客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

JALの不当労働行為を認定

2014-08-31 00:52:03 | TOPICS JALグループ

美里    この間の裁判で、JALの不当労働行為が認定されたって

       聞いたけど、どういうこと?

さおり   28日の判決のことね。JALが2010年にベテランのパイロット

       や客室乗務員165名の解雇を強行する直前に、組合が解雇

       の撤回を求めてスト権の投票を始めてたの。       

美里    もう4年も前になるのね・・。

さおり   その時に、支援機構の幹部が「スト権を確立したら3500億円は

       出資しない」と職場で脅しをかけたのよ。

美里    そんな事があったわね。それで乗員組合はスト権を立てられな

       かったのね。

さおり    それで組合は東京都労働委員会に訴えて、当然、その違法性

        が認められたんだけど、その後、JALはそれを不服として裁判

        に持ち込んだのよ。

美里     その判決が出て、組合側が勝ったというワケね!不当解雇撤回

        の裁判にも影響するかしら?

さおり    高裁では不当解雇を容認する判決だったけど、それはこの不当

        労働行為はないという前提だったので、その根拠が崩れたという

        ことよ。

        ベテランを職場に戻すため、引き続きみんなで頑張りましょうね 


8月に思うこと・・

2014-08-15 22:14:43 | 見解 談話 主張

JAL123便事故から29年の8月12日、この日皆で18:56分に

空港で黙とうしました。 

毎年この日は、あらためて空の安全を考える日でもあります。

会社は違っても、経験の違いはあっても、客室乗務員は毎便、

毎便、精一杯保安任務を遂行しています。 お客様の座席ベルト

や足元の荷物のチェック、ギャレイや物入れのロックの確認、

上空での異音、異臭など変わった事がないか、具合の悪い乗客

はいないか、等々、サービスに追われながらも様々なアンテナを

張りめぐらせます。 

同じように、運航乗務員も整備士も、それぞれの職場で精いっぱい

安全運航を支えている、そうした現場の努力、現場の声をどれだけ

会社は受け止めているのか・・。

「以前のJALでは、安全が利益より優先すると考える人が多かった。

今、その考えを改革している」、とアメーバ経営のすばらしさを自賛

する方の話を聞き、私たちは???と疑問符が飛び交いました。

『航空運送事業者は、輸送の安全の確保が最も重要であることを

自覚し・・』 と定められた航空法、その原点に戻る日が8月12日

のはず・・、とあらためて思いました。

また、今日は客乗連絡会が所属する事務所から近い多摩川で、花火

大会がありました。 大田区の平和都市宣言の記念の催しです。

色とりどりの花火をみんなで見ながら、航空は平和であってこその産業

との原点をふり返りました。

まだまだ暑い夏・・、皆さんも体調に気をつけてフライトして下さいね