客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

JALで勤務改悪(案)が出されました (08年5月)

2008-05-31 17:58:14 | TOPICS JALグループ
【勤務改悪(案)の内容】

  ◆ 1ヶ月の乗務時間制限は95時間に (現行90時間)

  ◆ 1年間の乗務時間制限は990時間に (現行900時間) 


  ◆ 米国西海岸路線(SFO、LAX)が、2泊4日→1泊3日に
      (往復DUTYの場合、帰着後3H)

  ◆ 欧州便は、2泊4日パターン後、3H→2Hに

  ◆ 南米線は11~12日パターン後、5H→4Hに

  ◆ HKG線1連続パターン後は、2H→1Hに

  ◆ 賃金、手当の5%カット

  ◆ 退職金の改悪 等

【07年度の決算は・・?】

  営業利益が900億円の黒字 → 中間決算時に上方修正した計画をも
                  大幅に上回る利益となっています


【CCU組合の今後の方針は・・?】

  勤務改悪の内容は、2004年に改悪されたANA水準に近い内容で、
  とても「健康で定年まで働ける」ような勤務ではないといえます。

  会社は「安全第一」と言いながら、今でさえきつい勤務で、一生懸命に
  安全を支えている人たちの労働条件をいっそう悪くすることは、客室
  乗務員のモチベーションとを下げることにつながります。このことは、
  安全に逆行することではないでしょうか・・。

  私たちの健康を守っていくためにも、みんなでNO!の声を上げていき
  ましょう。

  みなさんのご意見をお待ちしています。




                      

2008年 春の川柳

2008-05-31 17:15:04 | 川柳コーナー
 ☆ おめでとう! ノースの5名 逆転勝訴

       (ノースウェスト客室乗務員の強制配転問題は、
        3月27日高裁判決で勝利しました。ご支援
        ありがとうございました・・!!)

 ☆ 競い合う 職場環境 まだ慣れず

       (ANAにつづいて、JALでも「評価制度」が導入
        されました。CCU組合は「評価に客観性、透明
        性がなくチームワークが阻害される」として廃止を
        要求しています・・)

 ☆ まだ下げる 改悪提案 オンパレード
 
        (JALで勤務改悪等の提案がされました。詳細は
        「JALグループ」をご覧ください)

 ☆ チームワーク やっぱり何より 一番大事

 ☆ 委託化は 安全軽視の あらわれダ!

 ☆ ドラマ見て うなづく自分に 二ガ笑い






  

東大教授のご意見 その②

2008-05-25 22:14:12 | 評価制度・グレード問題
Q グレードの項目の中身に、「笑顔と真顔の落差が見られず、
  穏やかな優しい表情を維持している」というのもあるわネ
  ・・。こういうのもすごく主観的ね・・。

A 教授がおっしゃるには・・、

   【「真顔」とは「まじめな顔」(広辞苑)のことです。たとえば
    機内で体調不良になり、そのことを客室乗務員に訴えたとき、
    乗客は「真顔」で対応してもらいたいのです。その時に「穏や
    かな優しい」「作り笑顔」をされてしまったら、「この人は
    真面目に自分の言うことを聞いてくれているのか」という不信
    を抱くでしょう。
     「真顔」でこちらの訴えを聞いてくれて、何らかの処置をとって
    もらうことで合意し、席を離れるとき、「穏やかな優しい表情」
    を浮かべてくれたなら、乗客は、「ああ、この人は自分の訴えを
    しっかり聞いてくれた」と感じられるのです。
     「笑顔」と「真顔」との「落差」にこそ、信頼と安心が生み出さ
    れるのです。このグレード評価によると、「落差」のない能面の
    ような決して変わらぬ表情を「維持している」ことが評価が高く、
    真面目な表情を時には見せることは評価が低くなる、ということに
    なってしまいます。】

Q まるでロボットのような画一的なサービスを押し付けているということ
  よね・・。それってお客様に対しても失礼な気がする・・。

A サービスというのは、こころのこもった、お客様の状態に合わせた対応
  が大切よね・・。どんな場合にも一律に「常に笑顔で・・」というのは、
  表情だけとりつくろえばいいと言われてるようで、本当のサービスとは
  言えないんじゃないかしら・・。

Q 本当ね・・。みんなでもっと、グレード問題と本来のサービスのあり方
  について話し合っていきたいわね。

A 看護婦さんの組合では、『評価制度(成果主義)はチームワークをこわし、
  かえって士気が下がった』という結果が出て、導入を中止させたことろも
  あるそうよ。 私達も、みんなでこのグレード制度の問題点を話し合い、
  チームワークの保てる職場にしていきたいわね・・。




















    









   

グレード問題 東大教授のご意見 ①

2008-05-11 22:07:20 | 評価制度・グレード問題
Q この間、東大の先生にお話を伺いに行ったんですって・・?

A うん、文学、言語の専門の先生に評価制度の内容について
  いろいろ伺ってきたわ・・。

Q どうだった?

A 評価項目全般をご覧になって、「これらの基準は著しく客観
  性に欠け、納得性も透明性もありませんね・・」ですって!

Q やっぱり・・!たとえば「親しみやすく、あたたかさが伝わる
  自然な笑顔である」とか、「どの場面でも自然な笑顔である」
  とか、いくらでも主観的に評価できる項目ばかりが、何十項目
  ってあるでしょ? それで勝手に判断されてレッテル貼られる
  ことについて、特にベテランは怒ってるわ・・。

A 先生が仰るには・・、
   【たとえば「親しみやすく」という基準は、客室乗務員の「笑顔」
    に対する、乗客の側の印象です。いったいどのようにして乗客
    自身が一人ひとりの客室乗務員の「笑顔」に親しみを感じてい
    るのかを評価するのでしょう。さらに「親しみやすい笑顔」と
    「親しみにくい笑顔」を分離する基準がどこにあるのでしょう。
    結果的に評価する側の、評価される者への「好き」か「嫌い」
    か、「どう感じるか」という、客観的基準を立てることのでき
    ない判断になってしまいます。その判断が、職場での何らかの
    力関係において行われる場合、それは純粋なパワー・ハラス
    メントになります。】
 ・・ですって。

Q なるほどね・・!親しみやすく、あたたかい笑顔でサービスすること
  は、お客様にとってホッとする事だし、いいことではあるけど、それ
  を上司が主観的に評価して、差別することでチームワークが崩れる・
  ・・、これってお客様の立場に立ってることかしら・・?
   

         → 次回に続きます