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野村快挙逃すも連敗止める

2012年04月29日 22時05分48秒 | 試合結果
ヤクルト 000 000 000 0
広島 100 002 00X 3
勝利投手:野村2勝1敗
セーブ投手:サファテ2敗5S
敗戦投手:ロマン1勝4敗


 昨日の不可解な継投で不穏な雰囲気が感じられましたが、ルーキー野村が全てを払しょくしてくれました。立ち上がりから制球が抜群で、変化球を低めに集めて、好調ヤクルト打線に内野ゴロの山を築かせました。
 初回に上田に四球を与えた以外は、6回まで一人の走者も許さず、前田健に続くノーヒットノーランの期待が徐々に高まりましたが、7回に1死からミレッジの止めたバットに当たった打球は右前安打となり、快挙達成は成りませんでした。
 それでも、この1死1,3塁でバレンティンを迎えたピンチでも落ち着いて、投ゴロ併殺打に打ち取り得点を与えず、8回まで投げて1安打無失点の快投でした。

 少し上向いてきた打線は、初回に安打と犠打で1死2塁とすると、廣瀬が適時打を放って先制点を挙げました。2回から5回はロマンに2安打に抑えられて追加点を奪えませんでしたが、6回に1死1塁からニックが2点本塁打を放って、待望の追加点を奪いました。

 野村に初完封の期待が掛かりましたが、9回はサファテにマウンドを譲りました。サファテは1安打を許すも、最後は併殺に打ち取り3人で片づけて、ヤクルト打線を零封しました。
 チームの連敗は3で止まり、借金も1となりました。明日はエース前田健が登板します。ここで一気に5割復帰して、今季は5割の壁を破りたいですね。


 野村は凄いですね。投球内容はもちろんですが、精神面も新人とは思えません。6回まで無安打投球で、記録を意識し始めたと思いますが、7回に不運な安打を打たれて、記録は消えてしまい、更に1,3塁で昨日逆転3ランを放っているバレンティンを打席に迎えるという状況でも、気持ちを切らさず、丁寧に低めを突いて投ゴロ併殺に打ち取りました。
 終盤に無安打の記録が途切れると、そのまま崩れるケースはこれまで何度もあったので、バレンティンの打席は打たれるのではないかと心配したのですが、野村には無駄な心配でした。1年目からこれだけ精神面がしっかりしている投手は見たことが無いですね。制球の良さが武器でしたが、それだけではなく精神面の強さも大きな武器ですね。これは大物になること間違いないですね。

 
 ニックが価値ある本塁打を放ちました。極度の不振で、さすがに我慢の限界に近づいていましたが、昨日の適時打で何かを掴んだかもしれません。野村監督の直接指導の成果が出たということでしょうか。
 技術的な部分だけでなく、結果が出たことで気分的にも楽になったと思います。まだ2試合なので安心はできませんが、これからやってくれそうな気配を感じます。栗原の復帰時期が読めない中で、ニックが唯一の長距離砲として期待できると思います。


 昨日の継投失敗により、サファテのプライドを傷つけてしまったようです。そのため、今日はセーブが付く場面ではサファテを投入すると決めたいたとのことです。野村は8日んで100球と完封ペースでしたが、しわ寄せにあい8回で降板となりました。
 しかし、サファテのケアをしないと、今後の戦いに悪影響を与えるので、これは仕方ないでしょう。野村も納得してれていると思います。
 野村監督には、今後はこのような不協和音の元になるような采配はやめてほしいですね。
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