客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

成果主義賃金の行きつく先は・・?

2008-09-12 23:58:56 | 評価制度・グレード問題
C子   この間のCCU大会で、看護婦さんの「いのちと安心をになって」
    と題する学習会があったのよ・・。医労連の50年の運動の歴史
    がわかりやすく説明され、とてもいい内容だったワ・・!

A美   医労連といえば、成果主義賃金の導入をはね返す運動をしている
    のよね・・。
  
C子   そう、そのお話もあったのよ・・。ほとんどの民間の病院で導入
    させていないんだけど、福島県のある病院で2000年から成果主義が
    導入されて、そのアンケート結果が報告されていたの。

A美   どんな結果だったの?

C子  「仕事にやりがいを感じるか?」では、93%の人が「いいえ」と
    答えていたのよ。

A美   え~~!! そんなに~!? 

C子   「目標管理がストレスになっているか」では、やはり93%の人が
    「はい」という答えで、「チームワークが保てているか」では、
    87%の人が「いいえ」と答えていたの。

A美   思ってたより深刻な実態だわ・・。人のいのちにかかわる仕事で、
    チームワークが何より大切な職場ということでは、客室乗務員も
    共通してるわよね・・。JALのHTグレードは、まだANAのように
    乗務手当にまで連動させてないけど、会社はそのうちに賃金に反映
    させたいんだと思うわ・・。
  
C子   医療における成果主義賃金の問題点として、 
      ①総賃金コストの削減が目的 
      ②公平・客観的評価は不可能であり、職場ではメンタルヘルス
       不全が増加
      ③バラバラにして競争させる、技術を教えなくなる→チーム
       医療の基盤がくずれ、医療事故が増える
      ④中高年層の追い出し→臨時・パート・派遣の導入→医療水準 
       の低下
      ⑤働く意欲が落ちる→患者さんにとって良い医療ができなくなる
      ⑥賃金決定の土台がくずれ、労働者の分断、労働組合の弱体化
       につながる
    ・・という点をひろめ、学習会や病院内外のとりくみを強めていくと、
    田中委員長は仰っていたわ・・。

A美   私達にとっても同じことが言えるわよね・・。「チームワークが大切な
     客室乗務員に、評価制度や成果主義はいらない」を合言葉に、もっと
     がんばらなくちゃね・・!







  





 

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