客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

「たゆまぬチームワークの向上」というワリには・・!?

2009-05-31 23:17:56 | TOPICS ANAグループ
C子  この間ある新聞に、CAから重役になった人が紹介されてた
    わね・・。

A美  私も読んだわ・・。「お客様に安全で快適な空の旅を提供し、
    利用して頂くためには、たゆまぬチームワークの向上が大切」
    とか言ってたけど・・。

C子  そのチームワークだけどね・・。そこの会社では、4月から
    フライト中にサービス態度やことば遣いなどを細かく評価する
    新制度がはじまったんですって・・!


A美  そういう事は管理職や班長資格の人が評価してたんでしょう?
    今度はフライトの中で誰が評価するの?

C子  クルーの中で、グレード(資格)のより高い人が評価するん
    ですって。   

A美  え~?クルーどうしで・・!?何だかひどいやり方ね・・!
    そもそもCAのサービスって客観的な評価なんて出来ないんじゃ
    ない? 「自然な笑顔かどうか」なんて、評価する人がどう思う
    かの主観的評価になってしまうし、忙しいのに人のこといちいち
    見てもいられないんじゃないの・・?

C子  より良いサービスの目標をかかげてみんなでめざそう、ならいい
    事だと思うけど、それが個人個人の査定に結びついて賃金に反映
    されるのはちょっとおかしいわよね。 

A美  サービスって、一律の笑顔より「心」がこもってるかどうかが大事
    よね。・・。それに、評価する方もされる方も、ものすごいストレス
    になると思うわ・・!クルーの中で仕事しながら評価もするなんて、
    「チームワークの向上」にも逆行するんじゃないの?

C子  もし何かミスをしてしまっても、評価する方もされる方もお互い
    になかなか言えず隠そうとするでしょうしね・・。

A美  こういった評価制度って、日本やアジアの一部位よね・・。欧米
    では、人権侵害って言われそうだわ・・。何とかしたいわね・・。
    




年間の乗務時間制限ってどうなってるの?

2009-05-23 21:59:22 | TOPICS ANAグループ
とも美  この間、キャプテンが「乗員は航空法でフライトタイムが
     年間1000時間までと決まってるのにCAは制限がない
     って知ってるかい?」って言ってたけど、ホントなの?

奈央   残念ながら本当よ・・。航空法では月間100時間までの
     制限があるだけで、年間の制限がなく、会社内の協定しか
     ないのよ。 

とも美  会社内の決まりはどうなってるの・・?

奈央   JALは年間990時間、ANAは1080時間になってる
     わ・・。ちなみに、EUでは900時間の制限ですって!

とも美  まあ!1080時間だなんてビックリ!!どうして乗員と
     同じ制限になってないの? 

奈央   以前、航空局に問い合わせたら、「1000時間超える会社が
     あるなんて想定してなかった」と言ってたワ。それで、5月21
     日の航空連の国土交通省要請で、「CAも1000時間以内に
     制限すべき」と訴えたのよ・・。

とも美  そういう要請は大事よね・・。CAの健康がかかってる問題
     だものね。でも1000時間だと単純に割れば毎月80時間
     以上って事でしょ?それだって健康は保てないんじゃない?
     日本もEU並みの「年間900時間制限」にしてほしいわ・・!

     
奈央   航空連、客乗連では、当面は乗員並みの1000時間制限
     にするよう、これからも国土交通省に働きかけて行くけど、
     ゆくゆくはEU並みに改善させたいと話してるのよ・・。


(注:フライトタイムは、労働時間と違い、飛行機が動いている時間です。
   空中での労働は、低酸素、低気圧、低湿度、振動、騒音など、地上
   と違う環境下にあるため、CAの感覚では「月80時間を超えると
   翌月まで疲労を引きずる」と言われる数値です。

   20年前はANAでも「月間制限87時間」でしたが、現在は「月間
   100時間まで」に延ばされました。)
                










トルコ航空日本人客室乗務員の復帰めざして・・

2009-05-13 22:10:27 | TOPICS NWA他外航
みさ   トルコ航空の日本人CA問題は、どうなってるの?

さおり  4月末に、航空連と一緒に成田空港での乗客ビラを
     行って、イスタンブール路線に日本人CAを復帰させる
     よう訴えたんだけど、お客様も応援してくださって
     とても励みになったそうよ。

みさ   お客様はどんな反応だったの・・?

さおり  到着ロビーで丁度トルコ便で帰着した方達にお話を
     伺ったら、「やっぱり日本人の乗務員がいないと困る」
     「トルコ人が日本語で機内アナウンスしていたけど、
     間違った時間をアナウンスしていてビックリした」など
     の感想を仰ってたんですって・・。

みさ   今までも、お客様の具合が悪くなったり、安全上の不具合
     があったりしても、すぐに日本人の客室乗務員が対応して
     事なきを得たことがたくさんあったんでしょう?

さおり  もちろんよ・・。8~9割が日本人のお客様なので、何か
     あった時に日本人がいないと言葉の行き違いで大変な事に
     なりかねないわ・・。明日は、JALの監視ファイル裁判に
     トルコ航空ユニオンの人達も参加してくれるんですって。
     夜は日比谷野外音楽堂での「派遣法の抜本改正を求める
     日比谷集会」に参加して発言するそうよ・・。

みさ   すごい!頑張ってるわね・・!私達もみんなで応援して
     いきたいわね・・!

さおり  航空連、客乗連はトルコ航空ユニオンのたたかいを全面的に
     支援する決議をしたので、これからも一緒にがんばりましょう
     ね!!