客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

制服に関する見解について

2014-02-26 07:56:49 | 見解 談話 主張

昨日、発表した「制服に関する見解」について、いくつかご質問がありました

ので、お答えします。

Q 声明を出した経緯は?

  A 昨年12月、SKY社がA330型機就航に伴うキャンペーン用の新制服を

    発表しましたが、これについていくつかの職場のCAから、「これはひどい」

    「これ程の短いスカート丈で業務をした場合、高い位置に手を伸ばしたり、

    かがんだりするような業務の際にどうなるか、SKYは考えていないのか?」

    「盗撮など、常にまわりの目を気にしながらでは業務に支障が出る」などの

    抗議の声が寄せられ、客乗連絡会としても保安業務遂行の観点から「見解」

    を出したという経緯です。

Q 当のSKYの社員は何と言っているのか?

   A 各社のCAの友人つながりで聞いた話では、「着用するCAは限られているが、

     もう少しスカート丈が長ければ安心して業務ができると思う」(CA)、「こんな

     やり方で集客しようとする航空会社で働いているのが恥ずかしい」(整備)

     などの声がありました。 他社を含めたCAの感想では、安全阻害行為

     (セクハラ、パワハラ等)を心配する声が多く、スカート丈が短すぎる事に

     ついて多くのCAが危惧を持っています。

Q 昔、JALでもミニスカ制服時代があったのでは?

   A その頃でもCAの業務のやりにくさが問題になり、会社が制服と同色の、

     スカートの下につける衣類を配布したいきさつがあります。

Q  SKY社に望む事は?

   A 職場のCAの声をよく聞いて、安心して業務に専念できるよう、スカート丈

     を見直してほしいという事です。 SKY社に対する要望を出しては?との

     意見も出されていますが、まずは社内でCAの立場に立って再検討して

     頂きたいですね 

                                  


スカイマーク新制服についての見解

2014-02-25 01:18:01 | 見解 談話 主張

客乗連では、SKY客室乗務員の新制服について、以下の

見解を発表しました。

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客室乗務員の制服について 見解  

                                2014年2月25日

                                客室乗務員連絡会

 

私達客室乗務員連絡会(客乗連)は内航客室乗務員、および外航で働く日本人客室乗務員で構成されており、客室乗務員の安全・雇用・労働条件などについて情報交換や調査活動などを行い、客室乗務員としての専門的地位の向上を目指している組織です。

 スカイマーク株式会社は2013年12月の記者会見で、新機種導入に伴い、路線ごとに半年間ずつ計1年半にわたり着用する新制服を発表しました。私たちは、この新制服に関して下記の点で問題があると考えます。

 客室乗務員は、国際民間航空条約(ICAO)付属書で緊急時の任務、避難誘導、飛行中の客室の機内秩序、保護、訓練についてその任務が明確にされています。わが国ではICAOに準拠した航空法104条、施行規則214条で客室乗務員の任務を詳細に定めています。その具体的任務は、①救命用具、保安備品の点検、②旅客に対する安全姿勢、緊急脱出への周知、③旅客の手荷物収納の確認、④緊急脱出時の誘導、等とされ、「客室の保安」に責任を負っている職種です。

 このため客室乗務員の制服は、安全業務遂行の際の高位置、又は低位置の確認作業、緊急着陸時のスライド滑走、緊急着水時のラフト操作やサバイバルの為の諸作業、火災発生時や急減圧の際の処置、急病人発生時の応急措置、乗客への的確な指示などの保安任務を遂行するにあたって支障を生じさせない事を前提とした制服デザインが求められます。

 また、航空法第73条の3で「安全阻害行為」が規定され、その内容は、機内の秩序を乱す行為、性的嫌がらせ等も含まれています。これらの行為を未然に防ぐことも客室乗務員の任務とされていますが、その迷惑行為等を誘発しかねないデザインであるとの危惧を持たざるを得ません。

 更に、この制服が「集客につながる」と宣伝すること自体、女性を商品として扱うことであり、「安全第一」を使命(航空法第1条)とする航空会社としての見識を疑わざるを得ません。

 以上の観点から、スカイマーク社に対し、再検討を求めるものです。


労基署の立ち入り調査ありました

2014-02-14 22:25:15 | TOPICS JALグループ

友香    JALで労基署の立ち入り調査があったのね!

ともこ    え~? 何それ?

友香    労働基準監督署という国の機関が、法律に則ってちゃんと

       休憩が取れているのか、チェックに入ったそうよ。

ともこ   どういうこと?

友香    労基法34条施行規則32条では、国内線と近距離国際線

       では、みなし休憩をとらせないといけない事になってるのよ。

ともこ   みなし休憩?

友香    乗務中や駐機中は外に出られないので、「休憩時間」に代わる

       休む時間を取らせなさいって法律にあるのよ?

ともこ    え~!?でも、とてもそんな時間はないワ・・。

友香     勤務時間が6時間超えたら45分以上、8時間超える勤務は

        1時間以上、CAや乗員を休ませないといけないのよ。

ともこ    それは知らなかったワ。私たち、上空でも駐機中でも働きどおし  

        だものね! 香港往復なんて、朝5時に家を出て帰宅は23時、

        休憩なんてほとんどないもの。JALもANAもこの長時間のパターン

        やってるのよね!?

友香     そう、乗員さんもやってないし、デルタ航空でもキャセイでもない

        パターンなので、CCU組合は是正を要求しているの。        

ともこ     労基署の調査に期待したいわネ!

               ところで今日はバレンタインデー、チョコたくさん買ったの?

友香     今日は大雪で乱れてそれどころじゃなかったわ。義理チョコ

        をチョコっとね(笑)