今年の大みそかはどちらでお過ごしですか？
今年もアッという間の１年間でしたネ！
LCC元年と言われ、雇用や賃金、勤務も悪くなる一方・・・
でも、あきらめる事はありませんよ！
安全第一と謳われている「航空法」や、私たちの権利を保障
している「労働基準法」、健康と安全を守るための「労働安全
衛生法」、それらの大もとになっている「憲法」、そして人間らしい
働き方を定めた「ILO条約」・・などなど、私たちの強い味方の
法律や条約があります
国内線や近距離国際線で確保しなくてはいけない「休憩時間」
すら明示されず、出社より１～２時間も早く来て調べ物をしたりの
「サービス業務（ただ働き）」、会社都合でコロコロ変わる「勤務
変更」、それに差別や嫌がらせなどの「パワハラ」・・、などなど
法律違反がたくさ～んありますね
来年は、それらを一つひとつ解決していきたいですね！
客室乗務員一人ひとりが健康で長く仕事が続けられるよう、頑張り
たいと思いますので、引き続きご意見、ご要望をお寄せくださいね。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2012年12月31日
客室乗務員連絡会 事務局より
【まいこさんからの質問】
Q 私の会社では、有休を申請するときに理由を
書かされるのですが、これってどうしても書かない
といけないんでしょうか？ 
A 年休を取得するのは労働社の権利ですから、
理由を記入する必要はありません。
これまでの最高裁の判決でも、「年次休暇の利用
目的は労基法の関知しないところであり、休暇を
どのように利用するかは、使用者の干渉を許さない
労働者の自由である、とするのが法の主旨である」
となっています。（S48．3．2 最高裁判決）
美奈 12月11日に、JALで雇い止めされた契約制CAの判決の
報告集会があったんでしょう？ どうだった？
由紀子 私も行ってきたけど、契約制など非正規の働き方の問題点
についての学習会や、他団体からも連帯の発言があって
とてもいい集会だったわ。 その中で原告が「最高裁に上告
します」って発表したのよ。
美奈 まあ、それは勇気ある決断ね！ 私たちも彼女が職場復帰
するまで支援していきたいわ！
由紀子 今、政府の「日本成長戦略」のフロンテイア部会で「これからの
日本は、非正規を基本とする」と明記されてしまって、これから
ますます簡単に解雇されるような状況になって行きそうだけど、
そうした動きに歯止めをかける意味でも、上告はすごい決断よ。
美奈 じゃあこれからも、いろいろなところに支援要請に行って頑張ら
なくちゃ！
由紀子 あと、外航やLCCの客室乗務員が3年、５年で雇い止めになってる
ところがあるけど、「保安要員に経験は必要ないのか」っていう問題
提起をしていく必要があるわね。
美奈 乗客にとっても、いつも１～３年の経験浅いCAばかりでは不安だと
思うわ。 お客様やいろいろな団体にも支援を広げて、どこの航空
会社も客室乗務員が長く働けるような環境にしていきたいわ。
由紀子 本当に！ これからも頑張りましょうね
