Q JALで行われているHTグレード制度って?
A HTは、「ヒューマン」「テクニカル」グレードの略で、サービス態度
等について123ものチェック項目があるのよ。
Q たとえばどういうもの?
A 「笑顔は明るく自然である」の項目に更に「親しみやすく暖かさが
伝わる」「忙しい時でも柔和な表情」などの内容なの。
Q それがAからEレベルまであるのね・・。それってずい分主観的な
ものじゃないかしら?
A 会社がDやEレベルをつけた人には「フォローアップ教育」で1日
降ろされ、「身だしなみや接待の基本」とか「技量の確認」をされ、
6ヶ月後にまた指導があるんですって!
Q DやEレベルをつけられた人は50代の人に多いと聞いてるけど、
勤続30年以上のベテランに対して新人教育みたいなことを行う
なんて、おかしな話ね。これは形を変えた肩たたきだって友人が
言ってたわ。
A 弁護士さんによると、「そもそも評価制度というのは、①客観性
②透明性 ③合理性 を持った基準が必要で、このHTグレードは
そうなっていない。会社が無制限にどうにでもとれる基準にしている。
また、チェックする人がいつも一緒に乗務するわけではないので、
うわさ話でいじめてる事と同じ」と言ってたわ。「これは人権侵害
です」って!!
Q ANAの方が先にこういう制度を始めたんでしょう? しかも勤続年数
を全く無視して指揮順位まで変えるんですってね。 乗務手当にも差が
つけられてずい分厳しいらしいワ。 ANAグループの平均勤続年数は
5.5年で圧倒的に若い人が多いというのもわかるような気がする・・。
A JALの平均勤続はANAの2倍だものね。経営者はベテランに辞めて
ほしいと思ってるってことよね・・。でも、欧米では経験が重視されて
ベテランがとても多いのよ。保安要員としてみると経験の蓄積は大事な
ものヨ。 ベテラン追い出しに負けずに頑張らなくちゃね・・!