客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

委託化って具体的にはどうなるの・・・?

2008-04-25 23:58:18 | CA委託化問題
Q 3月の末に、航空局がCAの委託化を認める通達を出した
  そうだけど、実際にはどんなことが考えられるの?

A 今までは「運客一体化」といって、運航乗務員と客室乗務員
  が同じ会社でなければ運航できないという航空局の規則が
  あったの。 それが、これからはグループ内の航空会社であれ
  ば、先任(客室責任者)含め、CA全員が別会社でもいいと
  いう事になったのよ・・。

Q そうなると、グループ会社の客室乗務員を多く採用して、JAL、
  ANAの客室乗務員はあまり採用しなくてもいいという事になる
  わね・・。会社はコストを下げられるってわけね・・。

A 今、グループ会社のCAの労働条件が厳しいため、せっかく入社
  しても長く続かなくて経験の蓄積が難しいという問題が出されて
  るけど、本来はどこの客室乗務員も同じ労働条件にして、健康で
  長く勤められるようにしなくてはね・・!

Q それに、たとえグループ会社でマニュアルや訓練を同じにすると
  いっても別々の会社では、やっぱりそれぞれの安全風土というか、
  培ってきた安全文化というものに違いが出てくると思うワ・・。
  コックピットと客室との一体感がなくなるというのは、大きい問題
  ね・・。

A それと、親会社と子会社の関係では、チームワーク上の問題が
  出てくるわね・・。 客室の安全に責任を持っている客室乗務員
  が、対等の立場で乗員さんや整備さんにものが言えなくなるという
  心配が出されてるわ・・。

Q 先任がよく、客室のトラブル旅客やスコワークのことで、乗員さん
  や整備さんと意見し合って主張してるものね・・。それが言いにくく
  なるというのは問題だと思うわ・・。

A 今後は、アジアにグループ会社を作って、そこの客室乗務員を国内
  にも飛ばせたいという動きもあるそうよ・・。

Q 航空会社に「別会社化をさせない」取り組みをして行かないと、日本
  の空の安全が問われることになるわね・・!

A そう、やっぱりこれからが運動の本番よ・・。あきらめないで頑張り
  ましょうね・・!!















  




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