環境部解体論の続きです。
■環境部の本来業務はなにか
環境部の本来業務は何なのでしょうか。環境問題、環境リスクを経営に反映する、いわゆる環境経営の推進だという意見があります。(環境経営の定義がえらく曖昧ですが、そこはとりあえず置いておきます)。
しかし、環境経営というからには、経営企画などの部門が担当すべきと思います。そうしないと、環境省と国全体の方向性がズレていることと同じことが起こります。脱線しますが、環境省はスローライフ、コンパクトシティ、NPO活動の活発化、無駄な消費をしない、などのスローガンを掲げていますが(環境基本計画など参照)、これを国を挙げて推進しているようには到底思えません。
同じように、環境部が経営企画部と別で環境経営をうたっても、実効性が疑問です。今のやり方では、経営企画部が本来業務に集中するために、環境部に環境経営をアウトソーシングしているように見えます。会社にやる気があるなら、経営企画部が環境経営を推進しているはずです。
■まとめ
さて、環境部解体論を6回も連続でやりましたが、やはり環境部という組織を作って、そこでしなければならない業務はないような気がします。業務分掌の問題でしかないので、理論上可能であるのは当然ですが。
もちろん、環境部をなくせばそれで済む話ではないでしょう。会社の考え方によっては、環境部を残したほうがよいという判断もあるはずです。しかし、今のやり方は、環境と名のつく業務を全て環境部に押し付けているように見えます。そして、環境部があるというだけで、「うちの会社は環境経営をやっている」と安心、満足しているのではないでしょうか。
EMSがある程度会社に定着した今、環境部の仕事のあり方を見直していくよいタイミングなのではないかと思います。
■環境部の本来業務はなにか
環境部の本来業務は何なのでしょうか。環境問題、環境リスクを経営に反映する、いわゆる環境経営の推進だという意見があります。(環境経営の定義がえらく曖昧ですが、そこはとりあえず置いておきます)。
しかし、環境経営というからには、経営企画などの部門が担当すべきと思います。そうしないと、環境省と国全体の方向性がズレていることと同じことが起こります。脱線しますが、環境省はスローライフ、コンパクトシティ、NPO活動の活発化、無駄な消費をしない、などのスローガンを掲げていますが(環境基本計画など参照)、これを国を挙げて推進しているようには到底思えません。
同じように、環境部が経営企画部と別で環境経営をうたっても、実効性が疑問です。今のやり方では、経営企画部が本来業務に集中するために、環境部に環境経営をアウトソーシングしているように見えます。会社にやる気があるなら、経営企画部が環境経営を推進しているはずです。
■まとめ
さて、環境部解体論を6回も連続でやりましたが、やはり環境部という組織を作って、そこでしなければならない業務はないような気がします。業務分掌の問題でしかないので、理論上可能であるのは当然ですが。
もちろん、環境部をなくせばそれで済む話ではないでしょう。会社の考え方によっては、環境部を残したほうがよいという判断もあるはずです。しかし、今のやり方は、環境と名のつく業務を全て環境部に押し付けているように見えます。そして、環境部があるというだけで、「うちの会社は環境経営をやっている」と安心、満足しているのではないでしょうか。
EMSがある程度会社に定着した今、環境部の仕事のあり方を見直していくよいタイミングなのではないかと思います。