都知事選に関して、「共同通信」が23、24日両日電話による世論調査を実施した内容が、25日付「神奈川新聞」に掲載されました。 同調査の都知事選の「最大の争点は何か」の質問に対して、「少子高齢化や福祉」が26.8%、「景気と雇用」23.0%合わせて、約半数の49.8%に及びました。 「原発・エネルギー問題」18.5%、「東京五輪の準備」7.7%、「教育」5.8%、「政治とカネ」2.5%となっています。
宇都宮候補の「5つの基本政策」の第1が、「世界一働きやすく、くらしやすい希望のまち東京をつくります」です。 具体的項目を見ますと、「少子高齢化や福祉」また、「景気と雇用」をどう立て直し、確立していくか、分かり易い内容になっているのではないでしょうか。
☆ 待機児童ゼロにするために、5年間で5万人、当面2万人超の認可保育園等の定員贈をはかります
☆ 18歳まで医療費無料化を拡大します
☆ 都立児童相談所を現行11か所から26か所へ大幅に増やします
☆ 「ブラック企業規制条例」を制定し、若者の使い捨てを許しません
☆ 若者自身が若者政策を立案し、それを都政に反映します
☆ 都営住宅建設ゼロから脱却からして、都営住宅の新規建設に取り組みます。
☆ 違法な解雇・賃下げ・賃金不払いなどについての対策として、東京都労働相談情報センターの拡充と機能強化を行い、労働委員会の機能も強化します
☆ 都の最低賃金を時給1000円以上にするよう国に働きかけます
☆ 後期高齢者の保険料、国保保険料(税)、介護保険料の値下げをめざします
☆ 都独自の高齢者医療費無料化(65歳以上の窓口負担ゼロ)にむけて、当面、75歳以上の医療費の無料化を検討します
☆ 特別養護老人ホームを拡充して、4万3000人を超える特養待機者を段階的にゼロにします
等々です。
東京都の財政力を生かし、ムダを無くし、大型公共事業優先から、福祉、雇用優先の都政に切り替えれば十分可能ではないでしょうか。 宇都宮候補の勝利には、こうした政策の内容をいかに全有権者に伝えきるかにかかっています。
「しんぶん赤旗」25日付には、「夫、けんじを語る 宇都宮美佐子さん」の記事が掲載されました。
「子どもを保育園に送っていくのは夫の担当でした。 子どもの夏・冬休みは夫の実家(大分県)で、2週間過ごして毎日、セミ取りや海水浴をしていました。 ただ、普段は仕事が忙しくて、一家だんらんの時間は日曜日の午後しかありませんでした」
「弁護士の坂本堤さん一家3人がオウム真理教に拉致(1989年11月)され、殺害された時の夫の姿を忘れることができません。 堤さんの妻・都子(さとこ)さんは、88年1月までの4年間、夫の法律事務所で働いていました」
「働き者だった父親を尊敬していた夫は、まじめに働く人、社会的弱者の側に常に身を置くことで、父親の生き方に自分を重ねているのだと思います。 夫ですから、言いにくいですが、都政はこんな人に託したい」
宇都宮けんじ候補の演説や講演などをまだ聞いたことのない私でも人柄が大変よく分かる話しだと思いました。
「しんぶん赤旗」読者から、「東京に応援にいきたい。 行く日が決まったら、教えてほしい」と連絡がありました。