goo

さあ、ポストシーズン

 ヤンキースがア・リーグ東部地区で優勝した。オリオールズが驚異的な粘りで、ヤンキースの優勝を最終ゲームまで引き延ばしたが、最後には力尽きた・・。しかし、誰もが予想しなかった快進撃で、地区2位、そしてポストシーズンに進出したのだから、その大健闘は大いに称えられるべきであろう。
 それと同じくらい驚いたのが西地区で優勝を果たしたアスレチックスである。昨季は松井が所属していて結構試合を見ていたが、松井が退団し、主力選手も何人か放出したのだから、チームの体を成すのか、かなり心配していたが、シーズンが進むにつれて、投打のバランスが整い始め、レンジャーズと最大13ゲームあった差を一気に縮めて、優勝してしまうのだから、本当に驚いた。
 その反対にあっけにとられてしまったのは、レンジャーズの大失速だ。開幕当初は、ハミルトンの神がかり的な強打で無敵状態だったのに、徐々に戦力が落ちていき、最後のアスレチックス3連戦を3連敗して、とうとう優勝を逃したのだから、もうどうしようもない。結局、オリオールズとのワイルドカードプレーオフに臨まなくてはいけなくなったのだから、悲願のワールドチャンピオンまでの道のりは、昨年、一昨年よりも険しくなったと言っても良いだろう・・。(ダルビッシュが先発するようだ。頑張れ!!)
 
 で、話をヤンキースに戻そう。


 苦しみながらもリーグ最高勝率でプレーオフに進出したのだから、やはりヤンキースは強い。松井がいた頃とは比べものにはならないが、それでもMLBの中では一番好きなチームであるだけに、是非とも勝ち抜いていって、イチローにチャンピオンリングをプレゼントして欲しい。いや、違う、イチローの活躍で、チームがワールドチャンピオンになれるよう、影ながら私も応援していこうと思っている・・。(松坂の最後の登板は惨憺たる結果に終わってしまったが、このまま終わるような男ではないだろう。しっかり体を鍛え直して、もう一度栄光をつかみ取って欲しい)

 そうそう、忘れてはならないのは、タイガースのM・カブレラが、45年ぶり三冠王となったことだ。

 
 打率3割3分、44本塁打、139打点という堂々たる記録での三冠王である。彼は松井がヤンキース1年目(2003年)でワールドシリーズで対戦したマーリンズの4番を打っていた選手だが、当時はまだ弱冠20才、MLBにはこんな選手もいるんだな、とずっと注目してきた選手だ。年々太ってきて、ダイエット命令が出たり、警察沙汰を起こしたりと、野球以外でも色々話題を提供してきたが、今シーズン、とうとうその才能を実らせた。素晴らしい・・。
 彼が所属するタイガースは、中部地区で一位となり、昨年に続いてポストシーズンに進出するが、打者ではカブレラだけでなく、強打のセシル・フィルダーもいるし、ピッチャーは奪三振王のバーランダーと16勝を挙げたシャーザという強力な二枚看板がある。波に乗ったら、一気に行きそうな戦力だけに、ヤンキースの最大のライバルかな、と私は思っている・・。

 何だか今年はポストシーズンが面白そうだ。ナ・リーグの事情についてはほとんど知らないが、きっとすごい試合が待っていることだろう。楽しみだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする