客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

ANAとJALの評価制度について

2008-04-13 23:03:54 | 評価制度・グレード問題
ANAのEG(エキスパティーズグレード)制度は2004年10月から、
JALのHT(ヒューマン&テクニカル)グレードは、2008年から実施
されています。

どちらも、評価内容に「客観性」「透明性」「合理性」が乏しく、主観的、
恣意的な評価になりがちで、客室乗務員のチームワーク上、またパワー
ハラスメントなど人権侵害を引きおこしやすいという点で、大きな問題が
あると考えます。

ANAでは、乗務時は勤続年数を全く無視したこのEGグレードによる
指揮順位となっており、さらに乗務手当にまで差がつくシステムになって
います。
またJALでは、ベテラン層に低いグレードが付けられる傾向にあり、指揮
順位や乗務手当には影響しないものの、グレードを低くされた客室乗務員
には日勤教育が強行されました。

この客室乗務員の評価制度に対し、JALの機長組合や乗員組合はじめ、
JJ7労組が「チームワークに影響し安全上問題であり、人権侵害の制度
である」との声を上げています。

欧米ではこうした評価制度による、客室乗務員間の差別はいっさい行われて
いません。 どこでも経験が大事にされるセニョリティー制度となっています。

今後、この評価制度が導入されたことによる安全上、人権上の問題点を、
職場の声を中心にお伝えしていきますね・・。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。