客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

JALの再建問題には何が大切なの?

2009-10-31 22:57:02 | TOPICS JALグループ
香奈   JALが「企業再生支援機構」に支援を依頼したそうね・・。
      いよいよ私たちもリストラされるってこと?

りな子  JALがこうなった原因が、一つは、採算とれない空港を
      どんどんつくって不採算路線を押し付けたり、米国から効率
      悪い大型機を購入するよう圧力をかけたりとかの行政の責任と、
      もう一つは、ドルの先物買いなどJAL自体の放漫経営にある
      って話したよね・・。

香奈   うん、私たち現場では安全を担って頑張ってきたけど、まさか
      会社がこんなことになるなんて・・!    

りな子  組合が以前から指摘してきた問題が解決されないまま、とうとう
      ここまで来てしまったけど、国際線を多く持っている航空会社は
      世界不況や新型インフルなどの影響でどこでも経営が大変・・、
      再編やリストラの嵐よ・・。

香奈   じゃあリストラも仕方ないってこと・・?

りな子  今、私たちの職場は、契約制CAは肩たたきの不安、正社員も
      勤務がきつくなって身体をこわし休職者が増えてるでしょ?
      これ以上リストラされたらどうなると思う?

香奈   整備さんたちもみんな子会社になったって聞いたけど、どこも
      これ以上人員を減らされたら安全や健康が不安だわ・・。

りな子  国の行政や経営の責任を現場に押し付けることでは、抜本的な
      解決にはならないわ・・。

香奈   航空連やCCU組合は何て言ってるの?  

りな子  「安全運航」を基本にした再建策であることと、「公共性」を
      重視した再建策であること、そしてJALの組合敵視政策や
      人権侵害をあらためることを主張しているわ。

香奈   ちょうど今、「沈まぬ太陽」やってるわよね・・。後輩が見て
      号泣したって言ってたわ・・。

りな子  会社の基本体質が変わらなければ、本当の再建にはならないわ。
      リストラに負けず、みんなで健全なJALにしていくために
      声を上げていきましょうね・・。

香奈   わかった・・。私も肩たたきに負けずに頑張るわ・・!






 

スカイマーク客室乗務員の裁判

2009-10-19 23:53:37 | 管理人より
絵里  スカイマークの契約制客室乗務員が雇い止めになって、今
     裁判してるの知ってた?

優子  え~?解雇されたってこと? 理由は何なの?

絵里  それがね、会社の指示でスタンバイ中に、出発カウンター
     前で乗客の質問に答えたりする「ロビーサービス」を客室
     乗務員が担当するようになったんですって・・!それ
     ついて会社に意見したら、その後雇い止めになったそうよ。

優子  スタンバイ中に!? じゃあ、そのロビーサービスのあとに
     フライトがつくこともあるってこと?

絵里  そう!2~3時間もカウンター前で立ちっぱなしでその後フラ
     イトがつくこともあって疲労こんぱい・・、保安要員として
     任務を果たす自信がないと、みんなが思ってることを会社に
     言ったら、その後雇い止め、なんてひどくない? 

優子  そんなスタンバイ業務なんて前代未聞だわ・・。イザという時
     のために保安要員として乗務するということが会社はわかって
     ないんじゃないの? そんな事で雇い止めなんてひどすぎる
     ワ! 

絵里  裁判で勝利するよう、支援したいわね!スカイマークって客室
     乗務員の制服をなくし、私服で乗務させている会社ですって。
     乗員さんも私服で乗務、ジーンズでもOKだって聞いたわ。
     
優子  でも、イザという時に乗客への指示、誘導を行わなくてはいけ
     ないのに、お客様と区別がつかないなんていいのかしら・・?

絵里  乗務してると、何で私服なの?ってよく聞かれるらしいわ・・。

優子  コスト削減もここまで来ると、安全対策も心配ね。

絵里  とにかく、どこの客室乗務員も安心して乗務できるよう、この
     裁判にも勝ってほしいし、何より契約制の無権利状態を何とか
     しないとね・・。

優子  ホントだわ・・。外国のように、正社員が当たり前の職場にしたい
     わね。今期もみんなで頑張りましょう!




ノースウェスト航空客室乗務員の裁判の勝利が確定しました!

2009-10-05 15:19:27 | 管理人より
【みなさまへお知らせとお礼】

  ノースウエスト航空の客室乗務員5名が地上職に配転
  され、客室乗務員への復帰を求めて訴えていた裁判は、
  最高裁が会社の上告を棄却したため、高裁での勝利判決
  が確定しました。

  この裁判は「5名の配転は、正社員を契約制に置き換え
  ようとするもの」として2003年3月に訴えをおこし、千葉
  地裁で敗訴、その後、高裁で逆転勝訴しましたが、会社
  がこれを不服として、最高裁に上告していたものです。

  この間、5名を支える「勝利する会」が、月2回のビラ
  配布による乗客への訴え、署名、集会などに取り組み、
  この結果、2009年9月に最高裁が「会社の上告破棄」を
  決定、5名の職場復帰が確定しました。

  ご支援くださった皆様、本当にありがとうございました!

  5名はこれから、デルタとの合併に伴う訓練に入るそうで、
  張り切っています。 原告の声を一部紹介しますね・・・。

  「今までご支援していただいた方々に、深く感謝致します。
  この先は、失われた経験と知識を取り戻すために、私も
  ‘CHANGE’です」

  「長い間ご支援いただき、ありがとうございました。高裁
   判決確定の判決をいただき、私たちの配転は無意味なもの
   だったと法的に認められました。次のステップをめざし、
   今まで以上に仕事に励みたいと思います。」

  「客室乗務員の専門職制が認められ、配転問題で勝利できた
   事は、私たちの職場、業界に限らず、世間の正社員排除に
   歯止めがかかるものと信じます。皆様からの大きなご支援
   励ましに恵まれたことを心より感謝いたします。」

         航空連、客乗連からもお礼申し上げます。
         本当にありがとうございました!!