツ)」ってところばかりだが、それとは異なる巨大なスケールの谷が、彼の地はいっぱいあるのでしょう。

スコットランドのウイスキーには、「グレン〇〇〇〇」って名前の銘柄が多い。



原村のてっぺんの森もいいですよ。

静かだしね。

このあたりはカラマツが多い。


トンビだ。

夏らしい空と雲。それにカラマツ。


ここ(↓)はドガティ様のプライベート運動場となっている。


彼はここを走り回るのだ。

これは何度も紹介している私の好きな木で、ウリハダカエデ。


正に瓜肌でしょ?


こちらが我が山荘前の道路。


夏の昼間なんて、だれもここを通らない。

ほとんど人がいないのにやたら幅が広い通りだ。

笑われるかもしれないが、この何本かのシラカバはわざわざ購入して植えたものだ。シラカバが買いたいと言うと、樹医でもあった植木屋さんのご主人は「なんでそんなものを?」と笑った。


2000年頃の話だ。私も若かった。

今ならもうちょっと別の木を植えるだろうなあ。

この時セミがうるさいくらい鳴いていた。

今年は梅雨の時期にここへ来なかったので、我々夫婦はエゾハルゼミの鳴き声を聞いていない。


エゾハルゼミは梅雨の時期だけこのあたりで鳴いている小さなかわいいセミだ。梅雨が明けるころには姿を消す。

これ(↓)は、隣地との境界杭だ。


法務局で住所を調べたのか、私宛にハガキを送りつけて来て「隣地の所有者が境界線について法的措置をとると言って来ている。弊社に〇〇万円支払えば弊社が問題を片づけてあげるが、どうします?」なんて、そのハガキに書いてあったりする。

そういうハガキは無視しましょう。最近は減ったが20年くらい前はよくあった。

これはモミの新しい芽。


新しい芽はとても白っぽい。


美しいよ。

モミは常緑樹。御柱祭でも使われるね。

日陰が多いと岩に苔が生える。

まったく日陰にならないようなところは苔は生えない。


この土地を買う前から、ミヤマザクラの老大木が敷地内には1本生えていた。


私はナナカマドという木がどれだけ大きくなるかを知らないまま、ミヤマザクラの下にナナカマドの苗木を植えた。

そうしたらナナカマドの苗木はすくすく成長して、頭がミヤマザクラの枝の下につっかえてしまった。ナナカマドさん、すみませんでした。

この岩は、基礎工事で掘り出された岩。最初は何も生えてなかったが、やがて苔が生えて来て、今はその上に木々が生えようとしている。放置するとやっかいなことになりそうなので、早めに引きずりおろしておこう。


原村の三井の森は1980年代から1990年代にかけての開発だ。

もうほとんど売り切れているが、空いている土地もありますよ~。


皆さんもぜひ原村のてっぺんへお越しください。

夏らしい雲を再びお見せしましょう。きれいな空だね。


こちらはギボウシの仲間だ。原村にはたくさんあるよ。


路面に緑色の苔が生えて、その上にまた白っぽい苔が生える。


苔と苔とのせめぎあい。

どこも自然界は厳しいね。

アオギマダラ。


このあたりでは非常に多い蝶だ。

ツリガネニンジン。


かわいいね。

山荘内へ戻る。

屋内の気温は外の木陰と同じで23.5度。


私の山荘を求める気持ちはここ(↓)から始まった。


恋沼薫さんの丸太小屋。

恋沼さんは当時自然工房という会社を経営していた。その会社が私のためのログハウスを建ててくれたのが1990年。34年前だ。

もうずっと前だね。場所は、長野県東筑摩郡麻績村だった。



1990年代はこの夢の丸太小屋に暮らすという雑誌が大人気。


この広告を出していた会社(↓)にもコンタクトしたな。


米国のとてもいいログハウス企業だった。



今は国内では別の企業が輸入代理店をしているようだ。

なんだかんだあって、日本では太い丸太のハンドカット・ログハウスよりも、北欧のマシンカット・ログハウスが、今世紀に入る少し前から人気が出た。

それもなぜかフィンランドのホンカという企業のログハウスが一定のシェアを握る時代に入る。それは今も続いている。これ(↓)がそうだ。


この原村の方もお元気なんでしょうか?


今世紀に入ってからは、このような丸太の豪快なログハウス(↓)は新築工事で見かけることがほとんどなくなるのだった。


日本国内の山荘のスタイルの流行が変わり目を迎えたそんな時期である1999年6月に、そうした流行と無関係な(笑)私の現在の山荘は、ブレイスさんにより完成したのだった。

あ、因みに我が山荘はログハウスではありません。ティンバーフレーム構法という在来の木材軸組構法と基本的に同じ、柱や梁がある建物です。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(4) 日清オイリオ社販のスペイン製オリーブオイルと、信州産材料でつくる夏野菜カレー

2024-08-22 08:09:11 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
ランチの時間だ。

信州産の材料をなるべく多く使って、夏野菜のカレーをつくろう。

まずは信州産のコメ。


かぼちゃとショウガ以外は信州産である。


あ、ニンニクもだった。これは中国産のニンニクだ。


中国産のニンニクは粒が小さく皮がはがれにくいので苦手だ。

スペイン産か国産がいいんだが、売ってなかったのよねぇ~。

スペインの小規模なオリーブオイル製造所が日清オイリオに話を持ち込んで来たおいしいエクストラバージン・オリーブオイルがあったらしい。ところが日清オイリオが全国で販売するには、総量があまりに少なかった。そこで日清オイリオはそれを全量買い取り、社内販売限定にした。


ある日清オイリオ社員がそれを多めに買って、私に1本下さった。

それがこれだ。


スペイン製と書いてある。


そのまますくって飲めそうなくらいおいしいらしい。

サラダでもカルパッチョでもパンにつけても。

うれしいねえ。ありがたいねえ。

信州産のパプリカ。変なかたち(笑)。あんたトマトかよ、みたいな。


全部刻んだ。


トマトが完熟であまあまでした。

おいしそうでしょ。


基本スパイスと豆板醤。


スパイスに塩。


ズッキーニとパプリカを軽く揚げる。


しばらく放置。


玉ねぎを炒める。


トマトも炒める。ニンニクやショウガを加える。


塩とスパイスをサッと加熱する。


八ヶ岳西麓の水を加える。


はちみつ、ブイヨン、みりんも加える。


グツグツ煮て、そこにかぼちゃを加える。


妻はドガティ君のおもちゃを改良中。


その作業を真剣に見守るドガティ君。


「それ、ボクのおもちゃなのに、おかーさんが遊んでいる」と思っているらしい。

諏訪の酒、舞姫本醸造芳醇静。


本醸造であるからして、醸造アルコールが添加されている。

それを嫌い、純米酒しか飲まない人も多いが、私は平気だ。

それよりも純米酒だろうがアル添だろうが、味や香りや酸味が自分好みでない酒があり、それは困る。

この本醸造は私の好みに近いな。


そしてこのお酒をカレーにサッと加える。

それによりカレーの諏訪度が増す(笑)。

玉ねぎとキュウリをみじん切り。


ニンニクを擦る。


完熟トマトにそれらを加え、塩&胡椒を足して、その上から、貴重なスペイン製オリーブオイルをかける。



これがおいしいんだなぁ。

びっくりしたよ。高級なオリーブオイルってあるもんだねぇ。

いいものをもらっちゃったな。ありがとうございます!

豆板醤を鍋に入れよう。


先に揚げたパプリカとズッキーニを煮る。


適度にかぼちゃが柔らかくなったところで、出来上がり。


おいしい夏野菜カレーをどうぞ。

おいしいオリーブオイルのサラダもどうぞ。


山荘のランチって楽しいわ。


何ももらえないドガティ君。


【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(3) 寒冷地の山荘

2024-08-20 12:00:04 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
8月12日に我が山荘から見えた日の出の画像。

冴えないアングルだね(笑)。


朝の気温を示す2枚目の画像は焦点が合わずボケボケで、ますます冴えないのだが、この時の気温はとにかく18度だった。


涼しいのである。ここは寒冷地。夏は天国のように涼しく、冬は恐ろしく寒い(笑)。

ドガティ君の散歩に行って、その後しばらくして朝ごはん。


前日村内のパン店フリルフスリフで購入したいちじくパンを食べる。


少し前に三井の森からオーナー全員にアンケートが送られて来た。


その中で気になった質問は下の画像の右側、「貸別荘運営による収益化を希望しますか?」だった。


大半のオーナーが「希望しない」と答えている。私も同様だ。

この別荘地で貸別荘が可能になったら、不特定多数の人がこの別荘地に出入りすることとなるだろう。

当然ながら別荘地への思い入れが、オーナーと貸別荘利用者中では異なる。貸別荘利用者の中には夜遅くまで騒ぐ人、ごみ捨てのルールを守らない人、別荘地内の道路においてとんでもない速度でクルマを走らせる人、珍しいものだから他人の敷地に入って行く人などが現れるに違いない。民泊で問題になっているようなことがこの静かな別荘地でも起こりはじめ、別荘地としての落ち着きはなくなってしまうだろうね。

三井の森さん、そんな恐ろしい提案や質問は最初からしないで頂きたい。

兼好法師(吉田兼好)の徒然草には「家の作りやうは夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり 」という箇所がある。


冬はどんなところでも住めるが、夏に家の中が暑いのはかなわないから、夏に涼しい家をつくれという、変わったアドバイスだ。日本の建築業界でたびたび引用され、好き勝手に都合よくその表現が使われている言葉は他にないらしい。

私が察するに、兼好法師は(時代からして家屋に軒や庇がしっかりあるのは当たり前だから)通風を確保することの重要性を強調したかったのだろうね。

現代では軒や庇の無い住宅が当たり前のようにあるので、兼好法師の言いたかったこの部分(兼好法師はほかにもいろいろと面白いことを書いている)を現代に当てはめれば、「軒や庇をしっかり確保したうえで、通風を確保せよ」ということにでもなるのかな?

この山荘が建つ場所は夏でも涼しく、冬は極端に寒いところだ。したがって兼好法師の言うように「夏をむねとする」建物ではなく、むしろ冬をむねとする建物にすべきところだが、そうはなっていない(笑)。夏をむねとしているのだ。

まず周りは夏は木陰だらけだ。これが涼しさを決定づける。この標高1,600mの高地であっても、木陰がなければただ暑いだけだ。



以前建築家高橋修一さんの調査をご紹介したが、涼しさを決定づけるのは
1.地面の材質が何か?(そこが土か?草か?アスファルトか?コンクリートか?板か?等)ではなく
2.その土地の標高がどれだけか?(標高0mか?あるいは1,000mか?)でもなく
3.その地面が日陰に覆われているか否か?ということらしい。

建築家の高橋修一さんは我が山荘から少し離れたところに山荘をお持ちなようだ。偶然、我が山荘と標高もまったく同じ(1,600m)である。

彼は信州八ヶ岳 / 高橋修一の「山中日誌」というブログを書いている。今から8年前に高橋さんはその山荘周辺の複数の場所で気温を測定し、その結果、敷地内に樹々があるかどうかがその敷地の気温に決定的な影響を与えることをその紹介している。その時の気温測定結果は以下のとおりだ。

【標高1,600m】
① 樹木に覆われた敷地内にある高橋氏の山荘の屋内 21.0度
② 樹木に覆われた敷地内にある高橋氏の山荘の屋外 24.0度(23.0度)
③ 樹木がほとんどない他の敷地の屋外 36.5度(39.5度)
④ 舗装道路 36.0度(38.0度)

【標高1,000m】
⑤ スーパーマーケットの駐車場 42.0度(42.0度)

● 気温は地表から1.5mの高さで測定。
● カッコ内の気温は同じ場所で、地面の上で測定。

これを見た限りでは、他の条件よりも、陰の有無がその場所の涼しさを決定づけているようだ。

晩秋になると我が山荘周辺の風景が一変する。このあたりにある木々、つまりカラマツ、ナラ、カエデ、サクラ、シラカバ、ナナカマドなどはほとんどすべて落葉してご覧のようになるので(↓)、山荘は陽にさらされることとなるのだ。



落葉樹ってありがたいね。

モミ、スギ、ヒノキ、マツ等の常緑樹ではこうはならない。

45度の角度の軒を外壁から水平に70cm出して、窓は腰の高さ以上のものだけを採用。


これだけのことだが、真夏はお日様の位置が高いので、昼間に南から室内に日光が入って来ることがなくなる。

これ(↓)が正午の真南を向いた窓だ。真夏のその時間帯に、日光はここからは入らない。

一方真冬はお日様の位置が低く、屋内まで真南から日が差す時間帯がある。


タオルを日陰干し。


兼好法師の話に戻ると、建築家的視点から見たらあまりに荒っぽいものなのだろうが、それでも夏にいかに涼しく過ごすかということを兼好法師は大昔に大真面目に考えたのである。

私はそれと似たようなことを寒冷地で実践しているのだから、真冬の山荘内は寒くなる。「そんなの困るじゃないか!?」と思われる人は多いだろう。

しかしねえ、真冬にこの標高1,600mの場所にある山荘に、いきなり到着した状況を想像してごらんなさい。


どんな山荘を作ろうが、そこはめちゃくちゃ寒いわけですよ。屋内外の気温は同じようなものになっているからね。

屋内外が例えば零下12度なんて状態から、薪ストーブを焚いて室内をガンガン温めて行き、そして滞在中はずっと薪ストーブを焚いている。

冬に我々が到着したばかりの山荘の内外の気温は極寒地並みに低いわけで、とにかく温めることが必要である。山荘の作りなどどうであっても、同じことなのだ。

したがって家の作りは、夏をいかに涼しく過ごすかということを考えればいいってことになり、軒をしっかり出して、窓を適度な高さに配置し、山荘の周囲に大きな木々を残している。


ただしそれがたまに滞在する山荘ではなく、永住している人の家だとすれば、別の配慮が必要だろうね。

ずっとそこに住んでいて、太陽光の助けをたくさん借りずに、真冬の屋内を暖房器具で温めるのは、秋~春の期間の暖房費用が高くついてしまう。薪、電気、あるいは石油が余計に必要になることだろう。出来ることなら冬は太陽光を多めに取り入れたいだろうから、軒、窓、敷地内の木々について、別の考え方が必要になって来る。


ということで、我が山荘の設計や周囲の木々の残し方は、寒冷地であるにもかかわらず「夏をむねとした」ものになっているのでした。


山荘の中でおもちゃをかみかみして遊ぶドガティ君。


雨が降って来た。


我が家にはもうひとつ利点があった。

軒があって、こうした窓があれば、雨が降ったからと言っていちいち窓を閉める必要はない。雨天時でも窓を開けたままでいられて、通風が確保できる。



仮に暴風雨で横殴りの雨風が迫って来たとしても、この上下の上げ下げ窓は、上半分を開けておくこともできるのだ。それをすると、台風が来ても平気で窓を開放していられるのである。

先にご紹介した高橋修一さんの主催する住まい塾が建てた家をご覧ください。

《 住まい塾 》「垂水の舎」

これがおそらく現代的な理想だ。

近年の新築住宅ではまず見かけないほど、軒が長い。これだけ長いと、床まである大きな掃き出し窓を開けていても、普通の風の状態なら、雨が家の中まで吹き込むこともないだろう。採光、通風、夏の涼しさが十分確保できるはずだ。エアコンの使用も最小限に抑えられるだろう。

昔のテレビドラマで出て来た武家屋敷みたいなものだ。「曲者だ! 者ども、であえ、であえ」なんて言いながら、障子をパンパンパンと開けたら、壁は全部開口部。しかしその上には庭に向かって大きな軒が出ている。密閉度の高いガラスサッシなんてものが誕生する前は、大きな開口部の上には必ず大きな軒があったのだ。


屋内では温かい空気は上へ溜まりがちだ。

冬に薪を焚いた時や、夏の温かい空気は屋根裏にたまるのである。


そういう場合は、屋根裏部屋の窓を開けると同時に、扇風機を回して暖気を水平に動かしている。



そしてその暖気が移動して来たところで、天井のファンを回すことで、その暖気を下に落としている。


この土地を買おうかどうしようかと迷った時に、高原について知識を持つ先輩たちは「悪いことは言わない、そんな高冷地は止めておけ。ただでさえ原村ってところは寒いんだ。その原村のてっぺんだなんて人が暮らせるところじゃない・・・」と私にアドバイスした。

しかし先輩たちって、みんな自分の過去の経験に誇りを持っていて、その過去の経験に基づき何も知らない後輩たちに熱心にアドバイスしようとするからねえ。

下のグラフは直近数十年の気温の推移のイメージを表現している(つもりである)。横軸が時間で、縦軸が気温だ。私が生まれてからずっと、年数が経つほど、気温(黒い線)が上昇して来た。私が山荘の土地を取得したのが26年前の1998年。赤い丸のところだ。その時点で私にアドバイスをくれた人はそれに先立つ(赤線の左側の)30年くらいの期間の記憶、つまり1970年代~1980年代~1990年代の記憶(黄色で表現されている)を元に、私に知識を授けようとしたのである。しかしそれは、今よりはるかに八ヶ岳山麓の気温が低かった時代の話だ。


私にはそんな昔の話は関係がない。私がこの山荘を使うのは赤線以降の数十年(右側の青の矢印)だからだ。その間も気温は上がり続けている。赤線より右の時代に新たな山荘暮らしをしようとする人(つまり私のこと)が、赤線より左の経験しか持たない人に気温に関してアドバイスを求めても無駄なのであった。

1998年当時、夏でも寒くて窓を開けていられなかった山荘は、直近の四半世紀で、夏に窓を開けていてちょうどいい山荘に変化した。山荘に行ったら、途中の道が豪雪で大変なんてこともかつては多かったが、今ではほとんどなくなった。斯様に、先輩方のアドバイスなんてあてにならないものだ。

これから新たに別荘を買い求める方々は、万が一私のブログを読んでしまったとしても、その内容をあまり参考になさらない方がいいと思う(笑)。自分で考えて納得できる別荘をお買い求めください。

【つづく】
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