トルコ航空客室乗務員の裁判闘争にご支援を！

トルコ航空で乗務する１３名の客室乗務員が、１月２９日、
トルコ航空に「直接雇用」、「均等待遇」等を求め、東京
地裁に提訴しました。

現在、TEIという派遣会社から派遣（又は偽装請負）の形で
乗務しており、このTEIに対しても訴えを起こしました。

これまでの労働実態は、雇用形態の問題の他、「基本給、
最低賃金の保障が全くなし」「雇用保険・社会保険未加入」
「有給休暇は年に６日のみ」・・等、本当に酷い状況です。

彼女たちは、２月２８日で解雇との通告を受けましたが、
裁判の他、厚生労働省、国土交通省、乗客へのビラ等、
できる限りのとりくみを行い、トルコ航空客室乗務員と
して引き続き乗務出来るよう、がんばる決意です。

日本―イスタンブールの路線は日本人に人気の路線で、
乗客の９０％が日本人です。

トルコ航空は、「日本語のできるトルコ人をかわりに
乗務させる」としていますが、１分１秒を争う緊急事態
で正確な日本語で脱出誘導や適切な指示ができるのか、
安全上大きな問題といえます。

またサービス上も、高齢者の多い乗客にとって支障が出る
可能性があります。ある客室乗務員は「日本人乗務員が
いなくなるとお客様が本当にかわいそうだ」と話していますが、
これは長年乗務してきた人たちの実感だと思います。

客室乗務員連絡会は、勇気をもって立ち上がった彼女達を
全面的にバックアップし、直接雇用、待遇改善のために
一緒に取り組む決意です。

どうか皆様のあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　 　客乗連事務局

ＢＡは賃金カットを言われてるようだけど・・？

Ｃ子　　ＢＡ（英国航空）では、ロンドン―成田路線が減便に
　　　　なったので、日本人客室乗務員の賃金を５０％もカット
　　　　する提案を会社がしてるんですって？　
　　　　そんなに会社は大変なの？
　
Ａ子　　会社は、成田ベースの閉鎖もありうると脅しをかけて
　　　　たりしてるけど、１月７日の「Times」の記事によると
　　　　そんな状況は考えられない程、社長は余裕の発言をして
　　　　いるわ・・。

Ｃ子　　え～？　どんな発言？

Ａ子　　アジア、太平洋地域への旅客数の減少は、確かに大き
　　　　かったようよ。
　　　　でも、ＢＡはスペインのイベリア航空との合併協議、
　　　　アメリカンとの提携拡大など継続していて、社長は、
　　　　こう言ってるのよ・・。
　　　　「買収できる航空会社はたくさんある。これから行って
　　　　も６社くらいは買収できる。うちの会社を買ってくれと
　　　　いう電話がひっきりなしだ。わが社は、この機に乗じて
　　　　体質を転換、強化し、経済が好転したときに波に乗れる
　　　　ようにするつもりだ」・・ですって。

Ｃ子　　じゃあ、やっぱり賃金カット提案は、会社が困ってるから
　　　　しゃなくて、もっと大きい会社にするために従業員を犠牲
　　　　にしようという目論みなのね・・。

Ａ子　　働く私たちの方は、賃金が５０％になったらそれこそ大変
　　　　よね・・。

Ｃ子　　どうすれば会社の提案をはね返していけるの？

Ａ子　　やっぱり何と言っても、組合で連帯して頑張っていくこと
　　　　しか自分たちの生活を守る方法はないと思うわ・・。

Ｃ子　　ＢＡの日本人客室乗務員は、ほぼ全員が組合に入ってるの
　　　　よね。
　　　　私達も人ごとじゃないので、応援していきたいワ・・。

明けましておめでとうございます！

２００９年がスタートしました！

今年はどちらで新年をお迎えでしょうか・・？

客乗連は今年も、日本で働くすべての客室乗務員の
連帯の場として、さまざまな情報を提供し、職場の
皆さんの頑張りを応援していきたいと思っています。

今年もこのHPをよろしくお願いいたします。

（トップページの「ご挨拶」　（事務局長の新年の
　ご挨拶）　もぜひご覧ください）

　　　　　　　２００９年　１月


　　　　　　　　　　　　　　　　客室乗務員連絡会
　　　　　　　　　　　　　　　　　事務局一同より