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ディズニーランド

 先日いつもの書店に行ったら、デアゴズティー二の「My Disneyland」が山積みされていた。


 TVのCMでも何度か見かけていたので、思わず手にとってみた。自慢じゃないけど私は今まで一度もディズニーランドに足を踏み入れたことがない。東京ディズニーランドは開園してもう24年以上になるというが、私にはまったく縁のない世界だ。しかし、年に何度か塾生たちがクッキーなどのお土産を買ってきてくれるので、なんとなく親近感は持っている。これからもどうせ出かける暇などないだろうから、ちょっとこれくらい買い集めてみようかな、などと思いながらためつすがめつしてみた。
 「毎号に付属するパーツを組み合わせると『ディズニーランド・パーク』のジオラマが完成する」のだそうだ。「米カリフォルニア州にある世界で最初に開園した『ディズニーランド』を精巧に再現してあり、『眠れる森の美女の城』や『ビッグサンダーマウンテン』などの名物アトラクション、園内をめぐる列車なども作り込んであり、LEDライトで全体のライトアップもできる」というから、かなりの優れものかもしれない。第一、ディズニーがOKを出すくらいだから、いい加減なものであるはずがない。さらに、「ディズニーランドのアトラクションの誕生秘話や、ディズニーキャラクターの詳細解説を掲載。また、代表的な映画やアニメ作品の製作背景や苦労話なども紹介する」というから、本気で欲しくなってきた。レジに持っていこうとしたら、馴染みの店員がニコニコしながらこちらを見ていた。ちょっとばかり恥ずかしくなって、
「これって何号まであるの?」とたずねたら、
「100号です」とすぐに答えた。
「え~~~っ、100号!?」と叫んでしまったが、これはすごいことになってしまう。1年は52週だから100号完結するのにほぼ2年かかる。まあ、それはいいとしても問題はその価格だ。創刊号は特別価格で790円だが、2号以降は通常価格の1490円となる。ちょっと計算しただけでも、総額15万円近くになってしまう。まったく冗談じゃない、15万円もこんなものにかけられるか、と手に持っていた本をそっと戻して、
「100号は多すぎるね、やめた」と店員に話しかけると、
「まあ・・」と苦笑していた。書店員としてはこんな返事しかできないんだろう。そうは言ってもボチボチ売れているらしいから、全国にかなりいるディズニーフリークは大変だなあ、と余計な同情をしてしまった。

 デアゴスティーニと言えば、私は「青春のうた」を第1巻からずっと買い続けている。最新号は43号まで発売されたが、いったい何号まで続くのだろう。1960年代・70年代・80年代の懐かしい曲がそれぞれ年代別に毎号6曲ずつCDに収められている。さすがに60年代の曲はあまりよく知らないが、70年代になるともう聞くたびに涙があふれてきそうな名曲ばかりである。もうずいぶん長い間聞いたことがなかった曲を久しぶりに聞ける喜びもあって、何号まで続こうと全巻揃えるつもりでいる。
 その中で最近最も心に響いた曲は、「日暮し」というグループの「い・に・し・え」。運良く YouTube でビデオクリップが見つかったので載せておく。ヴォーカル・杉村尚美の切なそうでどこか投げやりな歌い方が、何度も聞いているうちに優しさにあふれたものに聞こえてくる。いい曲だ。


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