客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

ANA客室乗務員の正社員採用に関して(談話)

2013-08-20 22:24:52 | TOPICS ANAグループ

ANAは昨日、「2014年度から客室乗務員を正社員として

採用する」と発表しました。

私たち客室乗務員連絡会(客乗連)は、契約制が導入された

1994年以降、一貫して「契約制ではなく正社員としての採用を」

と訴え、国土交通省への働きかけ等を行ってきました。

今回、大手航空会社であるANAが正社員採用への切り替えに

踏み出したことは、私たちの運動の成果でもあり歓迎すべき事と

いえます。

今回のANAの決定を契機に、他社、とりわけ3年又は5年までの

有期雇用としているLCCや外航日本人客室乗務員についても、

正社員での採用に切り替えるべきと考えます。 

保安要員である客室乗務員の雇用不安をなくすことは、ものが言い

やすい職場に変わる事であり、空の安全にもかかわることです。

私たちは引き続き、安定した雇用と人間らしく働きつづけられる職場

をめざし、取り組んで行く決意です。

引きつづき皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

                           2013年8月20日
                  

                           客室乗務員連絡会                       


123便 御巣鷹山事故から28年・・・

2013-08-12 23:54:47 | 事務局より

日本航空123便御巣鷹山事故から28年が経ちました。

1985年8月12日のあの大惨事が、昨日の事のように

思い出されます。

あらためて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると

ともに、御遺族の皆様に哀悼の意を表します。

今日、日航の植木社長が慰霊登山を行い献花、また、

慰霊式の終了後、大西会長が「一便一便、総力を挙げて

運航の安全を完遂する」とあいさつしたそうです。

「運航の安全」 でふと思うのは・・・、

2010年12月、JALは、「更生計画」上の人員削減目標や

利益目標を達成したにもかかわらず、ベテランの機長や

客室乗務員165名を解雇、その後2年連続で史上最高の

営業利益を上げ、1000人以上の客室乗務員を新規採用!!

なのになぜ解雇したベテランを職場に戻さないの?と素朴な

疑問が浮かびます。

ベテランは航空会社の安全にとって不可欠な存在なのでは・・?

(コストが高いと言うなら、ANAや米国大手航空会社の方がよほど

JALよりコストが高かった!)

彼らはあの事故の後、安全運航を支えて一生懸命機内で働いて

きました。今、大変な思いをしながら裁判で頑張っています。

植木社長、大西会長、「安全」を言うなら、まず足元から実行して

ください。 ベテランを空に戻して下さい!!

                       ~2013年8月12日~