連日続く大地震に、被害は今なお拡大中のようです。震度では東日本大震災を上回っているということで、どんなに恐ろしい揺れだったか、想像するのも困難です。すでに40人以上の方が亡くなっているそうですが、東日本のときには地震そのものでの死者はそこまでいなかったように思います。さらに雨が降って土砂崩れの危険性も増すということですが、とにかく被害が拡大しないよう祈るばかりです。
大分県を震源とする地震も発生し、こちらは連動で起こった別物であるということです。断層伝いに地震源が移動しているということから、今後伊方原発のある四国へ波及しないか非常に心配です。
今回の地震の被害報道では、熊本城の崩れた石垣や天守の瓦、倒壊した櫓などがよく真っ先に映し出されているのですが、これには個人的に大いに疑問を感じます。城オタクともいうべき私にとってもちろん悲しいニュースではありますが、それよりなにより今は人命の方が第一です。人が住んでいる訳でもないお城なんか、今は後回しでしょう。もちろん後々の復興を考えれば、貴重な観光資源が使えなくなるのは痛手ではありますが。
今はただ、亡くなられた方々のご冥福と、一刻も早くとりあえず小康状態となることを祈念申し上げます。
珍しく3回続けて花見の話題です。先週末、天気は晴れということだったので、山梨県は北杜市にある神代桜を見に行ってきました。そしたら一日中曇りで日なたなんか全然できなかったよコンチクショー!という天気予報への怒りはもはや毎度のこととして。逸見地方とも呼ばれる山梨県の北西部には、一本桜の古木があちこちに点在しており、近年では観光ツアーもかなり出ているようです。私も何本か立派な古桜を見ているので、今回の神代桜にも期待していたのですが…
ご覧の通りかなり樹勢が衰えてしまっています。幹回りの見事さに比べて花の付き方が何とも弱々しく、心配です。
ただ、神代桜のある実相寺の境内にはその子桜が多数植えられており、こちらも十分な大きさに育っています。
混雑を避けて朝の6:30頃に到着したのですが、すでに境内周辺には大きなカメラを携えた写真愛好家の方々がそれなりの人数来ていました。彼らも私と同じように天気予報を鵜呑みに信じてしまったのでしょう。
しかし私の場合は、実は桜がメインではありません。長らくお付き合いいただいている読者の皆様にはお分かりと思いますが、実相寺境内は私の趣味の城跡なのです。なので、桜をひとしきり愛でると、ひとりそそくさとお寺の奥に向かいます。誰もいない体育館裏ならぬ本堂裏で、
こ~んな土塁を眺めてほっこりしておりました(笑)
この後せっせと山の中の城跡をめぐり、とある場所では用水溝のなかにイタチ(?)がいるのを見つけました。私の姿を認めると、そそくさと逃げてしまいましたが。
さて、趣味の話はこの辺にして、最後に今回もう1つ発見したものを。神代桜の近くに、旧甲州街道の台ヶ原宿があります。古き宿場の面影を割合残している風情ある集落ですが、その中の金精軒という菓匠の生信玄餅が圧倒的に美味い!これを一度味わってしまうと、もう普通の信玄餅が食べられなくなってしまいそうです。信玄餅らしく黄粉と黒蜜が付いてくるのですが、そんなのかけなくても餅のやわらかさと甘さだけでじゅうぶん絶品です。北杜市周辺へおいでになった際には、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
台ヶ原宿の金精軒
東京の桜ももう終盤ですね。今年は天気も安定せずなかなかうまいこと予定も合わず、結局お花見らしい花見はしないまま終わりそうです。ただ、先週末に立ち寄った多摩センター駅裏手の乞田川沿いの桜並木をちょろっと歩けたので、その写真だけアップしようと思います。
歩いているうちに日が沈んだので、天気は曇りでしたが、夜桜はわりと映えて撮れたんじゃないかと思います。
多摩ニュータウンの桜は、当然ニュータウン開発時に植えられたもので、はじめは若木丸出しの並木でしたが、数十年が経って今ではこうして貫禄が出てきています。逆に、住民の方は少子高齢化が急速に進み、全国屈指の過疎化率を誇っているのが問題ですが^^;
花はなくとも花見酒。さて、今日は何を飲もうかな♪