宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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「安倍暴走政治」に対決し、対案を示した志位委員長の代表質問。 沖縄の男性”涙が出た”と感想

2014年01月30日 | 国会

 昨日は志位委員長の衆院代表質問を視聴しました。
 午後4時頃からの放送でしたが、「ヤジが多いな」とテレビ画面からも感じられました。
 質問後の記者会見で志位氏は、「議場の雰囲気が異常なものを感じた」 とくに自民党議員の靖国問題での反応について、「口汚いヤジがわっと起こった。 私も初めての体験だ」と語り、「『靖国』派の議員の頭が洗脳されている危険な状態と痛感した」と批判しました。

 志位氏は、質問の最後に安倍首相の昨年12月の靖国参拝問題を取り上げました。 靖国神社が戦中、国民を戦場に動員する道具とされ、現在も過去の侵略戦争を美化・宣伝して、A級戦犯をまつっている事実を指摘。 その上で「この施設に参拝することは、総理がどのような意図をもっているかにかかわりなく、侵略戦争を肯定・美化する立場に自らの身を置くことを世界に宣言することに他ならない」と強調しました。

 そして、「第2次世界大戦後の国際秩序は、日独伊3国による侵略戦争を不正不義のものと断罪するものであり、断じて許されるものではありません」と強調し、国際社会の批判の広がりを指摘しました。 

 さらに、「総理、あなたは自らがよって立つ特殊な右翼的勢力ー『靖国』派に媚(こび)を売る行動によって、国際社会の信頼を失い、とりわけ近隣諸国との友好という国益を大きく損なったのです。 その自覚と反省はありますか」と質しました。

 安倍首相は、「(靖国参拝)これは国のリーダーとして当然のことであり、世界共通のリーダーとして当然のことであり世界共通のリーダーの姿勢だと考える」と自らの行為こそが、「世界のリーダーの姿勢」だと開き直り、「特殊で危険」な姿を国民の前に国際社会の前に露わにしました。

 志位氏は、「日本共産党は、侵略戦争と植民地支配に命がけで反対を貫いた党として、歴史問題での逆流を日本の政治から一掃するために全力をあげてたたかう決意」を表明しました。

 安倍首相は、「戦後わが国は自由と民主的で基本的人権や法の支配を尊ぶ国をつくり、戦後68年にわたり平和国家として歩んできた。 その歩みは今後も変わらない」と自らの「暴走政治」を「擁護」してみせました。

 この答弁を国民はどのように聞いたことでしょうか。

 沖縄県の男性は、日本共産党本部に電話で、「いま偶然、志位さんの代表質問を聞きました。 沖縄のことをそこまで考えていただいてありがたいことです。 涙がでてきました。」
 また、埼玉県の男性は、「とくに秘密保護法の強行や沖縄・普天間基地『移設』と名護市長選結果についての質問は、安倍政権がいかに民意とかけ離れ、暴走しているかが具体的によくわかりました」(「しんぶん赤旗」30日付)などの感想が寄せられているそうです。

 安倍首相の「自由と民主」、「基本的人権」、「平和国家」などの「モデル」は全部まとめて靖国神社に収められているのではないでしょうか。 「国家が認めた範囲」で、そして、「戦争が平和をもたらす」と。

 今日は、午後1時頃から、参議院本会議で、山下芳生書記局長が代表質問を行います。