塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

ブダペストの穴場観光:ブダペスト子供鉄道

2019年06月17日 | 旅行
 
だいぶ開いてしまいましたが、今度はハンガリーの首都ブダペストの話をしたいと思います。「ドナウの真珠」とも称されるブダペストはヨーロッパでも人気の旅行先であると同時に、見どころが狭い範囲に集中しているのが観光の利点といえます。


ブダペスト中心部の俯瞰


そんなブダペストで今回ご紹介したいのが、メインルートからは外れた郊外の「ブダペスト子供鉄道」です。大きな公園にあるような子供向けのミニSL…ではなく、駅員から機関手までほとんどの業務を本当に子供が担っている鉄道です。



もちろん100%すべてを子供に任せるわけにはいかないので、運転などには大人の監督が付きます。もともとは冷戦期の社会主義国で広く行われていた子供の社会教育事業の一環だったそうで、旧東側地域の諸都市にはほかにも残っているそうです。

この子供鉄道、ブダペスト市街西側の丘陵地帯を11.2kmにわたって走っているのですが、両端の駅にも途中にも、とくに何か特別なものがあるわけではありません。森の中を無駄にクネクネと進み、周辺住民にとっても何かしらのショートカットになるわけでもなく、実用性はほぼゼロ!乗ることが目的の完全な観光列車です。



この鉄道に乗るには、まずは路面電車かバスでブダ城北西の「Városmajor(読み方は分かりません^^;)」という停留所に向かいます。ここでアプト式の登山列車に乗り換え、終点まで行きます。


登山鉄道


途中で人が結構降りる駅があるのですが、気にせず最後まで乗りましょう。終点駅は周囲に店1軒ない寂しいところですが、十字路の角に「Children’s Railway」と書かれた標識があるので、これに従ってさらに5分ほど歩くと「Gyermekvasút(これは子供鉄道という意味のようです)」と掲げられたこれまたちょっと寂しい駅舎が見えます。

本来は駅舎で切符を買うようですが、出発間際だったらしく、「乗るならとりあえず乗って!」とさっそく少年駅員さんに急かされて客車に飛び乗りました。客車は3両か4両編成でそれぞれ独立していて、各客車に2人ずつの乗務員がいます。子供鉄道に携わるのは10~14歳の少年少女だそうで、私の車両には小学生と中学生くらいの少年が1人ずつでした。





鉄道は、時速10キロメートル代からせいぜい20キロ代くらいのゆっくりしたスピードでのどかに進みます。しばらくすると、小さい方の男の子が検札を始めました。私は切符を持っていないのでその旨を申告したのですが、日本の小学生と同じで英語は分からない様子。こちらもハンガリー語はさっぱりなので困っていると、隣席のおばあさんが通訳してくれて事なきを得ました。小さな車掌さんはボックス席の向かい側にちょこんと座り、カバンから切符束を出してパチンと鋏を入れます。その姿はなんとも愛らしく、微笑ましいものでした。

続いて、今度は大きい方の乗務員さんがグッズ販売にやってきました。こちらはまた日本の中学生と同じくらいの片言の英語で頑張って説明してくれたので、とても「結構です」とは言えずポストカードセットを頂戴しました。

これで、駅に着くとき以外の2人の業務は終わりです。列車が走っている間、2人は乗降口でおやつを口にしながら子供らしくお喋りに興じます。私の方もすることがないので、ハンガリーの森や丘の景色を眺めながら過ごします。


途中の景色



トンネルもあります


終点の「Hűvösvölgy」という駅の前には路面電車とバスの小さなターミナルがあります。こちらの方が多少開けていますが、それでも観光客から見れば何もないレベルなので飲食物などはあらかじめ持っていくのが無難です。ここから路面電車に乗れば、来るときに降りた「Városmajor」を経由して、市街中心部まで真っすぐ戻れます。もちろん、起点と終点は逆にしても大丈夫です。


反対方向の列車と途中駅ですれ違い



終点駅で機関車を撮影


市街中心部を出発して、戻ってくるまでだいたい3時間程度でしょうか。なので、ブダペストに2~3日滞在して、「明日の午前中はどうしようか」などという時には、乗ってみる価値もあるのではないかと思います。
  



旅行記:イギリスの古き佳き、風情ある町ライ

2019年03月27日 | 旅行
イギリスの南東岸に、ライという町があります。



丘の上のこぢんまりとした古い街で、周辺ではとくに人気の高い観光地の1つです。旧市街には昔ながらの風情ある建物が数多く建ち並び、それでいて騒がしくなく、見どころも歩いて回れる範囲に集まっています。鉄道駅からもすぐなので、公共交通機関で訪れやすいのも観光のポイントです。





旧市街の入り口に残る城門

詳しい歴史の解説はこちらに譲りますが、ライはもともとドーバーなどと並ぶ有力な港湾都市でした。ところが、1287年の暴風雨により河川の流れが変わり、港の周囲には砂泥が溜まって大型船の乗り入れができなくなってしまいました。



現在のライはこうしてだいぶ内陸に後退していて、東にはべろんちょとした地形が突き出しています。このロムニー・マーシュと呼ばれる舌状の低地は、先述の暴風雨の影響で形成されたもの。それ以前は、逆に内側にえぐれた湾になっていたそうです。今日、ロムニー・マーシュの先端には以前記事にしたダンジネス原子力発電所があります。

直接街まで船が着けなくなったことでライは他の港に遅れを取り、古い町並みがそのまま残されることになりました。このあたりの経緯は、世界遺産としても知られるベルギーのブルージュと似ています。





こちらが街を代表する景色のマーメイド通り。



スタンド・バイ・ミーな感じの少年少女がいたので後ろ姿を撮らせてもらいました。画になります。



鶏が先か卵が先か、通りの途中ある宿屋「マーメイド・イン」はなんと12世紀の創業!建物は1420年の築だそうです。今も営業を続ける伝統と格式あるホテルです。



歩いていて偶然目に留まったこちらのアイリッシュ・パブも、15世紀の創業と掲げてありました。思わずエールビールを一杯頂戴してしまいました(笑)

ほかにも街中には、







こんな感じの趣ある家々や通りが連なります。どこを切り取ってもいい風景写真になります。

ただブラブラしているだけで楽しいのですが、途中で口さみしくなったのでフィッシュアンドチップスのお店に立ち寄って食べ歩きにしました。



メシのマズい国イギリスの代表料理のようにいわれるフィッシュアンドチップスですが、私は大好きなんですよね、これ(笑) イギリス滞在中2日に1回くらいのペースで、いろんな店の味を食べ比べて楽しんでました。本場のはフィッシュが大きくて衣がパリサクッとしてて、これにモルトビネガーを振ると最高です!日本で注文するとただの「白身魚フライ」が出てくることがほとんどで、あの衣はどうやってるんだろうと気になって仕方ありません。

話が脱線してしまいましたが、ライは小京都的な観光地が好きな人にはおすすめのところです。西に行けば、ヘースティングズやイーストボーンといったリゾートな都市もあります。

それでは最後に、ライをバックにケントの草原でのびのびと過ごす羊の群れで〆ることにします。


 


ロスキレ : コペンハーゲン近郊の穏やかな街

2019年02月28日 | 旅行

コペンハーゲンの西に、ロスキレ(Roskilde)という人口5万人ほどの静かな街があります。鉄道で30分足らずですから、都心から郊外の自宅に帰るというくらいの距離でしょうか。



ロスキレ駅。とくに何の変哲もありません。


ここはコペンハーゲンよりも歴史が古く、ヴァイキングの港町だったといわれています。地図を見ると、コペンハーゲンのあるシェラン島に細く深く入り込んでいるフィヨルドの最奥部に位置していて、ヴァイキング船などの中小型船にとって天然の良港だったのでしょう。現在はヨットハーバーはあるものの、商業船などは入ってこれないようです。ロスキレの旧市街は、この旧港から緩やかな坂を登った丘の上にあります。


ロスキレとコペンハーゲンの位置関係


駅が旧市街に隣接しているのも観光の利点で、中心のステンダー広場までは歩いて10分とかかりません。


中央広場にあたるステンダー広場
まだ朝なので人影はまばら


この写真の右手奥に見えるのが、ロスキレ最大の観光スポットにして世界遺産の大聖堂です。コペンハーゲンが発展するまではロスキレにも王宮があり、ロスキレ大聖堂は今日まで続くシェラン島唯一の大聖堂だそうです。






もう1つの観光の目玉が、波止場にあるヴァイキング博物館。ロスキレの湾からはヴァイキング船が5隻見つかっているそうで、こちらに展示されているそうです。建物の前にはレプリカと思われる船が浮かべられています。






と、紹介したはいいものの、実はどちらも中には入っていません…。というのも、入館料が日本円にすると3000円近くにもなります!デンマーク(というか北欧)はとにかく物価が高い!><それでいてスーパーでビールを買うと1本100円台とかなので、高いのはやはり税金ということなのでしょうか。たとえ世界遺産とはいえ、たとえ次また来る機会があるか分からないとはいえ、さすがに3000円は費用対効果に見合わないと断念した次第です。


博物館前の公園は爽やかなれど…。


このままでは良き観光客とはいいがたいので、ひとまず中央広場の観光案内所を訪ね、ほかに見るところはないかと尋ねてみることに。このときまだお昼も回っていなかったのですが、もう博物館も大聖堂も行ったのかと驚かれてしまいました。スミマセン…行きましたが、入ってはいないのです; ;

…とは言えず、いろいろ聞いてみた結果、旧市街のメインストリートを西に抜けて「工芸博物館(Håndværksmuseet)」というところへ行ってみることにしました。ところが今度は場所が分からず苦労することに。地図にある場所を歩いてみてもそれらしいものが見つかりませんし、何よりデンマーク語が読めません。裏路地のような小道にまで踏み入ってみたら、小学校の勝手口のようなところに出てしまいました。

ここで誰かに見つかったら怪しい人だよなぁ…と思っていたら、本当に地元の人とバッタリ!当然ながら「こんなところにアジア人!?」という感じの表情をされていたので、地図を示して説明したところ、「それならついておいで!」と手招きしてくれました。この出会いがなかったら、さしもの私でも辿りつけなかったかもしれません。

その人はまた別の敷地の勝手口のような扉を開けて中庭に通すと、その脇の建物を指して、それだと言って去っていきました。その建物も博物館らしくは見えず、表通り側の出入口もガレージのようで、分からないのも無理はないなと思いました。



こちらが工芸博物館


ちょっと入るのに躊躇しましたが、ここまで来たら行かないわけにはいきません。いざ入ってみると、誰かが常駐しているわけではなく、見学したい人はボタンで呼ぶシステムになっていました。まもなく年配の女性が現れて、ハイハイハイと展示室の電気を付けてくれます(笑)。で、見終わったらまた呼んでくれと戻ってしまいました。

こんな経緯なので内容についてはあまり期待していなかったのですが、どっこいこれが私にはなかなか面白いものでした。主に木工に関する資料で、いろんな種類の鋸やノミのような道具が並べられています。




一見すると無造作かつ乱雑なのですが、よく見てみると、



木靴の製作工程が見られたり、



北欧にもカンナってあるんだ!


とか、新鮮な感慨がありました。で、見終わった後にちゃんと部屋の電気を落としておばさんを呼びます。せっかくなので、自分が日本人で日本は木の文化なのでとても興味深かった旨を伝えてみたのですが、残念ながらおばさん自身が逆にあまり関心がないような反応でした^^;

ということで、これで一応ロスキレを観光した(?)と、いったん中央広場に戻ります。人が増えた昼下がりの広場でビール休憩して、ぶらぶらと駅へ向かいました。





コペンハーゲンのドミトリーで3泊した私は、ヴァイキング博物館の入館料とほぼ同じ値段のLCC航空券でイギリスへ。ということで、次回はイギリスからライという街を取り上げたいと思います。
  


旅行記:ヘルシンボリとヘルシンゲル

2019年02月17日 | 旅行
 
スウェーデンとデンマークの間のエーレ海峡の北端、海峡の幅が最も狭くなる地点に、ヘルシンボリとヘルシンゲルという両国の都市が向かい合っています。両都市は4kmしか離れておらず、橋こそ架かっていないものの、フェリーが15分おきに出ているほど往来がさかんです。

スウェーデン側のヘルシンボリで一番の観光スポットは、市街中心部背後の丘に建つシェールナンという城跡です。今は方形の主塔だけが残っていますが、てっぺんからの眺めは絶佳です。お城ですので、詳しい説明はこちらをご参照ください^^


シェールナン


塔の上からの眺め


同じく。海の向こうはデンマークです。


ほかには、ヘルシンボリで最も古い建物の1つとされる「ヤコブ・ハンセンの家」や、19世紀後半の築という市庁舎、完成まで数百年かかったという聖マリア教会あたりが観光の見どころです。


ヤコブ・ハンセンの家


市庁舎


聖マリア教会


小生はヘルシンボリの市街南部のドミトリーに1泊したのですが、周辺はどうやら中東系の移民が多いエリアのようでした。近くのスーパーへビールを買いに行ったら、アルコール類が見当たらず、ノンアルの麦芽飲料しかありません。店員に聞いたらオーナーがイスラムの人で、置いていけないというわけではないけど、置いても売れないからということでした。

次の日は対岸のヘルシンゲルに渡りました。こちらの観光名所は、なんといっても『ハムレット』の舞台とされるクロンボー城。前出のシェールナンからも海の向こうに望むことができます。

フェリーターミナルは駅に直結していてとっても便利。船は4隻あって、それぞれ北欧っぽい名前が脈絡なく付けられている感じでしたが、せっかくなので「ハムレット号」を選んで乗ることにしました(笑)





乗船時間はわずか20~30分です。このときは運悪く中国人の団体と一緒になってしまい、デッキが非常に騒々しいことになってしまいました。ところが不思議なことに、彼らはひとしきり写真を撮りまくると、クロンボー城が目の前に近づいているというのに船内に引っ込んでしまいました。どうやら彼らにとっては、海外で写真を撮るという行為そのものが大事なようです。


フェリーから眺めるクロンボー城


クロンボー城についても、お城なので詳細はこちらで。。ハムレットの舞台ということで、国を問わずたくさんの観光客がいました。なかには日本人のツアーもいたのですが、ガイドが門の真ん中を塞いで解説を始めて邪魔なことこの上なく、こちらが恥ずかしく感じてしまいました。


クロンボー城の中庭


夏場の観光シーズンには、城の中庭でハムレットの名シーンの寸劇が行われています。


待機中の役者のみなさま


ヘルシンゲルの面白いところは、城下の町中にやたらと酒類の小売店が多いことです。これは、デンマークの酒税が北欧諸国のなかでダントツで低いことから、スウェーデンの人が車でフェリーに乗り、アルコールをまとめて購入していくのだそうです。




ヘルシンゲルにはこんな感じの酒屋がいっぱい


ヘルシンゲルはクロンボー城のほかに取り立てて観光名所はなく、何か博物館を建設していましたが、日本人が訪ねて楽しいかは怪しいところです。ちなみに、城へ向かう途中で桟橋の先端付近に折れると、人魚姫ならぬ謎の人魚男の像があります。その銀色に輝く裸の青年は、グーグルマップで見ると人魚姫のブラザーと書かれていますが、いったい何者なのかは不明です^^;道から少し逸れるので気が付きにくいかもしれませんが、せっかくですからクロンボー城を訪れることがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください。


その表情は恍惚か憂悶か。


この後はコペンハーゲンに向かったのですが、大都市なのでここで取り上げるまでもないかなと思います。次回は、コペンハーゲンの西のロスキレという街をご紹介します。
 



ランツクルーナ:要塞跡の2つあるスウェーデンの小さな都市

2019年02月07日 | 旅行
朝にマルメーの旧市街をもう一回りした後、中央駅から鉄道に乗りました。発券を担当した人が、ヒジャブをかぶったイスラム教の女性だったのが印象に残っています。

そして向かったのが、マルメーから海沿いに北上したランツクルーナという大きくも小さくもない街です。なぜここに立ち寄ろうと思ったかというと、Googleマップで付近を見ていたところ、市街に地図上でもそれとわかる要塞跡が2つあるのが目にとまったから。そんなどうしようもない私の趣味については、こちらのページに譲ることにします^^;


地図上でもはっきりくっきり!

日本語では「ランズクルーナ」という表記も見かけますが、私が現地で耳にした限りでは「ランツクルーナ」と聞こえました。とはいえスウェーデン語は分からないので、間違っていたらすみませんm(_ _)m マルメーからランツクルーナ駅までは快速列車で40分ほど。市街中心部へはそこからバスに乗ります。


市庁舎と中央広場


ランツクルーナ要塞


要塞を眺めながら地元のビール!

このとおり、要塞も良く残っていて街並みもきれいなのですが、ランツクルーナはどうも観光業にはあまり関心があるようには感じられませんでした。たとえば市庁舎の隣に町の歴史博物館兼観光案内所があるのですが、オープンがなんとお昼の12時というおおらかさ!荷物を預けたかったのですが、ロッカーなども見当たらず、仕方なくバックパックを背負ったまましばらく観光することにしました。

要塞の脇に砂浜が伸びていたので、堤防の上をあてどなく歩いていると、浜辺から私を呼び止めるおじさんがいました。因縁でも付けられるのではないかと身構えていたのですが、おじさんが言うには今から丸太を海に投げて、それを飼い犬が泳いでくわえて自分のところに戻ってくるので、その様子をスマホで動画に撮ってほしいというのです。むしろ見知らぬ旅のアジア人にスマホを渡して大丈夫なの?と心配になりましたが、せっかく信用いただいたことだしと、引き受けることにしました。

ところがこの即席カメラマンは腕が悪かったらしく、都合2回も撮り直すことになり、おじさんもワンちゃんもずぶ濡れになってしまいました。最後にはOKをいただけたので、まぁ良しとします^^;


ランツクルーナのビーチ

で、ようやく開いた案内所で観光パンフをもらったのですが、やはり要塞と市庁舎を除けば目玉スポットはもうないようでした。とはいえパンフにはおすすめ観光コースが記載されていたので、ひとまずそれに従って歩いてみることに。道中には、



こ~~んなカッコイイ給水塔や、



こ~~んな素敵な波止場&レトロな建物がありますよ!(注:いずれもパンフに載っている見どころです)

で、そのコース上に1つ気になるスポットが。その名も「ジャパニーズ・ハウス」。市庁舎のすぐ近くの路地にあるというので行ってみたのですが、どうにもそれらしき和チックな建物は見当たりません。困ったことにパンフには写真も掲載されていません。

市庁舎に近いということは、案内所にも近いので一旦戻って聞いてみると…、



お分かりになりますでしょうか?この中にあります。まさか!と思った人はおそらく正解です(笑)

そう、この白い四角い建物がジャパニーズ・ハウスだそうです。要は、日本人の建築家に依頼して建てた個人事務所なのだそうです。再び案内所に戻って話をすると、「えっ?日本人はああいう家に住んでるんじゃないの?」と素で言われました。残念なことに、スウェーデンのこの小さな都市には確実に日本に対する誤ったイメージが根付いています^^;

さて、そんなこんなで要塞を2つ堪能した上にいろいろと面白いことに出会った私は、ランツクルーナの街を後にして、この日の宿泊地のヘルシンボリに向かいました。次回は、ヘルシンボリとその対岸のヘルシンゲルに進みたいと思います。