まだまだ朝夕は涼しいと思っていたら、一気に熱帯のような暑さになってきました。このところなかなか寝付かれないので、やや寝不足気味です。とはいえ、この季節に冷房を入れるようでは負けな気もするので、悩ましいところです。
関東では、梅雨とは思えない豪雨で連日蒸していますが、四国では早くもダムの貯水率がかなりまずいことになっているようです。毎年この話題で全国にその名を知られる四国の水甕・高知県早明浦ダムでは、貯水率が30%程度に下がり、取水制限が敷かれたそうです。ワイドショーでは、動物園や温浴施設の営業規模削減や、一般家庭の節水など、様々な取り組みが連日のように紹介されています。
しかし思うのです。毎年多かれ少なかれ渇水すると分かっているのだから、なぜ前もって節水を心がけないのだろうかと。私が見た番組では、讃岐うどん屋の店主が「うどんは大量の水を使うので大変ですが、大変な時期なので頑張って節水します。」と笑顔で答えていましたが、四国中のうどん屋が常に節水を心がけていれば、ダムの貯水率はわずかでも上がるのではないでしょうか。それどころが、四国の全家庭・全企業が、渇水にあえぐ今のレヴェルとは言わずとも、普段から平均レヴェルの倍ぐらい節水に気を配っていれば、ダムの貯水率も10%くらいは高く維持できていたのではないでしょうか。
まあ、実際そううまく話しは運ばないのでしょうが、毎年のように同じ時期に同じようにてんやわんやの騒ぎを繰り返すのは、いい加減いかがなものかと思います。行政では、節水の呼びかけのほか、深井戸の開鑿などの対策を検討しているようですが、やはり一人一人ができるだけ蛇口を閉めるよう意識しないことには、根本的な解決は難しいのではないでしょうか。
因みに我が家では、風呂の残り湯は洗濯に用い、コーヒーやお茶には山から汲んできた天然水を使ったりしています。
これはこれで困りますが、の図。