巨人を3タテ 貯金1

巨人 000 000 000 0
広島 001 000 01X 2
勝利投手：篠田1勝
セーブ投手：サファテ1S
敗戦投手：2敗


　巨人先発はエースの内海とあって大量得点が期待できない試合でしたが、そのとおりとなってしまいました。それでも、3回に會澤と堂林の連打と死球で1死満塁とすると、暴投で1点をもらうという予想外の形で先制しました。
　その後は、7回まで失策により1度出塁しただけで、全く内海を打てず、追加点を奪うことができませんでした。

　先発の篠田は、毎回のように走者を背負いながらも、粘り強い投球で巨人打線に得点を与えませんでした。最大のピンチは5回で、失策と安打で1死1，3塁とされるも、ボウカ―をニゴロ併殺に打ち取ってピンチを脱出しました。結局、7回を投げて6安打されながらも無失点に抑える好投でした。
　8回からはミコライオが登板し、無失点に抑えると、ようやく打線が内海を捕えて、堂林の安打と犠打で2死2塁として、梵が適時打3塁打を放って、待望の追加点を挙げて、内海をKOしました。
　9回はサファテが締めて、同一カード3連勝で待望の貯金1となりました。

　篠田は良く投げました。7回を投げて6安打されて、3回と6回以外は毎回走者を背負い、更に4度得点圏に走者を進められながらも、得点を与えませんでした。今日の篠田は緩急をつけて、巨人打線に的を絞らせなかったことが良かったと思いますが、それ以上に初回に1個四球を与えた以外は、無四球で無駄な走者を出さず、ピンチでも力まず、落ち着いていて投球でしたことが、好投に繋がったと思います。
　今日のような投球が続けてできれば、左腕エースとして2ケタ勝利も見えてくると思います。昨季の篠田は、最初良くて、その後は修正できませんでした。今後の投球で真価が問われますね。

　打線は内海に手こずり、4安打に抑えられましたが、その中で堂林が光りました。會澤がスタメン出場したことで、打順が8番に下がりましたが、意地の2安打を内海から放って、2度の得点機を作りました。
　特に8回は、4回以降無安打に抑えられて苦しい状況でしたが、先頭打者として出塁して、貴重な追加点のホームを踏みました。
　昨日まで打率.083と低迷していましたが、今日の2安打でようやく.200となりましたし、内海から2安打を放ったことを大きな自信にして、明日からも思い切りのよい打撃を見せてほしいですね。