スカイマーク社のHPに、客室乗務員連絡会についての掲載がありました。
「キャンペーン服に関するお知らせ」で、「客乗連絡会から質問状が送られて
きたが代表者も明らかにされていない」等の内容でしたので、若干の説明を
させて頂きます。
まず、事実と違う点ですが、これまで客乗連絡会がSKY社に対し質問状を
送ったことは一度もありません。 送る場合は、当然、組織の説明や所在地、
代表者氏名等を記載しますので、もしかすると客乗連絡会を名乗る別の方が
SKY社に質問状を送った可能性がありますね。
いずれにしても、私たちはSKY社を相手に云々という事ではなく、安全と女性の
人権の面から国土交通省と厚生労働省に問い、問題を投げかけたというスタンス
です。
客乗連絡会には、国内に籍を置く航空会社(内航)と外国籍航空会社(外航)で
はたらく、およそ1000名の日本人客室乗務員が組織されていますが、航空労組
連絡会所属以外の職場の方達の声も把握しながら、日本の客室乗務員全体に
かかわる政策をつくり、国土交通省等に働きかけを行なっています。
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主な政策として、
1、すべての客室乗務員を正社員採用に
2、労基法を守り、人間らしくはたらく事のできる勤務の実現を
3、チームワークを阻害し、ものが言えない職場をつくる「人事評価制度」の見直しを
4、欧米並みのライセンス制度の導入
5、その他、採用における性差別や編成数、訓練の問題
などがあります。
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今回のスカイマーク新制服の問題に限らず、JALでベテランCAを大量解雇した
問題や、契約制客室乗務員の雇い止め(解雇)問題、外航やLCCにおける有期
雇用、ANAの長く働きつづけられない勤務の実態、その他の会社でもパワハラ、
セクハラなど、様々な問題が出されています。
私たちは、これらの問題が解決されて、日本のすべての客室乗務員が健康で長く
働き続けられる職場になるよう取り組んでいます。 その事が、空の安全を守ること
につながると考えています。
(尚、SKY新制服に関する客乗連絡会の「見解」は、2月25日の当ブログに掲載
しましたので、ご覧下さい)