ゆずみ ＪＡＬでベテランの乗員、客乗が解雇されてもう５年に
なるのね。 裁判で負けても皆、まだまだ頑張ってる
そうだけど、メドはどうなのかしら？
理沙 それがね、１１月１３日にまたＩＬＯから実質、三次勧告と
なる内容のフォローアップ見解が出されたのよ。
ゆずみ え～！すごいわね！ＩＬＯって国際労働機関よね？どんな
内容だったの？
理沙 ＩＬＯは日本政府に対し、「解決に向けてＪＡＬが労働組合
と協議をするように」と、再度求めたのよ。
ゆずみ それで会社は？
理沙 植木社長はこれまでも「協議はつづける」「（労使間の）争議
は早く終わらせたい」「解雇問題は重要な項目の一つとして
認識している」など、団体交渉や株主総会などで発言している
ので、それらを具体化する協議の場が必要ね。
ゆずみ 本当に！ ＪＡＬではベテランを解雇した後に２３００人も契約制
客室乗務員を採用してるんだもの。
それならベテランも戻すべきよね！ 早く解決してほしいわね！！
理沙 みんなで引き続き応援していきましょうね
美咲 １１月１１日にJALのマタニティハラスメント裁判があったのね。
アリタリア航空での裁判と違って雇い止めとかではないのに
どこが問題なの？
すず奈 JALでは、妊娠したら「会社が認める場合」しか産前地上勤務に
つけず無給休職に入らないといけないの。 これは、「男女機会
均等法９条３項」で禁止する「妊娠・出産を契機とする不利益扱い」
になり、「労働基準法６５条３項」の「妊娠した労働者の請求により
使用者は・・軽易な業務に転換させなければならない」に違反する
と主張してるのよ。
美咲 日本の航空会社では客室乗務員が妊娠したら、有無を言わせず
無給休職に入らせるところがまだあるけど、外国の航空会社では
すぐに飛べなくなるなんて事はあまりないようね。
すず奈 パイロットの女性乗務員もそうよ。地上職を選ぶ人もいるし、一定
期間飛ぶ人もいるんですって。 本来、無給休職に入るか地上職に
その期間降りるかどうかは本人が決める問題よね。
美咲 アルバイトも禁止されている中で、生活の不安を抱えず安心して
出産したいという事ね。
すず奈 原告は、自分一人の問題ではないと勇気をもって裁判を決めたの。
みんなで応援していきましょうね！！
