塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

トンデモ神社のご紹介

2011年01月09日 | 徒然

 今年は、多くの会社が4日から仕事始めということで、落ち着いて正月を過ごせなかった方が多かったと思います。私も今回は、年越しだ正月だといった気分がほとんどありませんでした。正月行事といえば、初詣でと初売りぐらいでした。ちなみに私が今年行ったのは、岩沼市の竹駒神社という、宮城県では初詣で客動員数が最も多い神社の1つです。

 
初詣での竹駒神社


 さて、寺社の経営というのは、ときどき世間とズレているなぁと感じることがままあります。私の場合は、城跡めぐりという趣味の関係で寺社を訪れることがよくあります。ですので、「なんだコレ?」と失笑してしまう機会には、普通の人より恵まれているといえます。私の経験上、そのような機会は神社より寺の方が圧倒的に多いです。檀家というシステムがあるかなないかの違いなのでしょうか、神社は割と金に物を言わせた無茶はしないように思います。

 そんな中、昨年ちょっとびっくりな神社に出会いました。八王子市館町にある御霊神社という神社です。神社としては、大きくもなく小さくもなく、中ぐらいといった感じです。

 
御霊神社


 さて、何がびっくりかというと、まず手水舎です。何とセンサーに手をかざすことで自動的に水が出るハイテクな水盤です。ですから普段は水は出ておらず、当然水盤にも水は溜まっていません。必要な時だけ水を出す、とってもエコな代物です(笑)。

 
右下がセンサーです。


 ところがこのセンサー、壊れていてどうあがいても水が出ません。。ですので、結局手を清めることができないまま参拝することになってしまいます。

 次に、もっと驚いたのが、手水舎の隣にある御神木舎というものです。ここには御神木の切り株が納まっています。神社の御神木というのは当然ながら大抵は古木であり、自然災害や枯死により御神木が折れてしまうなどということは珍しいことではありません。そういった場合に、御神木の切り株を別舎にお納めしてあがめるというのも、広くみられる方法の1つです。

 
御神木舎


 ですから、この神社もそこはきちんとやってるのかと思いきや、舎の説明書きを見て愕然としました。「社務所を建てようとしたら、そこにあったから伐った」というのです。御神木を伐採して切り株におとしめてまで建設しなければならない社務所なんであるのでしょうか?さすがにそんな神経を持った神社には、今までお目にかかったことがありません。

 
衝撃の説明書き


 ということで、この御霊神社は、私の中ではぶっちぎりでトンデモ神社に認定されました。これを超えるような酷い神社があろうものなら、ぜひお教え願いたいものです。

 さて、今回は初詣で繋がりで神社編をお送りしましたが、次回は引き続きお寺編をまとめようかと思っています。ではでは、本年こそ良い年でありますように^^




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2 コメント

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Unknown (さわちゃん)
2016-07-18 08:09:32
この木は40年前に雷が落ち切ったのです
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Unknown (うじょう)
2016-07-18 18:24:36
さわちゃんさま、コメントありがとうございます。

そうなのですか?解説版の説明を書き抜くと、「社務所西部に当る場所に生育していたために伐採、記念として祀る(2002年3月)」とあるので、そのまま解釈すれば「生育していたものを最近伐採した」と読めますよね^^;

40年前に落雷により焼亡したのだとすれば、内容がまったく違うことになります。事実であるとすれば、速やかに書き換えた方が良いでしょうね!
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