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9回2死からの逆転勝利

2012年07月03日 21時52分46秒 | 試合結果
広島 000 000 103 4
阪神 101 100 000 3
勝利投手:中田1勝
セーブ投手:ミコライオ1勝3敗8S
敗戦投手:榎田2勝1敗2S

 大竹は生命線の制球が甘く、初回1死から3連打で1点を先制されると、3回は2死から鳥谷に四球を与えてしまい、新井貴と金本に連打を浴びて1点を追加されてしまいました。
 続く4回には、安打と犠打で2死2塁とされ、マートンに適時打を浴びて3点目を失い、5回に代打を送られて降板となりました。

 打線は阪神先発のスタンリッジを捕えられず、4回まで1安打に抑えられました。5回に連打で1死1,2塁とするも、代打石井と天谷が凡退して得点を挙げられませんでした。
 ようやく7回に四球と2塁打で無死2,3塁として、廣瀬の適時打で1点を返しましたが、続く無死2,3塁の同点機で石原は三振に倒れ、代わった筒井に対して代打前田智と天谷も三振に倒れて、反撃は1点止まりでした。
 
 5回からは菊地原、6回途中から梅津、7回はサファテ、8回は中田と繋ぎ、毎回走者を得点圏にまで進められながらも、2度の犠打失敗などに助けられて、無失点で凌ぎました。

 9回は赤松と石原が倒れて2死無走者となりましたが、代打迎が安打で出塁すると、天谷も安打で続き、更に代打菊池が適時打を放って1点を返しました。続く梵の打席で、重盗を決めて2,3塁の同点、更には勝ち越し機を作ると、ここでまさかの暴投・振り逃げで2者が帰り勝ち越しに成功しました。

 その裏はミコライオが登板し、失策と四球で2死1,2塁のピンチを招きましたが、最後は新井良を二ゴロに打ち取り、まさかの逆転勝利を挙げました。
 この勝利で4位阪神とのゲーム差がついに0.5に縮まり、明日勝てばついに4位浮上となります。
 今日の逆転負けは、阪神にとってかなりショックが大きいと思います。明日の先発は今井と岩田なので分が悪いですが、この流れに乗って打線が早い回から援護して、守備でも盛りたてていけば、勝機はあるはずです。


 野球は2死からと言いますが、この言葉は本当ですね。赤松と石原が倒れて時点で、完全に負けたと思いましたが、ここから打線が意地を見せました。
 迎と天谷の連打で1,2塁となり、ここで安部に代えてルーキーの菊池を代打に送るという野村采配がズバリと決まり、菊池は左前適時打を放ちました。
 いくら左対左とはいえ、この最近の安部は当たりが出てきており、菊池より安打が出る可能性は高いと思ったので驚きました。しかし、菊池は監督の起用に見事に応え、適時打を放つと、暴投で2塁から一気に生還する好走塁を見せました。
 あの場面で、適時打を放って、更に見事な走塁を決める菊池は素晴らしいと思いました。
 野村、堂林、安部に続いて、また楽しみな選手が出てきましたね。

 今日は7回のチャンスで三連続三振で1点どまりだった時点で負けたと思いました。それが、9回2死から逆転するとは…。
 今季はカープも9回2死から5失点して逆転負けしており、本当に野球は終わるまで分からないことを実感するシーズンです。今日は勝ちましたが、反対の辛さも味わっているので、この試合で浮かれることなく、気を引き締めなければいけませんね。
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